谷原章介さんの妻で、いしだ壱成さんの元妻、三宅えみさんのホロスコープを見ます。
ハウス予想です。
二人の夫との間に6人の子供を出産している三宅さんのテーマは「多産」。
三宅さん自身、元芸能人ですが、活動期間が短いため、予想の判断材料になるようなエピソードはありません。
なので、判断材料はズバリ「多産」。
正午のホロスコープを開く前に、どんなホロスコープか想像してみました。
イケメン夫2人と結婚し、6人もの子宝に恵まれた。
さらに現在の夫、谷原章介さんの活躍を見れば、裕福な生活であることは確か。
女性の幸せを独り占めしたような人生。
以上から、イージーアスペクト、特にトラインが多いホロスコープと想像できます。
三宅さんほど全方向的に幸運であれば、グランドトラインはあるはずです。
子供にたくさん恵まれる。
「たくさん」とか「恵まれる」を意味する天体は木星なので、木星がキーポイントになる。
これらを思い浮かべて、正午で作ったのがこちらです。
ラインがゴチャゴチャしていますが、2つのグランドトラインがあります。
ただのグランドトラインではなく、木星&冥王星に着地点を持つカイトと呼ばれる複合アスペクトです。
う~ん、すごい!強力!
生き方は違いますが、GACKTさんのホロスコープも、同様に強力でした。
さて予想ですが、シンプルに木星を5ハウス(子どもをあらわす)に入れてみました。
予想するなら、これしかありません。
木星を5ハウスの真ん中あたりに配置すると、出生時刻は朝の9時30分頃になります。
するとMCはさそり座!
さそり座は結婚・出産を表すサインなのでピッタリです。
しかも、さそり座の支配星である冥王星は、さそり座を原型とする8ハウスにあるので、これもピッタリです。
冥王星は②のグランドトライン※の着地点でもあるため、出産がクローズアップされます。
冥王星は得意分野を表すドラゴンヘッドと合なので、極まっています。
※ここから2つのグランドトライン(カイト)に番号を付けて説明していきます。
①のグランドトライン(カイロン-土星-水星→木星)
②のグランドトライン(火星-海王星-月→冥王星)
ふつうは結婚だけでも多大なエネルギーを要しますし、出産は死ぬほど大変なので、何度もしようとは思わないものです。
にもかかわらず三宅さんが2度結婚し6度出産できたのは、冥王星がグランドトラインの着地点だったから。
つまり普通と比較すれば、イージーに結婚、出産できる配置だったのです。
①のグランドトラインは、(予想では)5ハウスの木星に着地するのですが、木星がキーポイントであることが改めてわかりました。
なぜかというと、木星がアスペクトをとるのは水星ですが、水星と合の太陽以下、ジュノー、金星、海王星、セレスまでがすべて射手座だからです。
射手座の支配星は木星なので、上のすべての天体の意志・エネルギーが、木星に注がれます。
太陽は人生の主役です。
ジュノーはジューンブライドで知られるように、結婚を司る小惑星。
金星はお金や所有物、対人関係を表します。
海王星は木星とともに拡大を表す天体。
セレスは豊穣の神なので、多産の生き方を象徴します。
これら5天体(+水星)はすべて合の範囲でつながっているため、水星が刺激されると、パタパタパタ…とドミノ倒しのように反応し、エネルギーが木星に注入されるわけです。
すごくないですか?
