第12ハウスの支配星が入るハウス

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第12ハウスの支配星が各ハウスに入る場合の影響をあげています。

それぞれの配置にあてはまる有名人の例を、出生時刻が公表されている人の中からあげています。

カッコ内はハウスカスプのサインを表します。 たとえば、「第12ハウスの支配星が第4ハウスに入る」の有名人の例に「佐藤栄作(牡羊座)」とあれば、第12ハウスのカスプ(境界線)が牡羊座にあり、第12ハウスの支配星が火星で、火星が第4ハウスに入ることを意味します。

支配星の基本的な説明は、ハウスの支配星の流れを追う をご覧下さい。


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☆第12ハウスの支配星が第1ハウスに入る

自分の内面を見たいという深い欲求があり、意識下にあるものを探求したいという情熱がつねに湧いています。

その情熱は、他者の感情をも自分の感情であるかのように感じる鋭敏さを生み出します。そのため、周囲の意見に振り回されて優柔不断になりがちです。意思決定はひとりで行うほうが正確なことが多いでしょう。

無意識の中からむくむくと湧いてくる動機やアイデアに忠実に生きることが、最もこの人らしい個性を発揮することになります。

ただ、場の雰囲気を察してそれに沿った行動をとろうとする傾向は、当の本人には無自覚です。そのため言動には前後の脈絡が欠けがちで、まわりの人にはつかみどころのない人物という印象を与えるでしょう。

有名人の例:小向美奈子(牡羊座)、リオネル・メッシ(牡牛座)、羽生善治(天秤座)、大谷翔平(山羊座)、高倉健(水瓶座)、長嶋茂雄(水瓶座)


☆第12ハウスの支配星が第2ハウスに入る

この配置のもつエネルギーは、肯定的に用いられれば、自分の真の価値を見いだし、才能や資質を有効活用し、モノの豊かさを楽しめるようになるでしょう。否定的に用いられれば、いつも破産を心配してお金やモノが手段ではなく目的となってしまうでしょう。金銭収入に関してつねに不確実性と不透明性が付きまとい、なかなか貯蓄できないかもしれません。

心と物質が直結しているため、メンタル面での安定が収入の安定に結びつき、精神的に不安定になると、即座に経済状況に影響が及びます。内面を見つめ自己の真の欲求や価値を見出せれば、心も生活も安定するでしょう。

精神的・福祉的な行為が金銭収入に結びつきやすいので、心理療法や医療・教育・癒しなどの分野に適性があります。生来の芸術的な才能に恵まれる人も少なくありません。

有名人の例:辻井伸行(牡牛座)、藤田嗣治(天秤座)、福山雅治(山羊座)


☆第12ハウスの支配星が第3ハウスに入る

自分の内奥の思考を世界に伝えたいという欲求は、この配置が自らを表現する方法であり、多くの作家がこの配置をもっています。時としてこの人は、舞台裏で操作を行う人になります。つまり他者を通じて話をし、何らかの方法で自分の考えを伝えるのです。具体的には放送作家や漫画家、ゴースト・ライターなどがこれに該当します。

別の場合には、心理学者やカウンセラーをつくり出します。クライアントにあなたと意思疎通させるために、あなたの敏感な性質と深い洞察力を用いるのです。

3ハウスは自由のコミュニケーションの開けたハウスなので、12ハウスが示す秘密のことは公的に知られてしまうかもしれません。また、頭に浮かぶ断片的なイメージをそのまま言葉にしてしまうので、何を言っているかわからない人という印象を周囲に与えることがあります。

詩作の能力やイメージの表現能力が発達する一方で、非現実なファンタジーに没入すると学習への集中力は著しく妨げられ、単純な作業を覚えることも苦手になります。言い間違いや道に迷うなどのケアレスミスも多い傾向があります。

有名人の例:中川翔子(蟹座)、手塚治虫(獅子座)、高須光聖(天秤座)、酒井法子(山羊座)、槇原敬之(山羊座)


☆第12ハウスの支配星が第4ハウスに入る

この人は自分の時間を持ちたい、自分の居場所を持ちたいという欲求と同様に、自分自身でありたいという欲求を持っています。

鋭敏な感受性に恵まれており、以心伝心でつながり合う家族を理想に思い描きますが、実際の家族がその理想にかなうことはありません。そのため、究極の安住の地への欲求が飢餓感のように強まります。

ある人は祖国を去り、遠い異国で真のアイデンティティを確立しようとするかもしれません。ある人は宗教の世界に心の安住の地を求め、そこで家族的な関係を築こうとするかもしれません。いずれにしても、彼らは試行錯誤の結果、家の四つの壁に囲まれた表面的な安全性よりも、心理的な安全性を好むようになるでしょう。

