☆月と水星のアスペクト(オーブ±8度(セクスタイルのみ±6度))
★合(月と水星が0度)
月の感情の働きが水星の知性と結びつきます。
月が受信する漠然とした他者の感情や場のムードを、水星が明瞭に認識します。いわゆる「空気が読める人」です。
感情や気持ちを交えない知性は発動しにくいですが、人との会話能力や共感能力は高まります。
他者の感情を理解する能力に長け、自分の感情も素直に表現することから、カウンセラーや営業職、接客業などに向いているでしょう。
また、その日その時の環境を敏感に感じ取るため、環境の変化によって気分や体調が影響されがちです。
自分がいかに情緒と知性を混同しているかに気がつかないことも多いようです。
(このアスペクトをもつ有名人:辻井伸行 上戸彩)
★セクスタイル(月と水星が60度)
合の場合と同じく、月が受信する他者の感情や場のムードを、水星が明瞭に認識する能力が発達します。
ただし、異なる元素の組み合わせとなるため、ストレートな認識ではなく、独自の解釈がそこへ加わることになります。
柔軟な知性のあり方で他者や自己の感情を理解しようとすることから、ライターなどで才能を発揮します。
(このアスペクトをもつ有名人:千秋 木梨憲武)
★トライン(月と水星が120度)
月と水星が同じ元素で共鳴しあって互いを高揚させるため、自分や他者を幸せにするような言葉づかいを心がけます。
ただし、他天体がそれを裏切るようなアスペクトをもっていた場合、口で言うことと生活にはギャップが出てきます。
同じ元素で協力し合うことから、表現力がやや単調になる傾向はあります。
また他者の感情を理解して前向きな助言を与えますが、その表現は少しポジティブすぎるかもしれません。
繊細な感覚で幼児の気持ちをうまくとらえて優しい言葉をかけるのも得意でしょう。
(このアスペクトをもつ有名人:淀川長治)
★スクエア(月と水星が90度)
他者の感情へ過敏に反応する傾向があります。ただし、それは単に「気にしすぎ」であることが多いでしょう。
また、安定を求める月と退屈を嫌う水星との間で葛藤が生じるため、みずから不穏なテーマに興味を抱いては感情をかき乱してしまいます。
その心理構造が自分の外にも向けられ、他者(特に女性)の感情を逆なでする失言も多いはずです。
否定的な考えをかき立てることで月の安定志向を脅かすことは、怠惰にならないというメリットもあります。
ただ月も水星も影響する範囲は広くないので、どうしても私生活の不安定さや感情の落ち着きのなさが目立ってしまいます。
(このアスペクトをもつ有名人:横山やすし 小林よしのり 土屋アンナ)
★オポジション(月と水星が180度)
オポジションは外に向けて永続的に影響する作用です。
ここでは月と水星が互いに敏感に反応しあうため、ちょっとした感情の動きをすぐに言葉に出してしまいがちです。
かかわる相手の感情に対してもそのように反応してしまうので、余計なことを口にしてトラブルになることもあります。
また、見るもの聞くものにいちいち感情を揺らす神経質な傾向もみられます。
この性格を心理分析などの分野で生かせば、どんなことも見逃さない注意深い人物として活躍できるでしょう。
(このアスペクトをもつ有名人:太田光 木下優樹菜)