牡羊座の金星をもつ人の恋愛のスタイル

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牡羊座・金星の人は自分の限界や前例の有無を無視して行動するために、ときには手痛い失敗をすることもあります。

後の年齢域になってから金星期の若気の至りを後悔するのは、牡羊座・金星の人に多いでしょう。

また、恋愛に限りませんが手を出したことをすぐに放棄して、違うことを始める人が多いです。

これは牡羊座が宝を求めて彷徨するサインだからです。

牡羊座の宝は目に見えるものではなく、直観的に「コレだ」と閃いたもの。そのため行動があてずっぽうになりやすく、周囲からはあぶなっかしい人と思われがちです。


牡羊座・金星の恋愛はアグレッシブで大胆です。

恋心に火がついたら手練手管なんて面倒なことは考えません。相手に恋人がいようといまいとお構いなしで、ストレートに気持ちをぶつけます。

愛とは奪うもの、勝ち取るものという恋愛観をもちやすいのです。それが行き過ぎて不倫などの無謀な恋に自ら飛び込んでしまう人もいるでしょう。

ただ牡羊座・金星の恋はどちらかというと熱しやすく醒めやすいものです。恋の炎をたぎらせて夢中になっているときだけが恋愛。その火が消えてしまえば、それはすでに思い出になっている…。


一方で、とても臆病で恋愛に尻込みしてしまう牡羊座・金星の人もいます。

臆病であっても、熱しやすく醒めやすい性質は一緒なので、ひとたび恋に落ちれば、他の牡羊座タイプと同じような道を辿りやすいでしょう。


大胆な牡羊座、臆病な牡羊座。

このようにひとつの愛を長続きさせられないのは、実は牡羊座ヴィ—ナスの強気さの奥に潜む自信のなさの表れです。勝ち負けというわかりやすい形でなら自分を奮い立たせることができても、本音のかかわり合いによって生まれる「複雑さ」は苦手。感情のやりとりを面倒に感じたり安定した関係を刺激のないものとして捉えてしまうのは、それを克服したり維持したりする自信がまだないからです。

逆に世話焼きやプレゼント攻勢、過剰奉仕によって相手の承認が欲しくて顔色をうかがってばかりいる牡羊座の人もいます。ここに「相手に認めてもらわなければ、自分を好きになれない」という依存傾向の恋愛観があります。

そんな牡羊座のあなたにまず必要なのは、相手を好きになる前に自分を好きになること。相手との関係のなかで自分を見つけようとすると臆病になりがちなので、まずは自分のなかで自分を好きになることです。自分を愛せなければ相手も愛せません。相手へ奉仕する前に、直感に従って自分に奉仕して、自分自身を豊かにしていくことです。


次に、恋愛を通して新しい自分を見つける喜びを見出しましょう。「こんなことしてみたい」と新しいインスピレーションが湧き起こったとき、新しい自分が生まれます。

あなたのインスピレーションは相手が気がついていない魅力や才能も見つけることが出来るので、「新しい相手」を発掘、開拓してあげましょう。それは手ごたえだけを求め結局はむなしさで終わる恋を重ねるより、ずっと充実感のある快感です。たとえば、二人でスリルと刺激に満ちた趣味を持ってみたり、初めてのことにチャレンジできるように、相手をあちこちに引っぱり出してあげたりなど。


またあなたが本当にやるべきは、相手を鍛えようとすることではありません。相手が頑張れるように、自分の勇気と前向きなエネルギーで満たしてあげることなのです。相手が落ち込んでいれば努めて明るいム—ドで勇気づけ、やる気を奮い立たせるように導くこと。相手にも自分自身を好きになれる方法を教えてあげること。こうして相手を支えられるようになったら、きっと相手はあなたに愛情を向けてくれるでしょう。


逆行の牡羊座・金星の場合は、愛情に対する支配欲が弱まり、自分のなかで思い詰める傾向が強まります。


〔牡羊座・金星の、太陽期(26才~35才)への移行〕

☆太陽が水瓶座の人

金星期と太陽期への切り替え時期にも大きな落ち込みはありません。

金星期に見つけた自分の趣味・趣向を大切にして、太陽期では同じ好みや考え方を持つ人々と交流することで、自分の世界が大きく広がります。

社会の古い慣習に従った生き方に反発する気持ちが目覚めますが、その気持ちは尊重するべきです。

金星期の粗削りさを残しつつも、先進性と楽しさに満ちた人になるでしょう。


☆太陽が魚座の人

金星期までは少し世間知らずだった人が多いかもしれません。

太陽期にはなかば意図的に、非常識な生き方に傾倒する可能性があります。

世間が重んじる名誉や成功には目もくれず、自分がいいと思う感性に従って趣味の世界で風流に生きるでしょう。

自分の好みを貫くことで、独自の個性を発達させることができます。


☆太陽が牡羊座の人

金星期も太陽期も同じ牡羊座の影響を受けるため、基本的な部分は変わりません。

挑戦意欲も衰えませんし、先が見えてくると放棄したくなる性質もそのままです。

大人らしい思慮分別がなかなか身につかないことに不安を感じるかもしれません。でもそれがこの人の生きる道なのですから、居直ったほうが良いでしょう。

結果が保証されていなくても、持ち前の冒険心に従って未知のテーマに取り組むと、成果を出せるようになります。


☆太陽が牡牛座の人

金星期と太陽期で人生の方向性が逆転するでしょう。

金星期までは冒険心旺盛だった人も、太陽期からは世間の流れに歩調を合わせて、確かなものを身につけて役に立つ人になろうとします。

不安定になりがちだった精神面も、根気がついてきて落ち着きを覚えます。

金星期までに興味のあったものの中からこれなら負けないというテーマを選び、追求すると好結果が生まれるでしょう。


☆太陽が双子座の人

金星期と太陽期の移行にもあまり違和感はないでしょう。

スタイルは異なりますが、興味をもつことをあわただしく追い求めるという共通点があります。

太陽期には、ライバルの存在に敏感になり、自分が置かれている環境や立場をより理解するようになります。

また才能を伸ばしたいという意欲が強まるため、ライバルを意識しながらも関心事に全ての精力を傾けるでしょう。

神経の消耗も激しくなるので注意が必要です。

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