12サインの基本

スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket

12サインは元素によって4つのグループに分類されます。

赤色のサインは火のサインといいます。情熱をあらわします。それに続く緑色のサインは地のサインといいます。実際性を重んじるサイン群です。

黄色のサインは風のサインです。情報やコミュニケーションをあらわします。青色のサインは水のサインです。感情や情動をあらわします。

火・地・風・水のグループ分けを4元素といいます。


12サインは様式によって3つのグループに分類されます。

サインの3様式は行動と時間の流れをあらわします。

活動サインは構築を求めます。
固定サインは定着を求めます。
柔軟サインは変化を求めます。

活動・固定・柔軟のグループ分けを3様式といいます。


それぞれのサインにはルーラー(支配星)と身体の対応箇所があります。 支配星はサインと関係の深い天体です。

12サイン基本性質

※3様式→3宮、固定サイン→不動サインともいいます。

対応身体はサインの性質に似た機能を持つ箇所です。
たとえば「ピンときた」というときに、頭を連想しますが、頭はあらゆる局面で直感的な判断をする牡羊座に対応します。
また腸は身体に入ってきたものを排出する器官ですが、腸は汚れたものを排出して清潔さにしようとする乙女座に対応します。


牡羊座から反時計回りに並ぶ星座には人間性の発達に関する物語が秘められています。牡羊座から乙女座までの前半は「個人の育成期」、天秤座から魚座までの後半は「社会性の育成期」と見ることが出来ます。


☆牡羊座
春分点から始まる30度の領域の牡羊座は、「新しく始まる」ということを体現するサインです。
火のサインである牡羊座は存在の発祥なので、火を燃やし続けることに自分の使命を感じ、それが、意味があってもなくても、考えるよりもまず行動するという牡羊座の行動原理になりました。まず行動する、という牡羊座の性質は直感的で本能的な判断力を発達させました。しかし、新たにスタートラインに立つわけですから、経験的な自我に乏しく、それは牡羊座に特有の不安感・不全感として表れました。牡羊座の人はどんなにすぐれた成果を上げていても、それに心から満足することはできません。自分のやっていることへの不安・不満が、さらに次のチャレンジへと駆り立てていくのです。


☆牡牛座
牡牛座は地の固定サインで、身体そのものを表します。
動き続けさまよい続けた牡羊座は、身体性を身につけ安心します。そこで牡羊座の火の力は、身体性の持つ資質、五感を活性化させます。
牡牛座の人は五感を発達させ、美意識を高めていきます。牡牛座に天体をもつ人は生まれつきの優れた身体的資質を持っています。
また、常に動きの中にある牡羊座を身体性に封じ込めようとするのに忙しく、他人の都合を考える余裕はありません。それが牡牛座のわがままさや強欲さ、対人より対物という傾向を形作ります。
信じられるものは自分の実感だけということが多く、実感として納得してはじめて動き出すという遅さや頑固さが牡牛座の特徴です。
頑固さは、良い面では一つのことを続ける為の持久力につながります。
苦手な面では、世の中の変化になかなかついていけず、いきおい新しい情報よりも、古いものに関心が向くようになります。


☆双子座
牡羊座からはじまった個人の育成期は双子座でひとまずの区切りを迎えます。社会性の発達にはまだまだですが、2つのサインを経て個人としての可能性を最大限に拡張しようとします。
関心は多方面におよび、いろいろなことにチャレンジしようとするのが双子座の人です。ただ、牡牛座の経験を経ているので、牡羊座のような無鉄砲な行動に走ることはなく、個体化された個人を自覚した上で、外界への好奇心を持ちます。
個体への自覚が出来上がっているために、他者との競争意識も双子座には現れてきます。他者は意識するのですが、次の蟹座で経験する共同意識や集団的な共感にまでは至っていません。そのため、平気で他者を裏切ったりすることもあります。
蟹座では、個人がどこに帰属するかという帰属意識が芽生えてきますが、手前の双子座では個人としての可能性の追求に夢中で、帰属意識などを考えるのは苦手であり、不快を感じます。集団性や慣習などを軽視する人も多いでしょう。
また、あまりにも個人の可能性に意識が集まるので、それが否定的に傾いたとき、神経不安が表れます。これは牡羊座の不安感とは少し性質が違います。牡牛座の身体感覚を経てはいるのですが、あまりにも外界に意識が行ってしまったために、自分がどこに根拠を置いていいのかわからなくなり、不安になるのです。


☆蟹座
蟹座から獅子座、乙女座へとつながるステップはこれまでの個性の拡張を抑え、集団の中での個人の位置づけを模索していく段階です。
双子座で限界まで追求した個人の発達は、蟹座において安定へと向けられ、替わりに人間性の育成へと興味の対象が移ります。そもそも個人の中だけで感情や情操の育成は出来ないため、集団への意識が強化されていきます。
蟹座は水の活動サインであり、共感する相手を求めて、みずから積極的に働きかけていきます。活動サインである為にとどまることを知らず、特別なきっかけがなくても情感があふれ出し、共通性(共感)の拡大を続けるのが蟹座の人です。対応身体である胃は、異物感のあるものを溶かして、吸収できる形まで均質化しようとする、蟹座の性質を良く表しています。
ただし、共通化・均質化をすすめる蟹座が挫折した場合、自分の考えを相手に強引に押し付けたり、それも出来なくて相手を排除したりという性質が現われます。
個人的な自由は蟹座において影をひそめ、次の獅子座・乙女座へと人間性の育成を進めていくのです。