ただ、社会活動と心理的安全性確保の両立は難しく、それができない場合は、他者に過剰な要求をしたり、家族との接触をなくして自室に引きこもったりします。

有名人の例:佐藤栄作(牡羊座)、花田虎上(蟹座)、諸星和己(蟹座)、黒澤明(天秤座)、桑田真澄(天秤座)、高橋尚子(山羊座)


☆第12ハウスの支配星が第5ハウスに入る

時代の空気感と無意識に共鳴して、そのノリに合わせた自己表現をするため、基本的には人気者になりやすい人物です。ただし、世の中の暗い面に共鳴してしまい、他者に理解されない過激な言動をとってしまうこともあります。常識を超越した生き方を試みますが、それは夢を捨てずに生きていく子供のような心からきています。

創造性やイマジネーションは表舞台で発揮されるというよりは、舞台裏で発揮されることが多いでしょう。映画監督や著述家などに多く見られる配置です。

この配置をもつ人は、秘密の恋愛をすることがあります。それを秘密にしておくことが出来るかは、チャート全体の状況によります。

支配星がよく統合されていない場合は、恋愛にオクテになる場合もあります。ロマンチックな関わり合いが苦手で、そのかわりにスポーツや仕事などにエネルギーを用います。

子供に対しては、理想を求めすぎて失望するかもしれません。あるいは、血縁関係のない子供を育てることもあります。

有名人の例:高岡早紀(双子座)、堀江貴文(双子座)、田中裕二(獅子座)、三島由紀夫(獅子座)、梅宮アンナ(山羊座)、ピーター(水瓶座)


☆第12ハウスの支配星が第6ハウスに入る

無意識からの直観的な判断に従って働きます。感情の管理が健康の秘訣となります。

支配星が非常に緊張を生み出していると、エネルギーを統合し、それを肯定的な方法で用いるために、仕事や趣味を見いだす必要があります。そうしないと病気になってしまうからです。

また、支配星に多くのアスペクトが絡む場合などは、自分の内面と向き合うことから逃げるために、忙しく働こうとするかもしれません。仕事や様々な活動に追われているにもかかわらず、自分自身の深刻な問題は手つかずという矛盾した状況になることがよくあります。

一方で、支配星がチャートの中であまり強力ではない場合、自分に合う仕事はないと決め若くして引退してしまうか、生きて行くに十分な仕事のみをして、残りの時間をより深い問題を追求するために費やすことがあります。それは、病人やハンディキャップを負った人の世話をすることに関わるかもしれません。

この配置をもつ人は、医療関係などで社会問題の解決のために働いたり、人の嫌がるような仕事につくことがあります。

有名人の例:小室哲哉(牡牛座)、森進一(蟹座)、松下幸之助(さそり座)


☆第12ハウスの支配星が第7ハウスに入る

自分自身を理解するためのカギはパートナーにあります。パートナーが鏡のようになって、自分のニーズを映し出すこともあります。

特殊な条件に置かれた結婚生活、あるいはハンディのある相手との結婚になるかもしれません。相手のハンディをあえて無視することで、魂と魂の融合を図ろうとするのです。相手との間で、深い魂の交流や完全な奉仕精神を実現する可能性があります。

世間的な約束事には従わない、ふたりだけの特殊な交流方法をする場合もあります。

パートナーとの関係性は支配星の性質によって変わりがちです。土星や冥王星が関連すれば、パートナーシップは存在の深いところにまで到達し、死によってのみその結びつきが破られることになります。より陽気なあるいは気まぐれな天体が12ハウスを支配するならば、正反対の結果が生まれるかもしれません。

有名人の例:山田詠美(蟹座)、松田聖子(獅子座)、太宰治(さそり座)、堀ちえみ(射手座)、大沢樹生(水瓶座)、貴乃花光司(魚座)


☆第12ハウスの支配星が第8ハウスに入る

夢、瞑想、占いによる無意識との接触体験が強い影響を与え、人生を一変させます。しかし、あまりに広大な無意識世界からの影響は、この人を混沌状態に引き込むため、実際性を維持するのは困難となります。他者の感情に傷ついたり、かき乱されたりしやすい傾向もあり、それが原因で自暴自棄となってしまうこともあります。

体外離脱体験やそれに似た影響により、人格や価値観が変容することもあります。薬物が誘発するトリップは自己の変容を錯覚しやすいので、この配置をもつ人は薬物に魅力を感じやすいといえます。

