第10ハウスの支配星が入るハウス

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第10ハウスの支配星が各ハウスに入る場合の影響をあげています。

それぞれの配置にあてはまる有名人の例を、出生時刻が公表されている人の中からあげています。

カッコ内はハウスカスプのサインを表します。 たとえば、「第10ハウスの支配星が第5ハウスに入る」の有名人の例に「加山雄三(牡羊座)」とあれば、第10ハウスのカスプが牡羊座にあり、支配星が火星で、火星が第5ハウスに入ることを意味します。

支配星の基本的な説明は、ハウスの支配星の流れを追う をご覧下さい。


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☆第10ハウスの支配星が第1ハウスに入る

人生において何をするにしても、自分から努力することが求められるでしょう。誰かの世話になりその後をついて行くかもしれませんが、自分の欲求を満足させるためには結局は自分で行わなければなりません。

母親あるいは父親の強い影響下で人格形成された結果、多少古い社会的常識に染められた生き方を好むようになります。社会的な状況と切り離して、純粋な個人の動機を見いだすことはなかなか困難です。また、常識的な行動をとろうとするあまり、抑圧的にもなりがちです。

通常は、この人は脚光を浴びたいと考えるはずです。ポテンシャルを最高に発揮するためにはかなりの個人的努力が必要とされるので、あまりに自己中心的になり過ぎないように注意が必要です。

有名人の例:永作博美(双子座)、及川光博(双子座)、なべやかん(双子座)、二谷友里恵(獅子座)、aiko(射手座)、木梨憲武(射手座)


☆第10ハウスの支配星が第2ハウスに入る

金銭を得る機会は、仕事を通して得られます。基本的には、実用的でお金のもうかる仕事を求めるでしょう。

収入の多寡や重要性は、支配星がチャートの中でどの程度強力か、あるいはアスペクトがいかに統合されているかによります。あなたの価値や才能は、選んだ職業の中で重要な役割を果たします。

仕事の目的は個人の生活を充足するためであることが多いので、仕事で私生活を犠牲にすることはありません。また、仕事上で危険なチャレンジをすることを嫌います。

余分なお金は貯蓄へ回しますが、必要とあれば仕事への先行投資も惜しみません。地位が高くなるにつれて収入は増加するでしょう。

有名人の例:深田恭子(双子座)、藤田嗣治(獅子座)、佐々木主浩(天秤座)、錦織圭(天秤座)、横山やすし(山羊座)、倉田真由美(山羊座)


☆第10ハウスの支配星が第3ハウスに入る

自己を表現したいという欲求を強く感じるため、この人の職業はある種のコミュニケーション形態を含むでしょう。

有名人においても、誰か他の人の意見や感情を演じる俳優にはこの配置は多く見られず、自分自身の態度をある形を通じて表現できる立場であることが多いようです。

つねに公的な意見を述べられるように自分を訓練するので、建て前しかいわない人だと思われることもあります。

社会的成功に役立つような実際的な知識に興味を示し、比較的短期間でそのようなスキルを身につけるでしょう。また子供の頃から落ち着いた言動を見せる人も多いはずです。

この配置の影響は、かなりの距離移動を要する仕事に就くという形で現れることもあります。

有名人の例:堀江貴文(牡羊座)、安倍晋三(牡牛座)、渡辺満里奈(双子座)、織田裕二(双子座)、青木裕子(獅子座)、菊川怜(乙女座)、薬丸裕英(乙女座)、小泉進次郎(天秤座)


☆第10ハウスの支配星が第4ハウスに入る

これは作家や、家で仕事をする人に多い配置です。

農業や建築、地質、不動産のように地球や土地に関連した仕事に就くことも多いです。故国への愛を示すことができるところで、何かに従事しようと決意するかもしれません。

別のパターンでは、親と一緒に働いたり親の仕事を引き継いだりという形で、この配置の影響が現れます。格式のある家に生まれ育つか、厳格な両親のもとで育ち、古風で常識的な家庭観が形成されます。そのため、土地や家庭環境にしばられた仕事に就きやすいでしょう。

家族のために仕事を放棄することもあります。

有名人の例:角田光代(牡羊座)、花田虎上(牡羊座)、手塚治虫(牡牛座)、いしだ壱成(牡牛座)、三島由紀夫(双子座)、高倉健(射手座)、長嶋一茂(水瓶座)


