第9ハウスの支配星が入るハウス

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第9ハウスの支配星が各ハウスに入る場合の影響をあげています。

それぞれの配置にあてはまる有名人の例を、出生時刻が公表されている人の中からあげています。

カッコ内はハウスカスプのサインを表します。 たとえば、「第9ハウスの支配星が第11ハウスに入る」の有名人の例に「若田光一(牡牛座)」とあれば、第9ハウスのカスプ(境界線)が牡牛座にあり、第9ハウスの支配星が金星で、金星が第11ハウスに入ることを意味します。

支配星の基本的な説明は、ハウスの支配星の流れを追う をご覧下さい。


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☆第9ハウスの支配星が第1ハウスに入る

精神的で抽象的な価値観の中に自分を置き、現実的な生活者としての自分を自覚しないところがあります。

開拓者精神にあふれた行動をとりますが、その一方で日常的な細かいことにはほとんど意識が向かないでしょう。

自分という存在も精神的な主張の道具のひとつと見なす傾向があり、自分の中の卑小な部分には目を向けたがりません。身だしなみや動作が大ざっぱになりやすく、落ち着きのない人も多いでしょう。

この人は自分自身の哲学を、出会う人々に伝えることを躊躇しないタイプです。優れた教育を受けることを求め、自らの思想を教え広める生き方を選ぶかもしれません。

スポーツに関心を持ち、エネルギーが統合された場合は何らかのスポーツで秀でる可能性があります。

また法律関係の仕事につく人もいますが、支配星が困難なアスペクトをもつ場合は法律の問題を引き起こすかもしれません。

有名人の例:諸星和己(牡羊座)、尾崎豊(獅子座)、おすぎ(乙女座)、ピーコ(乙女座)、荒川静香(天秤座)、北杜夫(魚座)


☆第9ハウスの支配星が第2ハウスに入る

学ぶこと、考えること、出版や知識が収入源になりやすいでしょう。あるいは、旅行・貿易・通訳・教育・宗教を通じて生計を立てるかもしれません。支配星が木星の場合は宗教に関係することが多いでしょう。

この人の哲学は実利主義的なものであるか、あるいは自分の理論や概念を裏付けるためには気前よくお金を使うか、どちらかであることを、この配置は示しています。

自分の考え方に強く固執する傾向が現れると、知識面での新陳代謝が起こりにくくなります。ただ、守りの姿勢に傾斜した思想になりがちだということを自覚すれば、問題はないはずです。

この人の旅行の多くは、ビジネスの名目のもとで行われるでしょう。そして旅費の大半は払い戻されるか、税金控除の対象に考慮されることになるでしょう。

収入の増加を常に望み、外国為替取引などに興味を示す人もいます。

有名人の例:田中裕二(牡羊座)、なべやかん(牡牛座)、桐野夏生(蟹座)、錦織圭(乙女座)、林真理子(山羊座)


☆第9ハウスの支配星が第3ハウスに入る

教師や著述業としての適性が最も高い配置といえます。なぜなら、考えを表す9ハウスとコミュニケーションを表す3ハウスが結びついているからです。

抽象的あるいは精神的な考えを表現する際に、具体的で細かいデータを引き合いに出すことがうまいため、各種のプレゼンテーション資料の作成にもその才能を発揮します。

物事を多角的に考えようとする姿勢をもっていて、自分とは異なる考えに対しても耳を貸すことができます。

多くの場合旅行好きで、旅行業に携わる人も多いでしょう。

この配置をもつ人は伝道師になることが多いでしょう。自分の信じることを伝える必要があるのです。特に遠くにいる人々に。それは宗教や法律に関する問題かもしれません。

有名人の例:大江麻理子(牡牛座)、上祐史浩(双子座)、山田五郎(双子座)、田村裕(蟹座)、薬丸裕英(獅子座)、小泉進次郎(乙女座)


☆第9ハウスの支配星が第4ハウスに入る

人生のある期間を海外で生活するかもしれません。外国の文化や人々や出来事に深い関心を持ち、異なった興味を抱く人々とうまくやっていく傾向があります。

海外からの影響や特定の宗教・思想が浸透した家庭環境で育つことが多いでしょう。そして本人もまた、精神的・宗教的な信念を通じて、理想的な家庭環境や住居を形成しようと努力します。心の結びつきや温かさをもっとも重視した思想を、家庭で実現しようとするのです。

