第11ハウスの支配星が入るハウス

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第11ハウスの支配星が各ハウスに入る場合の影響をあげています。

それぞれの配置にあてはまる有名人の例を、出生時刻が公表されている人の中からあげています。

カッコ内はハウスカスプのサインを表します。 たとえば、「第11ハウスの支配星が第3ハウスに入る」の有名人の例に「堀江貴文(牡牛座)」とあれば、第11ハウスのカスプ(境界線)が牡牛座にあり、第11ハウスの支配星が金星で、金星が第3ハウスに入ることを意味します。

支配星の基本的な説明は、ハウスの支配星の流れを追う をご覧下さい。


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☆第11ハウスの支配星が第1ハウスに入る

この配置をもつ人は、友人が重要な意味をもちます。友人と一緒に行動することには心からの喜びを感じるでしょう。友人や尊敬できる人の意見が、自分の生き方を決定するときの大きなよりどころとなります。

本質的にかなり目的思考であるので、目的を見失うことはめったにありません。若い時期に人生の道を選ぶことが多く、たとえ時間がかかったとしても、干渉されることなく着実に前に進んでいきます。

平等意識が強く、それを基本に自分の活動する領分を決めるので、無謀な主張はしないように見えます。しかし困難なアスペクトがあると、自分の機知や外交性、長所を生かせばチャンスが開けることを学ぶまで、他者にいばり散らす傾向があります。

また、もし支配星が海王星で、かつ強力なアスペクトをもっていれば、誤った方向に導く日和見的な友人から自分を守るべきでしょう。

有名人の例:広末涼子(蟹座)、二谷友里恵(乙女座)、ひろゆき(乙女座)、青木さやか(射手座)、木梨憲武(射手座)、横山やすし(水瓶座)


☆第11ハウスの支配星が第2ハウスに入る

人生のある時期に友人と仕事をすることになる可能性があります。公共指向が強く、公共への奉仕が結果的に自分のメリットになることも多いでしょう。

また、大きな組織のために働くことで、生計を立てるかもしれません。11ハウスは議会を表すため、政府関連の仕事を進める可能性もあります。未来に対する危機的な意識や、幅広い情報から、生活の安定をつくり出すための新しい工夫を見つけ出します。支配星が木星・海王星などであれば、宗教的な集団・慈善的な組織に関わる可能性もあります。

一方で、この人は金銭への執着心が希薄なため、全然働かないかもしれません。また、この人の価値体系は、関わる人々に完全に依存しているかもしれません。チャートの他の要素がそれを裏付けるならば、仲間によって簡単に影響され自己の価値観、才能、資質を発展させたいという欲求を持つでしょう。

有名人の例:草彅剛(牡羊座)、諸星和己(双子座)、杉田かおる(乙女座)、田中真紀子(乙女座)、大沢樹生(山羊座)、西川きよし(水瓶座)


☆第11ハウスの支配星が第3ハウスに入る

近隣や学友、日常的な知り合いから友人を選ぶ傾向が強くなります。支配星のアスペクトが困難でなければ、一般に兄弟姉妹と仲がよく、人生を通じて良好な関係を維持するでしょう。

目的や野心は旅行やコミュニケーション、あるいはスポーツと関連しているかもしれません。

ひとりで生きていくために必要な技能や知識に、大きな価値観を見いだします。世界中のどこでも通用するような普遍的な技能を身につけようとするでしょう。実際にも何をやらせても器用にこなす傾向があります。

自分と異なる考えの持ち主に数多く触れることで、知識や知性の偏りを均等にならしたいと考えます。ただし、常識を嫌って、あえてエキセントリックな考え方をする人もいるでしょう。

有名人の例: 堀江貴文(牡牛座)、安倍晋三(双子座)、若田光一(蟹座)、上祐史浩(乙女座)、新庄剛志(山羊座)


☆第11ハウスの支配星が第4ハウスに入る

共通の趣味や好みを持ち、共感できる友人と末永くつきあっていくことに心の安らぎを見いだします。

その友人とは家族ぐるみのつきあいとなることもあり、一方で自分の家族とは友人感覚の関係になりやすいでしょう。

自分の未来の理想は古い規範の中から選択され、気持ちのうえで共感できるものでないと、どんな新しい概念も受け入れられません。

願望や目的は、直接的に家や家庭・財産・不動産を所有することと関連しているかもしれません。

多くの場合親が、この人に目的を成就するように駆り立てています。

有名人の例: いしだ壱成(双子座)、桑田真澄(乙女座)、中森明菜(射手座)、美空ひばり(魚座)


