☆金星と土星のアスペクト(オーブ±6度(セクスタイルのみ±4度))
★合(金星と土星が0度)
恋愛感情そのものを抱くことが少なく、恋愛には消極的になりやすいアスペクトです。
結婚は遅れやすく、結婚に至る場合はお見合いなどの出会いで結ばれることが多いです。
若い女性を象徴する金星と、老人を象徴する土星が重なるため、恋愛傾向としては、女性は年長の男性を好み、男性は落ち着いた雰囲気の女性を好む傾向があります。
若いうちから資格や技術を身につけようとする人が多いです。
★セクスタイル(金星と土星が60度)
★トライン(金星と土星が120度)
この2つのアスペクトの性質は似ています。
セクスタイルの方がより人為的に、トラインの方がより生来的に身につけた性質です。
金星の愛情面や趣味の面で、土星的なまじめさや実利を重んじる性質が発揮されます。
対人関係では、功利的な考えがはたらき意味のない付き合いはしないので、交際範囲は狭いでしょう。
恋愛においては、いったん好きになった相手には強い忠誠心を示します。女性の場合は貞操観念が強いです。
そして、双方の家族から付き合いを認めてもらうことを望み、公の目から隠れた交際などは好みません。
★スクエア(金星と土星が90度)
愛情を表す金星に土星の抑制力が効き過ぎるので、地味で無愛想なキャラクターになることが多いかもしれません。
また恋愛関係では、土星の実利性が強く影響するために、打算的あるいは束縛的な傾向が現れます。
愛情表現と嫉妬の区別がつかず、相手の行動を厳格に制限しようとします。男性の場合は相手の心をお金でコントロールするようなこともあるでしょう。
これらの傾向は年をとるにつれ緩和されていきます。
★オポジション(金星と土星が180度)
土星は厳格さを表す天体ですが、金星とアスペクトをとった場合、きまじめさが身に付きます。
他人の言動を深刻に受け止めすぎる傾向、冗談を冗談として受け流せない傾向は、自らを傷つけることにもつながり、金星―土星のアスペクト全体になんらかの被害者意識が生まれます。
特にオポジションでは自己実現の表現が外に向かうので、うまくいきそうにない相手ばかりを好きになるという自虐的な人も現れます。ただ、恋愛の基調として打算的・束縛的になりがちなのはスクエアと同じです。
また、このアスペクトでは男女を問わず、恋愛より仕事という傾向が強まります。
そのほか恋愛よりも趣味という人も多く、その場合は古典的な芸術方面に傾倒する場合が多いです。