支配星のアスペクトによっては、法律的な困難を経験するかもしれません。法律に従わないために拘束された状態で生きる可能性も、わずかながらあります。

有名人の例:安達祐実(蟹座)、浜崎あゆみ(射手座)、鈴木紗理奈(山羊座)、中田英寿(山羊座)、葛西紀明(水瓶座)、野茂英雄(水瓶座)、ASKA(魚座)


☆第9ハウスの支配星が第5ハウスに入る

物事をさまざまな角度から考えて、オリジナルな新しい考え方を編み出すことに喜びを感じます。音楽や映画や著述における創造的な努力を通じて、自分自身の哲学を打ち立てる人もいます。

未知の物事を学ぶことや考えることがそのまま遊びとなるため、基本的には読書好きでしょう。論理的な推理力を要するゲームや外国映画も好みます。また、海外のマイナーな観光地へ旅行する人も多いでしょう。

自分を生かすには、完全に自由で勝手にできる立場を必要とするため、ときには謙虚さが足りないようにも見えます。

9ハウスが示す宗教・哲学・出版のほか、音楽・映画・スポーツなどの分野でも才能を発揮する可能性があります。

有名人の例:高橋尚子(天秤座)、高倉健(さそり座)、野口光(山羊座)、IKKO(魚座)、大泉洋(魚座)、堀江貴文(魚座)


☆第9ハウスの支配星が第6ハウスに入る

抽象性ゆえの実用性の欠如という、9ハウスの特徴を嫌います。なにを考えるにしても、思考法は実用的で実際的でなくてはならないと感じています。つまり、法則性が明確にされた思想だけを信じるのです。

その思想はつねに簡単で実行しやすいもので、深く深遠であることはまれで、しばしばユーモアを帯びています。

彼らは教師、講演者として働くか、貿易や長距離移動に関係するかもしれません。

他人のアドバイスにはめったに従わない一方で、自己管理をしたくても、その方針がなかなか定まらない傾向があります。大ざっぱな面と細かい面が極端な傾向もあります。

有名人の例:明石家さんま(乙女座)、松村潔(さそり座)、西川きよし(射手座)、大久保嘉人(水瓶座)


☆第9ハウスの支配星が第7ハウスに入る

パートナーか自分のいずれかが、相手に自分の信念や宗教、考えを強要します。理想的な共同生活を送るためには、意見を多く交換する必要があります。

あるいは、同じ宗教や思想を信じる人や同じ背景をもつ人を配偶者に選ぶ場合もあります。基本的には自分の価値観を分かち合えるパートナーをもつことが重要ですが、支配星が天王星・冥王星・火星であれば、故意に自分とは全く異なる思想を持つ人を選ぶかもしれません。

いずれにしても相手の考え方には常に新鮮な興味を抱くでしょう。

パートナーの家族・親戚との社交が活発になることもあり、外国人のパートナーを求めるケースもあります。彼らとうまくやっていけるかどうかは、支配星のアスペクトによります。

この配置をもつ人は、立法や法の執行や、あるいは法を破るといったことで法律に関わる可能性があります。

有名人の例:田中角栄(牡牛座)、太宰治(獅子座)、大沢樹生(さそり座)、バラク・オバマ(さそり座)、山口百恵(さそり座)、小室哲哉(山羊座)


☆第9ハウスの支配星が第8ハウスに入る

この世と死後の世界の深い神秘に興味をもち、人生哲学が形而上学やオカルトと結びつくことが多いでしょう。

真実を知りたいがために墓を暴くような強い探究心を持ち、いったん興味をもつと解明するまで、それにこだわり続けます。

簡単には物事を信じず、何か裏があるのではないかと突き詰めようとする姿勢もみられるため、調査・研究などの分野に適性があるといえます。

きわめて直観的で知覚力があるため、霊界と同調できるような人もいるかもしれません。

支配星がよく統合されていれば、内なる声にしたがって、正確に決断を下すことができ、最善の道を選ぶことができるでしょう。

有名人の例:村山聖(双子座)、船越英一郎(蟹座)、奥菜恵(獅子座)、倖田來未(さそり座)、内村航平(山羊座)


