【2タイプ】バランスの取り方を学ぶ人生
傾向:このタイプのあなたは献身的な心をもち、相手との信頼関係を築くことに喜びを感じます。
相手に手助けをするときに自分の存在意義を感じるので、相手がそれを利用し求め続けた場合、不健全な共依存の関係になります。
自分に関しても他人に関しても「~べき」という義務感で考える傾向があり、そうした過剰分析や自己と他人との境界の線引きに苦心し、自分を見失いそうになります。
問題点:もって生まれた協調性や献身性は社会的な人間の資質ですが、それがマイナスに働くと、他人の要求を優先し、隷属状態に陥ってしまいます。
それがあまりにも続くと最終的に反抗的な殻に閉じこもる場合があります。
人生の大半を自己犠牲的に過ごし、晩年に爆発し突然頑固でわがままになる場合もあります。
その背景にはともすれば利用されやすい心の状態と、支配されることに対する恐れがあります。
このタイプはよく「あいつの責任だ!」という主張をします。それはただ単に「自分の責任ではない!」と主張しているだけなのです。
必要以上に義務感を自ら抱え込んでしまう【2タイプ】に特徴的なストレス発散法ともいえます。
指針:献身性の原因は自己の罪悪感を回避するためです。
自分の中に沸き起こる汚い感情に過剰に罪悪感を持ち、自分の中で感情に振り回される位なら他人の苦労に罪悪感を持ったほうが楽に感じ手助けをするのです。
否定的な感情がわいてきたら、それを率直に口に出して表現することが大切です。
次々に沸き起こる感情を「自分のもの」として味わい、それに耳を傾けることで、他人への隷属状況は避けられます。
イエスとノーの使い分け、自分のニーズと他人のニーズをきっちり区別するなど、バランス感覚を磨くことで、生来の協調性や献身性がプラスの方向に働くでしょう。