☆第10ハウスの支配星が第5ハウスに入る

レジャー産業や映画、演劇、歌などを仕事にする人の多くが、この配置をもっています。彼らは生来の才能と創造性を仕事に向けようとします。

仕事で成果を上げたり社会的なステイタスを獲得したりすることが自分の楽しみにもなるので、そのための努力に専念できます。

趣味が仕事になることも多く、5ハウスに関係する分野の仕事ができれば満足感を得られるでしょう。しかし他人の押しつける要求には応えようとしないため、職業適性はやや限られます。

また、本人は5ハウス的な仕事をしないかわりに、ステージママのようになって子供の仕事を支援する場合もあります。

女性の場合、仕事のできる男性にあこがれる傾向があります。

有名人の例:加山雄三(牡羊座)、高井麻巳子(牡牛座)、森進一(牡牛座)、黒澤明(獅子座)、ほしのあき(獅子座)、浜崎あゆみ(山羊座)、野茂英雄(魚座)、さだまさし(魚座)


☆第10ハウスの支配星が第6ハウスに入る

自分が就くべき職業のイメージが先にあり、そのヴィジョンに従って働ける人です。つまり、労働がプロとしてのキャリア形成にダイレクトにつながっているのです。

自分の欲求とは異なる他者の要求に従うことがなく、誰の批判にも影響を受けないため、野心を着実に形にしていけます。

仕事面では日ごとに多忙になり、無理な要求もこなさなくてはならなくなるでしょう。過労により体調を崩す可能性があります。

また6ハウスは健康のハウスでもあるので、医療や衛生、栄養などの分野に携わる人も多いです。政府や警察、軍事に関連する仕事に就く人もいます。

有名人の例:ASKA(牡羊座)、小泉純一郎(牡牛座)、松田聖子(双子座)、黒柳徹子(蟹座)、明石家さんま(天秤座)、鬼束ちひろ(山羊座)、大久保嘉人(魚座)


☆第10ハウスの支配星が第7ハウスに入る

とても公的な職業に就くか、パートナーが重要な意味をもつ仕事に就く可能性があります。あるいは、仕事において結婚相手が重要な役割を果たすでしょう。

社会活動においては、自分あるいはパートナーが目立つ活躍をするために、一方が裏方に回る必要が出てくるかもしれません。

他者との共同作業などによって仕事がうまく回転するため、一人ではなかなか成功しにくいでしょう。

この配置をもつ人は、社会的な成功に役立つような結婚をしようとします。社会的地位を利用して結婚相手を見つけることが多いでしょう。

男性の場合良妻賢母型の女性を選び、女性の場合社会的地位の高い男性を選ぼうとする傾向があります。

かなり年上の男性と結婚するケースもあり、また上司のすすめで見合い結婚をする人もいます。

この配置の影響は、一対一を基本として人と接する仕事に就く、という形で現れる場合もあります。カウンセラーやセールスマンとして成功する人も多いでしょう。

有名人の例:大泉洋(牡羊座)、森祇晶(牡牛座)、稲葉浩志(蟹座)、和泉元彌(乙女座)、国生さゆり(さそり座)、三浦友和(さそり座)、香椎由宇(水瓶座)


☆第10ハウスの支配星が第8ハウスに入る

周囲に迎合しない、独自の経歴を歩みます。

自我の確立には多くの個人的な紆余曲折があり、別の人格形成をした他者を理解するには時間がかかります。

孤独で孤立した人生を送る傾向が、いつのまにかこの人の大きな才能を育む結果になるでしょう。

血縁や人脈などを頼りにして仕事につく人も多く、表の顔と裏の顔を使い分けながらキャリアを積み上げていくでしょう。社会の表舞台で活躍するよりも、その裏側で権力を握ることにあこがれる人もいます。

支配星のアスペクトが困難でなければ、パートナーや大衆から、あるいはスポンサーから支援や支持、バックアップを受けるでしょう。脚本家や俳優、政治家などに多く見られる配置です。

この人は生活のために働く必要がないことも多いでしょう。配偶者の金銭が、二人が生活していくに十分なものであるか、パートナーが亡くなり、社会的な地位を維持するに十分な金銭を残してくれるため、仕事は一種の慈善事業になっているかもしれません。

また、美やセックスアピールを売り物にする仕事に就く可能性もあります。

有名人の例:片岡安祐美(牡羊座)、田中角栄(双子座)、長澤まさみ(獅子座)、吉木りさ(乙女座)、梅宮アンナ(さそり座)、高橋尚子(さそり座)、福山雅治(さそり座)、大谷翔平(射手座)、吹石一恵(射手座)、中村中(山羊座)