☆第9ハウスの支配星が第9ハウスに入る

精神性や可能性の拡大・発展のイメージに取りつかれていて、精神活動の停滞を避けようとします。

多くは楽観的な人生観の持ち主で、壮大な夢を抱きますが、その現実性が考慮されているとは限りません。

何か高尚なことを考えている一方で、日常生活はおろそかになりがちであり、周囲からは夢想家と見られているかもしれません。

自分の考えに固執して自閉的になるか、他人に自分の考えを押しつけるか、どちらかになるでしょう。

この配置をもつ人は、傑出した教師になる可能性があります。支配星が水星・天王星・海王星・月であるならは、特にあてはまります。生徒のマインドに同調し、彼らの波長で交流するでしょう。

あるいは、つねに征服すべき新たな世界を求める旅行者や探検家になるかもしれません。

一方では、何らかのかたちで法律と関わる可能性もあります。

有名人の例:小泉純一郎(牡羊座)、田村淳(牡羊座)、藤原紀香(双子座)、浅田真央(乙女座)、長嶋茂雄(射手座)、佐藤栄作(山羊座)


☆第9ハウスの支配星が第10ハウスに入る

仕事において安易に現状に満足することなく、上昇志向を持ち続けます。自分の信念や考え方を公に発表することで、地位を獲得していきます。そのため、学習能力がとても大切なキーワードになります。実際にも仕事を覚えるのが速く、プレゼンテーション能力も高い人が多いようです。

旅行、貿易、翻訳、教育、政治、スポーツ、芸能などに関する分野で成功する可能性があります。もしチャートの他の要素が支持するならば、大使、外交官、大使館員として活躍できるでしょう。また、この人の思想が政府に影響を及ぼし、世界の政治に重要な役割を果たすかもしれません。

支配星が水星・木星・太陽・月のいずれかであれば、ある分野の仕事で成功を収め、その分野で他者を導くことになるでしょう。

人によっては転職が多くなったり、地位や収入がランクダウンしたりすることもあります。

有名人の例:黒柳徹子(双子座)、小林麻耶(双子座)、黒澤明(蟹座)、田中真紀子(蟹座)、ひろゆき(蟹座)、高橋真麻(天秤座)、所ジョージ(天秤座)


☆第9ハウスの支配星が第11ハウスに入る

友人の多くは同じ背景や境遇をもち、人生観も同じです。アスペクトによっては異なる見解を持つ友人を選びます。インターナショナルな感性の持ち主であるため、外国人の友人をもつ人も少なくありません。

思想的な集まりやサークルへ参加することで、たくさんの友人とつきあうでしょう。多くの人との意見交換を通じて、理想主義的な願望が芽生えます。

友人は、特定の考えに安住しようとするこの人の姿勢を否定します。結果として、自己の客観視を強いられ、公平な考えの持ち主になります。

このエネルギーが適切に利用されれば、政府のために働く策略家、外交家となります。別のレベルでは、政治の世界に入るために、自分の法律的な専門知識を活かすことになるでしょう。

エネルギーが生産的に用いられなければ、パーティーや社交の場を渡り歩くことで、才能を浪費するかもしれません。あるいは友人とあちらこちらを旅をし、業績はあげられないかもしれません。

有名人の例:羽生善治(双子座)、若田光一(牡牛座)、イチロー(獅子座)、松下幸之助(乙女座)、長谷部誠(天秤座)


☆第9ハウスの支配星が第12ハウスに入る

宇宙的な思想や、絶えず多様に拡大され、単純には説明できない複雑な考え方に引きつけられます。

人生観は、自分自身のもっとも深い感情や確信から引き出して構築されます。自己の信念を形成するために、外的な影響から取り入れる必要はないと感じています。

しかしエネルギーがチャートの中で統合されていなければ、自己の指針や信仰について迷い、自分が誰なのかを見いだすために占いや精神分析に時間を費やすでしょう。現実の日常生活には意識が向かわないかもしれません。

どんなに外向的、社交的、あるいは軽薄にさえに見える人物であっても、この人の性質には、隠されている部分、自制されている部分があります。

哲学・オカルト・形而上学的な知識を学ぶために遠方の地へ旅するかもしれません。つねに追求者であり、生が提供するすべてのことを学びたいと思っているのです。

有名人の例:小林よしのり(牡羊座)、DAIGO(牡羊座)、郷ひろみ(蟹座)、酒井法子(天秤座)、松井秀喜(射手座)

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