ラッキー(木星)だけでは片づけられない、ち密な意図がこのホロスコープにはあります。
ここから、三宅さんがなぜ多産の生き方を望んだのか、どのように多産を実現したのかを、2つのカイトから探っていきます(2つのカイトは前述の番号で区別)。
まず①のカイトには、なぜ多産の生き方を望んだのかが描かれています。
まず多産の根本的な理由は、3ハウスカイロン。
3ハウスは兄妹を表すハウスです。
牡牛座は所有を表し、カイロンは心の傷を表します。
つまり三宅さんは、兄妹に恵まれなかったという心の傷を持っていたのかもしれません。
兄妹がいないことは変えられないないので、自分の願いを子供に投影して、たくさんの子供を産んだ、と考えることはできます。
三宅さんの生き方の特徴を示すのは、7ハウス土星です。
この天体は人間関係(7ハウス)によって、自分をルールづける(土星)生き方を示しています。
7ハウスのカスプ(境界線)は獅子座。
独身時代は父親によって、
結婚前後は夫によって、
出産後は子供によって、
自分をルールづけてきたことがうかがえます(獅子座は父親・夫・子供を象徴する)。
子供をたくさん産み育てるには経済的安定も重要です。
それを叶えたのが、11ハウスの水星。
11ハウスは夢や願望を表すハウスです。
水星と合の太陽は、ジュノーと合ですが、これら3天体を合わせて、玉の輿婚を意味します。
なぜかというと、射手座は上昇志向を意味し、太陽は女性にとって配偶者の象徴であり、ジュノーはジューンブライドで知られるように、結婚を意味するからです。
水星は何かというと、従属するものを意味します。
水星は山羊座なので、職業的に(職分的に)従属するもの、つまり、専業主婦です。
3天体の意味をつなげると、
玉の輿婚をして、専業主婦になりたい。
①のグランドトラインの意図は、5ハウスの木星によって、成果として現れます。
すなわち、沢山の子供(5ハウスは子供をあらわし、木星は発展をあらわす)。
そしてカイト②は、カイト①の願いを叶えた「方法」を示しています。
2ハウスの月は、難しいのですが、排卵のタイミングみたいな意味だと思います。
カスプのある魚座は、脳下垂体を担当するサインです。
脳下垂体はホルモンを出す器官。
なぜ排卵かというと、月経が示すように排卵は月の周期に導かれるから。
実際にも脳下垂体は、排卵の指示である黄体化ホルモンを出しています。
さらに月は牡羊座なので、タイミングに関係します。
実際問題として出産は、奇跡的なタイミングによって、成功します。
それを6回も成功させるということは、出産につながる排卵のタイミングを、身体感覚(2ハウス)が、体得していたはずです。
7ハウス火星とはトラインなので、出産につながる排卵のタイミングに合わせて、夫とのセックスができていた(7ハウスの火星は、夫(獅子座)とのセックス(火星)を表す)。
もちろん、何度も出産できる身体であっても、子育てにはお金がかかります。
それを可能にしたのが、10ハウスの金星・海王星・セレスです。
セレスは養育を意味する小惑星です。
金星はお金なので、
養育資金が、芸能人(海王星)との結婚によって、たくさん(射手座)入ってくる。
その結果、グランドトラインの意図は、8ハウス冥王星に収束します。
すなわち、極端に多い(冥王星)出産(8ハウス)。
8ハウスの状況をみると、カスプは乙女座で、8ハウスを進むと天秤座になり、そこに冥王星・ドラゴンヘッド(得意分野を意味する)があります。
カスプが計画性を意味する乙女座なので、計画的な(乙女座)夫婦の(天秤座)営み(8ハウス)による出産(冥王星)とも読めます。
計画的な出産は、2ハウス月の解釈と方向性が一致しますね。
三宅さんは「古風な生き方」を志向しています。
昭和時代前半には、産めよ増やせよという風潮もあり、6人兄弟は珍しくありませんでした。
しかし今は少子化の時代。
三宅さんの生き方は時代に逆行した、古風な生き方です。
古風な生き方を象徴するのは、水星・火星・木星・土星という身近な天体のほとんどが逆行していること(太陽・月は逆行しない)。
土星までの7天体は、その影響を人間が意識できる天体です。
すると逆行天体に囲まれた彼女の意識は、いつも過去を向いてしまう。
専業主婦になりたいという願望をかなえたのは、11ハウスの水星(逆行)ですが、支配星の流れをさかのぼると、乙女座(従属を意味する)にある天体は土星(逆行)。
7ハウスは婚活のハウスなので、夫選びの基準が、”専業主婦でもやっていけそうな人”だったと想像できます。
三宅さんのホロスコープは、たしかに多産を可能にするに十分なホロスコープでした。
ここまで恵まれたホロスコープは、あまり見たことがありません。
ただ、これほど完璧に意図されたホロスコープでなければ、多くの出産は望めないのか…とも感じました。
つまり、現代の少子化を、逆に納得させるホロスコープでもありました。
以上、三宅えみさんのホロスコープでした。
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