☆獅子座
火のサインでありながら、固定サインでもある獅子座は、支配星の太陽や対応身体の心臓のように中心的な役割で堂々のポジションを維持したいという衝動を持っています。
蟹座で芽生えた集団的な意識を維持はするのですが、水のサインであった蟹座がどこまでも協調的であったのとは対照的に、火の特徴である自己劇化を踏まえた上での集団意識です。
つまり、たとえ小さな集団であっても、自分が創造主となって、グループの組織や仕組みを再構築したいという気持ちを常に抱いています。
自分中心の世界観では、他者との温度差が生まれたり、浮かれた存在になりがちなのですが、特別な存在と思われることを望む獅子座にとっては、それはむしろ普通な環境なのです。
創造性を発揮でき、自分が中心となって集団を統率できるような場所が与えられた場合、獅子座の人は生きる喜びを感じます。しかし、あまりにも周囲から理解されず、自分で指揮を執る場を与えられなかった場合、内向的になり、いじけてしまう傾向があります。
しかし孤立や挫折から立ち直る場合でも、獅子座の場合は受け身的な学習ではなく、自分が作るという創造の行為によって自信を高めていく必要があります。


☆乙女座
6(6番目のサイン)という数字は、ふたつの三角形が向き合う六芒星✡に象徴されます。これは自己と他者の相対において個が表現されている状態を意味します。
乙女座は前半の個人の育成過程の最後であり、蟹座・獅子座・乙女座と続いた人間性の育成過程の最後でもあります。それらの成果を、地のサインらしくはっきり目に見える形に落とし込もうとします。
前半の個人の育成過程の総仕上げとしては、個人の生き方を完全にしたいという意思があり、それは健康管理や生活管理といった形で表れます。強い防衛心を持っていますが、それも心理面での管理ともいえるのです。
蟹座からの人間性(情操)育成過程では、獅子座のような自己中心的な管理・運営を継承する一方で、同じ女性サイン(偶数サイン)の蟹座の集団意識をより尊重します。つまり、一般性を超えない範囲ならば、自己を創造的に表現してよいという条件が付けられることになります。社会の一般通念を超えてはいけないという自己規制つきの行動意識が、乙女座に特有の羞恥心などを作り出します。
また6の相対的な反応が出てくるために、自分が所属する業種や地域性に没入しやすく、その状況を客観的に自覚できにくくなります。細かいことに鋭い判断力・分析力を発揮できても、大枠のことはなかなかわからず、大枠の判断はだれかの規準に従うことになります。


☆天秤座
後半の「社会性の育成」のサイクルが天秤座から始まります。天秤座以降は、まったく素性も感性も異なる人とどうやって交流するか、その中でどうやって自分を生かすか、その可能性を探求していきます。
天秤座は風のサインですから、注意力が拡散していきます。活動サインでもあるので、受動的に、風にさらわれるような広がり方ではなく、自ら注意力を向けて、自分の理解力や環境適応力を発達させようとします。相手のちょっとした言動にも敏感に反応し、即座に対応しようとするのです。
個人の育成の1番目であり同じ活動サインである牡羊座に似て、自分の姿を固定することなく可能性を模索し続けます。その対象がいろいろな人の比較であったり、自分との比較であったりするためにこのサインは「天秤」に象徴されるのです。一人の人との関係をずっと続けるのはやや苦手です。
また、いろいろな人の意見に耳を傾けていると、何が正しいかわからなくなるので、全ての人に共通した部分を見つけようという動きが現われて来ます。
普遍的な知恵を志向するのも天秤座の特徴で、天秤座の後半では、自分と関わる一人ひとりの意見には振り回されなくなる傾向があります。
ただ普遍性や共通性を求める性質が過ぎると、優柔不断や八方美人な態度として表れ、理想は持っているけれど行動が伴わないなどのマイナスに作用する場合があります。


☆さそり座
固定サインは直前のサインで獲得した性質を定着させようとします。
さそり座は、天秤座で出会った素性も感性も異なる人との深い一体化を求めます。水のサインでもあるので、心(情感)の中で定着させようとします。
まったく異なる人間同士がずっと一緒にいることで、両者ともに変化していきますが、その変革の意義を味わうのがさそり座なのです。
誰かと深く関わるためには、個人が持つ防衛心の殻を一度破らなくてはなりません。その作用が強く働きすぎると、他者への過剰介入になり、常軌を逸した行動になる場合があります。また、さそり座は水のサインなので他者と融合しやすく、依存の関係に陥りやすいということも出来ます。
それは自分に欠けたものを他者と融合することで得ようとする姿勢です。これは必ずしも恋愛の相手とは限らず、グループや企業、国家、ひいては死者の意思ということもあります。
水(情感)のサインは地(形あるもの)のサインとうまくかみ合うので、水は地を引き寄せることが出来ます。情によって金品を引き寄せるというのはさそり座の得意な方法です。ただ、感情面で従属する替わりに金品を受け取る形になるので、その獲得は必ずしも幸運というわけではありません。


