月と金星は女性を表す天体です。
男性のホロスコープでは、金星は恋人、月は妻のそれぞれイメージを表します。
女性のホロスコープでは、自分が演じる2つの女性的な行動傾向を表します。
もともと月と金星は「感じる」という人間の受動的なパターンを示します。
「リアクション」のように、それを受けてどう反応するかという行動パターンともいえるでしょう。
月が日常的で何度も繰り返される体験に対しての反応パターンであったのと比べると、金星はやや特別な体験に対する反応パターンです。
自分の好む持ち物・食べ物・生活様式、そして物質的生活の拡大に関係し、対人関係では他人への関心の抱き方・愛情の持ち方・人との交流の仕方・遊び方などに関係します。
月と金星は個人としての生活の楽しみの大きな部分をになっています。
金星はややよそ行きの楽しみで、いろんな場所に新たな楽しみを見つけてきますが、落ち着けるのは月なのです。
いずれにしても月と金星が生かされない場合、個人として生きることが楽しくなくなります。
ひとつの天体・サインの傾向がひとりの人間を覆いつくすことはありません。
性格に影響するのは自覚できるものだけでも7天体ありますし、一つあるいは少数のサインに天体が集中していたとしても、ハウスやアスペクトで性質がゆがめられる場合も多いからです。
通常は、金星や火星の性格への影響は部分的に限られますが、「結婚相手の選び方」にとっては、注目すべき重要なポイントになると思います。
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牡羊座 | 牡牛座 | 双子座 | 蟹座 |
獅子座 | 乙女座 | 天秤座 | さそり座 |
射手座 | 山羊座 | 水瓶座 | 魚座 |
派手な雰囲気を醸し出しています。
関心が外に向かい、常に新しい刺激を求め、自らの興味や欲求を周囲への遠慮なしに追求します。
新鮮さを失うと興味はすぐに別の方向に移るので、恋愛関係などには変化が多くなります。
愛情問題では新鮮な刺激を自分にも相手にも与えようとするので、インパクトのある行動をする人が多く、しばしば異性を振り回します。
人によっては、恋人とささいなことで口論になりやすい傾向もあります。
金星は牡牛座のルーラー(支配星)なので、本来の性質が十分に表われます。
金運に恵まれ、ぜいたくな趣味になりやすく、自分が手にしたものには強く執着します。
また五感の快適さ、刺激に楽しみを見いだすので、五感のいずれかあるいはすべてが発達し、優れた感覚的才能を持つことになるでしょう。
素直でのんびりした性格は多くの人から好まれますが、人見知りしやすく、初対面の人にはなじむまで時間がかかります。
恋愛ではいったん好きになった相手への気持ちはなかなか冷めることがありませんが、強い所有欲から相手を束縛することもあります。
感性が個人的好奇心に限定されるので、伝統的なものをあまり理解しません。
この感性は周りからはやや子供っぽく(安っぽく)映る場合があります。
多く社交性に恵まれますが、恋愛では相手の心をもてあそぶ傾向があり、浮気性な人も多いでしょう。
ただ、本質的には自己防衛的な面をもっていて、相手との心理的な距離をある程度保とうとします。
そのため人を心から好きになることはなかなかできません。
深い部分では変化を望まないところがあるので、いざ自分が変化しなくてはならない段階に来ると防衛心がはたらきます。
親しいものに対して常に新鮮な愛着を抱き、子供やペットとのふれあいや世話に喜びを感じます。
蟹座は同化する性質があるので、相手の気持ちに同化しようとしますが、その分拒否されると傷つきやすいです。
根がオープンではないので気持ちをストレートに表すことは少なく、周囲の人が本人の気持ちを察知するのは難しくなります。
経済が安定していないと、生きることそのものに不安を感じます。
恋愛ではどこか頼りない感じの異性にひかれ、保護者的な愛情で包もうとするでしょう。
物事をはなやかに演出する才能があり、恋愛面でもロマンティックな恋に憧れます。
