【7タイプ】信頼と開放を学ぶ
傾向:【8タイプ】が仕事上の業績を第一に考えるのに対し、【7タイプ】はより深い自己探求の手段として仕事を考えます。精神的興味を追求する資金を得るために働く、という人も多いです。
【7タイプ】は、本来豊かな感性を持っていますが、心から湧き出す感情よりも、理性の方を信頼する傾向があります。
彼らは裏切りを恐れるあまり、心の奥にある本当の感情を隠します。社交的にふるまったとしても、本当の自分はなかなか外に表わしません。
一人になれる時間や場所を大切にします。自立心が強いため、孤立する場合もしばしばですが、そういう傾向が、あらたな裏切りを引き寄せることにもなるのです。
なぜこのタイプがこれほどに心の中を大切にするかというと、「信頼とはとても深い結びつきなのだ」という信念を持っているからです。
このタイプの求める「信頼」は、ふつうの人の考えるような表面的なものではありません。
それは、一人ひとりの人間の魂を結びつける「大いなる魂」を確信した時に生まれる、自分自身と世の中・宇宙に対する根源的な信頼です。
ただ、それを得るための人生の挑戦は、簡単に克服できるものではありません。
問題点:このタイプの多くは(現世または魂の遍歴において)人に深く傷つけられた経験があり、それが心の奥底の不信感を形成しています。
まず自分を信頼することが大切ですが、自分の頭に蓄えられた知識を信じているという程度にとどまることが多いです。
あるいは自信たっぷりに行動し、他人の意見に耳を貸さないこともあります。
心を閉じる原因として「自分のことは自分で解決するのが人生だ」「必要なことはふさわしいタイミングで起こる」などの自己完結の考えに縛られている場合もあります。
指針:【7タイプ】の本当の願いは、心の中に「安らげる自分の家」を見つけることです。
それは、自分自身と内面の魂の間に完全な信頼関係を築き、「大いなる魂」と直接融合することなのです。
内面の魂を信じるとは、自分の直感を信じるということです。
そのためには、生活の中で疑問に出会った時、外界の知識にではなく、自分の中に答えを求める必要があります。
本で読み、教えられた知識以上のことを、潜在意識は知っています。
本当に自分を信頼することとは、知識ではなく、自分の肉体・感情・精神・魂から湧き出す、直感的な知恵を信じることなのです。
それが出来れば、自分が関わる他者に完全性を求める必要がなくなるので、他者に対して自然と心を開けるようになります。
信頼とは、無防備に素の自分をさらすことではありません。
内面の光を隠さずに解放し、外に輝かせることです。
本当の信頼を手に入れれば、あなた方は持ち前の洞察力を生かし、人々を導くことが出来るでしょう。