双子座の金星をもつ人の恋愛のスタイル

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双子座の金星は、知性を感じさせるものを愛します。そして自分が惹かれるものを知性で理解しようとする傾向があります。

そのため博識な人や話題豊富な人、つまり知的好奇心を満たしてくれる相手を求めています。会話が盛り上がらない退屈な人はお断りです。

また恋愛にも新鮮さを求めます。相手が自分の知らない世界を見せてくれたり、意表を突くようなアプ口ーチや個性的な贈り物をしてくれたりすると喜ぶでしょう。

双子座・金星にとって恋愛とは知的なコミュニケーションゲームなのです。


双子座のテーマは個人の自由をできる限り発達させること。また、個人的な才能や能力を目一杯伸ばすことです。

他人と思いを共有したり人との一体感を味わったりするのは次のサイン蟹座のテーマ。

蟹座の手前の段階にある双子座は、他人や組織に絡め取られることなく、個人の自由を謳歌しあらゆる支配力から逃れようとします。人でも組織でも表面的には上手に付き合いますが、深い結束を結ばなくてはならない段になると逃れたがるのです。


恋愛においても、移り気で深い関わりを避けたがる性質があらわれます。恋愛は友情の延長線上にあるものととらえるため、愛情が不特定多数に向けられがちです。

情報通で明るい双子座の人であれば、近寄ってくる異性も多いはずですが、興味が尽きたり、相手が深い付き合いを求めたりすると、さらりと身を翻して逃げてしまいます。

表面的な付き合いでは、いくら素晴らしい相手と出会ったとしてもすぐに飽きるのは当然のこと。双子座・金星の人は本音の心に触れ合うことを恐れているのです。


お互いの生身の感情から逃げていては、いつまでも本当の愛情を知ることはできません。この人に必要なのは、他人との関わりによる心の喜びだけでなく、恐れや不安も含めて語り合っていくことです。

本音を語っても、価値観の押しつけをしないかぎり、相手に拒否はされません。むしろ「本心を語ってくれた」「相談してくれた」と、うれしく受け取ってもらえるはずです。


双子座の人は多くの人々の間を自由に飛びまわり、人と触れ合う中で学び、感性を磨き成長させています。

その経験を生かせば、一人の相手であってもさまざまな角度から向き合えるはずです。

たとえば、退屈した状況でも工夫して楽しみを見つけられます。気まずい緊張関係をお得意のユ—モアで和らげられます。相手が落ち込んでいたら別の視点や抜け道をそれとなく教えてあげられます。

相手と深く関わることの難しさ、複雑さ、恐れ。それらを超えたところに、あなたの知らない世界が広がっています。

お互いの日常に起こる様々な気持ちや事柄を共有するコミュニケーションこそが、好奇心に刺激と変化を与える「愛情」という快感につながるのです。


逆行の双子座・金星の場合は、愛情がより多くの人への友情となって発揮されます。


〔双子座・金星の、太陽期(26才~35才)への移行〕

☆太陽が牡羊座の人

牡羊座も双子座も外向的なサインなので、大きくは変わりません。

金星期には他人と自分を比較しながら自分の能力を磨いていきましたが、太陽期では自分が信じた道をひとりで突き進むような生き方に変わります。

愚直に自分のスタイルを貫いていくと、真の意味での新しさや積極性に目覚めます。

流行を感じ取るのではなく、自分が作り出すようなオリジナルな能力が開花します。


☆太陽が牡牛座の人

太陽期には自分の内側に関心が向くようになります。

いろんなことに手を出すより、ひとつのことに集中する方が役に立つと考えるようになり、何かテーマを絞ってそれと向き合うことになります。

おそらく生活は地味になりますが、仕事の実務能力や現実的な判断力は高まるでしょう。


☆太陽が双子座の人

同じサインの移行なので、変化は起りません。多彩な方向への興味がますます湧いてくるでしょう。

ただ双子座の人は「どこにも取り込まれず、支配されずに自由でいたい」という気持ちが強いので、ちょっと無責任な行動をとりがちかもしれません。

本人は自由の主張のつもりでも、周囲からは子供っぽいと思われてたりします。堅い職場で働いている人は特に注意が必要です。


☆太陽が蟹座の人

個人の自由を尊重する双子座と他人や仲間との共感を尊重する蟹座にはギャップがあります。

太陽期に移行するときに、いままでの自分を捨ててより大きなものに従属する選択をする人が多いでしょう。

それは仕事を断念して家庭に入ったり、より大きな仕事をするためにフリーランスから会社員に転業したりという変化です。

個性的にやってきた人でも、蟹座らしい良い意味での平凡さを身につけることになります。

そのことによって今までにはない大きな充実感を得たり、安心感を味わえたりするでしょう。


☆太陽が獅子座の人

獅子座は蟹座の共感性を経て、人を感動させる活動に価値を見出します。

双子座・金星のときは自分を満足させることに夢中になっていたのが、太陽期には自分の感動に人を巻き込んで共感させたくなります。

たとえば、自分が見て感動した映画は人にも勧めたくなるのです。創造的でダイナミックな興奮を呼び起こす行為に価値を見出すかもしれません。

太陽を生かしたければ、人に感動を伝える仕事に就くのもいいでしょう。

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