大げさなほど熱烈な愛情表現で理想の恋を演出しますが、盛り上がっているのは自分だけというケースも少なくありません。
愛情にはロマンが必要で、夢のない関係には耐えられません。
他人からみて目立つ装いが得意で、たとえぜいたくでなくても魅力的に見せます。
金銭面では大胆なお金の使い方をする傾向があり、ギャンブル的なものに浪費する場合もあります。
細かいことに楽しみを感じる傾向があり、シンプルで清潔感のある美を追究します。
恋愛においては、自分の気持ちを分析しすぎてナチュラルな表現を見失い、臆病になる人が多いです。
また、理想の恋愛像を胸に描きすぎるので、現実の異性ではその条件を満たせず、つきあったとしても、満足はなかなか得られません。
相手にとっても、完全を求める乙女座気質に耐えられなくなるケースは多いです。
牡牛座とともに金星をルーラーに持つ天秤座では、金星本来の性質が十分に発揮されます。
人の気持ちを察することに長けているので、社交的な場や対人的なセンスを必要とする場で、天秤座の能力は生かされます。
人を生かすことで自分を生かすというテクニックを持っていますが、他人の目にさらされた中で自分を評価するという状況に慣れてしまい、独立心の育成が中途半端になることもあります。
恋愛では、洗練された駆け引きの方法で難なく相手を虜にする一方で、相手の言動に振り回されてしまうこともあります。
好き嫌いの差が激しく好きなことにはとことん取り組みます。
対人関係においても嫌いな人ははっきりしていて、好きな人にはまとわりつくような行動をとります。
恋愛においては、愛する限られた人と、一体感を求めて深くつきあおうとします。
異性に対する性的な情念が強いです。
また相手への所有欲から嫉妬心や猜疑心にさいなまれやすいです。
手痛い恋愛体験を通じて、所有的な愛の傾向が修正されていく場合もありますが、その体験が中途半端だとトラウマになりやすいです。
公平でフランクでありたいという自分の理念が愛情のあり方に反映され、細かいことは気にしない明るい対人関係が展開されます。
誰にでも親しげな雰囲気を作り出すことが出来ます。
気持ちを表情やアクションで表す人です。
恋愛面でも陽気なつきあいを好み、大胆に狙った獲物をものにしていきます。
ただし、射手座は上昇志向があるので「もっといい人がいるのでは」と目移りしがちであり、浮気や不倫などモラルに反する恋愛にも抵抗感がありません。
つまり、自分よりも優れた相手とつきあうことが重要です。
自然に親しむことが好きな人です。
大人びた古風な趣味に関心が高く、ファッションなども落ち着いたものを好みます。
恋愛面では、派手な愛情表現をよしとせず、愛情というものにロマンティックな幻想を抱くこともありません。
肩書や能力・収入で自分の魅力を補おうとしたり、相手についても肩書や収入を重視したりします。
いつも場にふさわしい態度を心がけているので、つい自分の性欲を抑圧する傾向があります。
抑圧的な分、性的な執着を強めることもあり、自意識を忘れるような極端な体験に走る場合もあります。
クールで近未来的なものにひかれ、斬新な発想の新製品に関心を持つ人が多いです。
恋愛や対人関係は、年齢・国籍・肩書・学歴などの世間的な規範を一切無視して、広く相手を求めますが、本人はそのことを全く気にしません。
友達から恋愛に発展するケースも多いでしょう。
相手と心理的に近づきすぎると逆に離れたくなる性質を根本的に持っています。
相手から愛情や思いやりある態度を要求されると、知らないふりをしたりするので、そういう性癖が浮気性と映ってしまうこともあります。
芸術方面に鋭い感性をもっています。
対人関係では、愛情に満たされていないと、非常に弱気になります。
求める愛情が繊細すぎるので、それを本当に満足させられる相手は現れにくいです。
愛されることに依存的になりやすく、好きでもない相手からの強引な誘惑に流されてしまうことがあります。
人の気持ちが分かりすぎるので、自分の権利を主張するのに気後れが生じ、それが誰からも踏み込まれやすい「隙」を作ることにつながるのです。