☆第10ハウスの支配星が第9ハウスに入る

自我の欲求は人生哲学に染められていて、自分の考えや理想を曲げることはめったにないでしょう。宗教が重要な役割を演じることもあります(特に10ハウスカスプが山羊座で9ハウスカスプが射手座の場合)。

教養豊かで高い理性の持ち主ですが、常識にとらわれて応用性に欠けた思考となってしまいがちです。

地位が手に入るにつれて、自分に関わる人に信念や信条を押しつける傾向が現れてきます。

9ハウスは高等教育のハウスなので、大学教授やあらゆるレベルの教師によく見られる配置です。以前に成功を収めた分野で教えることが多くなるかもしれません。出版で成功する可能性もあります。

また9ハウスが表す旅行が重要な意味をもつようになります。CAなど、多く旅行をするような仕事を選ぶかもしれません。

有名人の例:鏡リュウジ(牡羊座)、浅田真央(天秤座、)荒川静香(さそり座)、長谷部誠(さそり座)、石橋貴明(さそり座)、山口百恵(射手座)


☆第10ハウスの支配星が第10ハウスに入る

人生のほとんどは、自分が誰で、何を考え、何ができるのか、何を成し遂げようとしているかを、自分自身と他者に証明したいという欲求に駆られて過ごすことになります。その方法は人それぞれですが、社会的な地位や権威を得ることに対しては、大きな野望を抱く場合が多いでしょう。

職業に対する姿勢は官僚のような性質で、限られた環境で目的を実現することに大きな価値を感じます。

与えられた役割に対しては忠実に取り組み、公的生活と私生活の区切りははっきりと分離させます。

10ハウスは両親の一方をあらわすため、仕事の取り組み方について、両親どちらかの影響を強く受けているでしょう。この人は家族の仕事を引き継ぎ、両親の足跡をたどる後継者であるかもしれません。

あるいは両親が離婚した場合には、父または母がいなくともできるということを、いない親に示すために人生を費やすケースもあります。

有名人の例:上原浩治(牡牛座)、太田光(牡牛座)、篠原涼子(獅子座)、安達祐実(獅子座)、松坂大輔(獅子座)、上戸彩(乙女座)、野尻佳孝(射手座)、IMARU(さそり座)


☆第10ハウスの支配星が第11ハウスに入る

職業や社会的な立場は非常に集団指向的になります。あらゆる種類の組織やグループに属する仕事をする多くの人がこの配置をもっています。政治家や公共団体に適した能力といえそうです。

保守的な社会の中にいながらも、革新的な新しい要素を持ち込もうとします。

時にはそのことで立場が悪くなる場合もありますが、総じては真面目な向上心や改革の気持ちの中にある裏のない純粋さが評価されるでしょう。

個人の自由を求めるため、フレックス勤務のほか、契約社員やフリーランスなど正社員以外の雇用形態を好みます。インターネット関連の職種につく人もいますが、営利ばかりを求めるような会社は苦手です。

通常、友人はこの人の職業生活に重要な役割を演じます。友人と共に働くか、友人が精神的あるいは経済的に支援してくれることが多いでしょう。

有名人の例:川島和正(牡牛座)、辻希美(双子座)、藤原紀香(蟹座)、石井めぐみ(乙女座)、若林正恭(天秤座)、近藤真彦(山羊座)


☆第10ハウスの支配星が第12ハウスに入る

自我形成のためにくぐり抜けてきた障害が、純粋に個人的な問題というよりは、国家的または社会的な問題であることが多いでしょう。この配置をもつ人はニートやフリーターになる可能性がありますが、これは現代の社会問題が反映されたとも考えられます。内なる声に従って社会生活を運営していくため、社会の集合的叡智が反映されやすいのでしょう。

職業的な活動の多くは舞台裏で行うことになるかもしれません。監督やプロデューサー的な仕事、著述家、医師、介護士などがあげられます。基本的には、精神や魂、無形の広大なものを扱うことでキャリアを獲得します。世俗的評価には振り回されない精神的な強さをもっています。

玉座の背後で裏の権力者となることもあります。多くの決定と指示をするが、大衆の目には触れないような立場です。

職業自体にプライバシーがない場合は、この人が秘密主義になりやすいでしょう。心理的なレベルでは、自分の真の欲求を打ち明けることは望んでいません。

有名人の例:北杜夫(牡羊座)、よしもとばなな(双子座)、若田光一(双子座)、羽生善治(獅子座)、イチロー(乙女座)、向井亜紀(乙女座)、松下幸之助(天秤座)、長嶋茂雄(山羊座)、美空ひばり(水瓶座)

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