遺産に関してトラブルや悲しみが生じることもありますが、一方では、遺産相続によってさらに深い内面的欲求や願望を探求できる可能性があります。

隠れた源泉から、あるいは反社会的集団のような秘密組織から支援を受ける可能性があります。

宗教やスピリチュアルの分野で権威者になる人もいます。

有名人の例: ASKA(双子座)、鏡リュウジ(双子座)、田中角栄(獅子座)、明石家さんま(射手座)、浅田真央(射手座)、安室奈美恵(水瓶座)、黒沢かずこ(水瓶座)、山口もえ(水瓶座)、大島美幸(魚座)、野口光(魚座)、浜崎あゆみ(魚座)、松井秀喜(魚座)


☆第12ハウスの支配星が第9ハウスに入る

内的性質の多くは宗教や哲学、超意識状態を通じて見いだされるでしょう。

しばしば潜在意識による洞察を得ることができ、抽象的・哲学的な難しい事柄を理解できます。学問的な探求のために自室や図書館から出てこないような時期もあるでしょう。しかし抽象的な概念を他者に説明することには困難を覚え、また、自己流の偏った思想にも陥りがちです。

未開の地を開拓するために、辺境の地に赴くことが多く、海外での救済活動やボランティアに参加する人もいます。

一方で、海外において、あるいは法律・宗教に関してトラブルが発生する可能性もあります。

有名人の例: 大泉洋(蟹座)、藤原紀香(乙女座)、菅野美穂(天秤座)、大野智(射手座)、おすぎ(射手座)、中村中(水瓶座)


☆第12ハウスの支配星が第10ハウスに入る

仕事が12ハウスを指向したものになりやすいでしょう。医療、介護、聖職、癒し、福祉、芸術、舞台裏の仕事、夢(ファンタジー)を与える仕事などで成功する可能性があります。

そして仕事によって目的や内面の安定感も得られるでしょう。地道で規則的な生き方をし、社会的な地位を獲得することで、多くの問題が解決されます。

しかしこのことが、かえって自分自身に向き合うことを先送りする言い訳にもなりがちです。個人的な問題を解決するよりも、他にすべきことがあり過ぎるとこの人は言い訳をするでしょう。そのため、自我を確立するためには大きな苦労と努力を要するかもしれません。

また、この配置をもつ人は秘密の行為を隠し通せないかもしれません。彼らが隠しておこうとすること(12ハウス)は、コミュニティの共通の知識(10ハウス)になりやすいのです。世間体にこだわって、経歴を偽ったりごまかしたりするケースもまれに見られます。

有名人の例: さだまさし(牡牛座)、加山雄三(双子座)、淀川長治(双子座)、北杜夫(蟹座)、桐野夏生(天秤座)、後藤真希(天秤座)、イチロー(さそり座)、奥菜恵(さそり座)、尾崎豊(さそり座)、手越祐也(山羊座)


☆第12ハウスの支配星が第11ハウスに入る

この人の目的や願望(11ハウス)は、隠されているか謎である(12ハウス)可能性があります。

そして自己を内省するために、また真の願望に出会うために、友人が重要なポイントとなります。

言葉ではなく深い心の交流を友人に求めるため、相手の気持ちを察するのが早いでしょう。理想を友人と分かち合い、死や時代を超えた友情を夢見ます。またインターネット上の交流で友人を得る人も多いはずです。

支配星が海王星の場合、あるいは支配星に困難なアスペクトがある場合は、都合の良いときだけ近づいてくるような友人に注意が必要です。

この人は秘密組織のような大きな組織のために、舞台裏で操作する人物になる可能性があります。少なくとも、社会からは隠された秘密のネットワークを持っているかもしれません。

別の観点では、秘密裏に行う交渉の達人になる可能性があります。

有名人の例: 美空ひばり(牡牛座)、安倍晋三(蟹座)、よしもとばなな(獅子座)、スギちゃん(乙女座)


☆第12ハウスの支配星が第12ハウスに入る

この配置を持つ人には生来の強さが与えられていて、必要とするときにはいつでもエネルギーを汲み上げることができます。必ずしも自分の潜在意識のモチベーションや欲求を理解する必要はありませんが、それをさとった時には何をすべきかが本能的にわかるのです。

これは12ハウスの支配星の中でもっとも直観的な配置の一つであり、様々な分野でインスピレーションや信仰を見いだしていくことが可能です。

しかし支配星のエネルギーは、肯定的に用いるよりも否定的に用いるほうが容易な場合があります。

この配置の人は現実世界を拒絶して閉じこもりやすいでしょう。永遠に成長することのない幼児のような純粋な魂であるため、社会的な規範を受け入れにくいのです。

この人が社会活動をするためには、ひとりでいる時間や環境を十分に確保し、現実から逃避できる趣味などを持つ必要があります。

有名人の例:葛西紀明(双子座)、草彅剛(双子座)、稲葉浩志(乙女座)、長谷部誠(射手座)、木梨憲武(山羊座)、徳永英明(山羊座)、バラク・オバマ(山羊座)

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