☆射手座
水や地の元素にみられた一個人の等身大の生き方に対して、火の元素は常に超越した要素を持ち込もうという衝動を抱えています。
天秤座からはじまった社会的な人格の育成過程では、天秤座で身につけた個人との社会的な関係を、さそり座では定着させ、共同体や国家などの集団的な固まりにまで広げました。
射手座はさそり座の生き方を超越し、集団に対して超然と立ち向かう個人の力を、強めようとします。
牡羊座や獅子座でもそうであったように、等身大の個にはとどまらない、誇大妄想的な超然たる生き方が火のサインの信条であり、社会的行動における、批判、攻撃、バトルなどは、火の射手座にとっては自らを元気にする行為なのです。
また柔軟サインなので、相手により自分を変化させるもの(スポーツなど)を好みます。対戦形式のスポーツに熱中することは、射手座の理想にかなっています。
誕生数のところで見たように、9という数字は一桁の自然数で成り立つコスモスの完成を示します。射手座の視野は広がっていき、思想や哲学、宗教といった、大きな集団性に関係した分野で活躍することも多いです。


☆山羊座
12サインの後半サイクル「社会性の育成」のさらに後半部分はこれまで培ってきたものを完全に定着させようとする段階で、「総合的完成」の過程ともいえます。数字でいうと、1の数字は10において完成します。
地のサインである山羊座は目に見える具体的な場所に自己の力を注ぎ込もうとします。具体的な場所とは、地域社会や業界、職場のことです。大きな夢を持って、個性豊かに活躍するというよりは、自分の属する共同体に対して休むことなく働きかけ、計画し、新たな業績を作り上げるのが山羊座です。
脱個性の傾向は、蟹座と同じように集団性を重んじるためです。突飛な個性や行きすぎた才能はもたず、適度に凡庸です。これは集団性に同化したいがゆえに、個人の能力を発達させすぎないという意志に由来します。
山羊座のキーワードでは、規律正しい・義務に忠実・責任感があるなどの社会性を示すものが並びます。これは現実的な、目の前にある、今ココという社会です。その点で、山羊座は一般に言われる因習的というよりは、むしろ現代的な感覚を備えています。その現代性は、やはり集団的な主観性からもたらされる為、現代のような経済社会においては、経済感覚にも秀でているということになります。


☆水瓶座
自分が属している社会という枠に閉じ込められていた山羊座の性質は、風のサインの水瓶座によって開放されます。
水瓶座は、今ココという時空間に縛られていた山羊座の集団的価値観を逃れ、どこでも通用するような普遍的な価値を探し求めます。それは風のサインの特徴である、知性や流通性による結びつきを強めるもので、空間的な枠組みは取り払われます。
空間的というのは、国籍とか立場とか、年齢・性別などの身体性に基づくものです。それを度外視するということは、意志の共鳴による結びつきを重んじる態度になります。共鳴というのは共時性ですから、空間的つながりから時間的なつながりへ、水瓶座は意識を広げたのです。
地域性を越えたという点で、テレビやマスコミ、情報産業、コンピュータなどの分野も水瓶座の得意分野です。
この共時性の生き方をはじめると、空間性すなわち身体性に基づく個性を重視することが出来なくなるので、自分の能力を共時性のネットワークの産物と考えるようになり、自分を歯車のひとつに過ぎないとみなす傾向があります。
水瓶座はユニークさ・発明の才というキーワードで語られることが多いのですが、水瓶座の深層部にはむしろ非個性的で普遍的なものになろうとする主観があるのです。12サインの最終局面にきて、(水瓶座にとっての)普遍性志向があまりにも先進的なため、相対的に他の人にとってはユニークに映るのです。


☆魚座
空間的な集団意識に縛られていた山羊座の性質から、水瓶座の、どこにでも通用するような時間共鳴の意識への変容を受けて、魚座は人間の意識を空間にも時間にもとらわれないものへと結晶化させようとします。
水のサインというのは心理・魂・心霊を表しています。魚座は環境に左右されない独立した魂の意識に昇華していくサインと考えることが出来ます。
山羊座が属していた空間的な集団意識から水瓶座は独立しました。
水瓶座は空間を超えて、共感によってネットワークを広げる時間共鳴の意識を発達させますが、魚座はそこからも独立します。
12サインの最終形である魚座は、自分を縛ることになるような、こだわりの要素がほとんどない、変幻自在の境地を手に入れたことになります。
水、柔軟サインである魚座は、融合を本性とし、しかしその融合に影響されす、すぐに離れてしまいます。融合する水のサインでありながら、いかなるものにも囚われず生きようとするためには、いろんな雑多な影響をすべて混ぜるしかありません。そのために魚座の人は、さまざまな価値観の中で混乱してしまうことがあります。

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

人を見る目を養うサイト