☆第11ハウスの支配星が第5ハウスに入る

同じことに感動し喜びを分かち合える友達がいることで、満足感が大きく広がるでしょう。友情を求める気持ちが強いため、相手が自分に友情を感じてくれるように、友達への気配りに専念します。とくに支配星がチャートの中でよく統合されていれば、友人を本当に愛し、またその愛情は報いられるでしょう。

劇団やバンドなどグループでの創作活動に熱中する人も多く、その中で異性との友情が恋愛に発展するケースも少なくありません。

目的や願望は、スポーツや創造的な分野、エンターテインメントの分野と関係しているかもしれません。

もし支配星のアスペクトが困難なものでなければ、子供が幸福をもたらしてくれます。自分の社交的な生活が、子供と関連していることもよくあります(PTA活動など)。

有名人の例: さだまさし(牡羊座)、片岡安祐美(牡牛座)、花田虎上(双子座)、岩崎恭子(蟹座)、田中角栄(蟹座)、和泉元彌(天秤座)、小泉今日子(射手座)


☆第11ハウスの支配星が第6ハウスに入る

この人は、自分自身や自己の奉仕を無私で与えることに情熱を持っています。慈善団体や青年協力隊などに従事することが多く、時間とエネルギーを他者を助けるために差し出します。

そのほかある資格で、たとえば公務員として政府のためにはたらく人も多いでしょう。純粋にお金のためにはたらくことが苦手なため、公共性の高い仕事につくことを希望します。公共性が高い仕事であれば、レストランや交通機関なども含まれるでしょう。

組織に対する作用が強いため、支配星のアスペクトが強力であれば、組織に対して尊大に振る舞うこともあります。

コンピューターやインターネット関連や、あるいはフリーランスの仕事をする人も多いでしょう。友人の影響やその援助によって仕事を選ぶ人もいます。

有名人の例: 小泉純一郎(双子座)、松下幸之助(さそり座)、所ジョージ(射手座)、中田英寿(水瓶座)、野口光(水瓶座)


☆第11ハウスの支配星が第7ハウスに入る

未来の理想的な生き方を探り出そうとすることが、結婚生活における一対一の親密な感情を育てにくくします。多くの人との共同精神を実現するための訓練をしていて、いかなる関係を継続するのにも、友愛の精神が常に重要となります。

友好的な精神的風土に基づいて関係を持つことができるパートナーを求めます。この人にとっては、パートナーとの等しいギブ・アンド・テイクは非常に重要です。しかし支配星が天王星・冥王星・火星の場合はギブとテイクの比率が2対8か8対2になることがあります。

友人は友人以上の価値を持ち、人生の方針を決定するときに強い影響力を持ちます。異性の友人であれば結婚に至る可能性もあります。

友人たちに、世界で最も重要な人々であると感じさせる能力をもっています。

有名人の例: 林真理子(牡羊座)、IKKO(牡牛座)、薬師丸ひろ子(天秤座)、吹石一恵(山羊座)、大島美幸(水瓶座)、浜崎あゆみ(水瓶座)


☆第11ハウスの支配星が第8ハウスに入る

友人とともに始める行為やグループ活動は、今後の運命に大きな影響をもたらします。友人との関係は、決して縁の切れない長いつきあいとなる傾向があります。

この人にとって友情は非常に重要で、親密な人々からの支援を求めます。もし支配星が好ましいアスペクトを持っていれば、彼らは可能なあらゆる方法でこの人を支援するでしょう。もし月・金星・火星・冥王星が関連していれば、愛を受け取りたいという欲求は、性的な関係に強く依存したものかもしれません。

非常に困難なアスペクトがあれば、何らかの手段によって、自分の社会的地位から根こそぎ追い立てられる可能性があります。あるいは、最高の友人だと思っていた人々からの無慈悲な悪口や批判の犠牲者になるかもしれません。これらの試練ををうまく扱うことを学ぶまで、この人は仲間に利用されるでしょう。特にチャートの中に他者に非常に依存するという他の要素が示されている人は、友人や知り合いとの関わりには慎重さが必要です。連帯保証人になることには気をつけた方がいいでしょう。

