【1のタイプ】 創造力の化身
傾向:このタイプのアイデンティティは「創造力」であり、クリエイティブな表現をあらゆる領域で発揮できる資質を備えています。
その反面、創造性の欠如を致命的に恐れ、それを人に指摘されるのを極端に嫌います。
問題点:「創造力」が自分の「生命線」だという強迫観念があるため、その喪失を恐れ、不安感にさいなまれます。
その反動として自己防衛能力がはたらき、失敗したり馬鹿にされないように、過度に自信を装ったり、競争を避けたり逆に他人に挑むような振る舞いをします。
不安感は、経済的な不安として金銭への執着に変質する場合があります。
また、自分の能力に疑いを抱いて他人への依頼心を発展させる場合がありますが、本来一匹狼的な性質を持つこのタイプは内面の葛藤を引き起こします。
他人に認められたいという欲求や絶え間ない不安が、【1タイプ】の創造エネルギーを抑圧する場合もあります。
そしてそのエネルギーはアルコールやタバコ、薬物、セックスなどにはけ口を求めます。
しかしそうして発散できている場合はまだ良く、押し殺される状態が続くと精神的・身体的変調として現れます。
指針:運動はエネルギーを整える働きがあるので、エネルギーが横溢するこのタイプは他人よりも多くの運動が必要です。
もともと自然を好む傾向がありますので、動植物を愛でたり、散歩などを通じて自然にふれたりすることで、気持ちが清められ、癒やされる効果があります。
潜在能力を発揮する為には、まず「創造性」と「技術」の違いを知る必要があります。
創造性とは、従来の価値観を打ち壊し、新しい領域を切り開くことです。「技術」の習得には誰でも時間がかかり、習い始めは苦労するものです。
しかし【1タイプ】はそこで大きく落ち込み、技術の未熟を才能の欠如と思い込みあきらめる場合が多いのです。
そこで自信を保ち続け、「技術」を向上させていけば、「創造性」を最大限に生かせます。
また潜在意識に対して敏感なので、望ましい状況や理想、そこに至る行動を明確にイメージするだけで、活動エネルギーを引き出すことができるでしょう。