有名人の例: 奥菜恵(天秤座)、堀ちえみ(さそり座)、倖田來未(山羊座)、土屋アンナ(山羊座)、小向美奈子(魚座)


☆第11ハウスの支配星が第9ハウスに入る

この人は同じ価値観を持つ友人や、道徳的・倫理的原理を分かち合える友人を求めるでしょう。相手と議論したり意見交換することが、友情を深めるカギだと考えています。

自由と平等に対する理想的なビジョンがあり、狭い考えに縛られることを嫌います。出版物やメディアで自分の理想を発表しようとします。目的や希望はよい教育を受けることに向けられていて、法律の仕事や聖職者にも興味を感じるかもしれません。

国際的な感性を養う目的で、外国からの友人を持ったり、出生地を遠く離れて海外の文化や異国の生活を体験したりします。友人と一緒に旅行することも多いでしょう。

有名人の例: 大泉洋(牡牛座)、藤井隆(双子座)、上戸彩(天秤座)、小泉進次郎(さそり座)、荒川静香(射手座)、高橋真麻(射手座)


☆第11ハウスの支配星が第10ハウスに入る

硬直化した社会に斬新な未来ビジョンを与えることに才能を発揮します。自由を保つ生き方が、この人の社会的な地位を確保するのに役立つでしょう。企業や組織に属さないにもかかわらず、アドバイザーや顧問のような立場で、生計を立てられる場合があります。

自分や他者の自由と独立性を確保するために働く傾向があり、会社員として労働組合の活動に力を注ぐような人もいるでしょう。

職業は、何らかの形で政府と関連したものとなる可能性があります。経営コンサルタントや広告、インターネットなど、会社などの改革を支援する仕事にも適性があります。

仕事の分野で自分を支援してくれると感じる人を友人に選びます。エネルギーが肯定的に用いられれば、友人や知人は、この人が成功の階段をのぼるのを助けるために、わざわざ寄り道をしてくれるでしょう。そして、この人も友人の希望や願望の達成を支援するでしょう。

支配星に強力なアスペクトがあると、頂点に昇りつめるが予期せぬ環境の変化のため再び落ちてしまうこともあります。

有名人の例: 辻井伸行(牡羊座)、加山雄三(牡牛座)、小林よしのり(蟹座)、田村裕(乙女座)、石橋貴明(天秤座)


☆第11ハウスの支配星が第11ハウスに入る

もし、支配星のアスペクトが刺激すれば、目的に到達することに強い決意を持つでしょう。そうでない場合は、ふらふらして夢の中にいるような人生を送るかもしれません。

自由・平等・博愛などを過剰に強調します。公平であることを強調するあまり、無意識に偏見を持っていることに自分で気がつかないことがあります。

市民活動やサークル活動などに本業よりも力を入れる可能性がありますが、それは他のことには役立たないでしょう。

友人は人生において重要な役割を演じ、この人は友人と強く同一化します。かなり社交的で博愛的で、いつも金銭的か時間的に、善なる目的に貢献するよう依頼されているはずです。アスペクトによりますが、世間の物議を醸すような人や風変わりな人に引かれる可能性があります。

有名人の例: 藤本美貴(牡羊座)、北杜夫(牡牛座)、黒柳徹子(牡羊座)、スギちゃん(獅子座)、安達祐実(乙女座)、梅宮アンナ(射手座)、高倉健(山羊座)


☆第11ハウスの支配星が第12ハウスに入る

この人の目的や目標は、医療分野や調査研究や何らかの舞台裏の仕事に関連しているかもしれません。

隔離された友人との関係に、精神的な満足を感じる傾向があります。SNSなどで多くの友人を作っているかもしれません。友情を理想化し、神聖視する傾向がありますが、実際に会う友人には失望することが少なくありません。

あるいは芸術や詩作品などを楽しむうちに、作者と精神的交流をし、それが人格形成に役立つことがあります。

支配星に強力なアスペクトがある場合は、友人をあまり慎重に選ばないかもしれません。友人たちはこの人を騙そうとするか、この人の地位を妬みに思うかもしれません。

社交的な人であっても、日々充電し直し、自分の内面と向き合う時間がおそらく必要になるでしょう。

有名人の例:川島和正(双子座)、三島由紀夫(蟹座)、郷ひろみ(天秤座)、徳永英明(射手座)

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