「能年玲奈」として活躍した「のん」さんのホロスコープを予想します。
能年 玲奈(のうねん れな、1993年7月13日- )は、日本の女優、ファッションモデル、創作あーちすと。兵庫県神崎郡神河町出身。
デビューから本名で活動していたが、2016年7月より、芸名をのんとして活動している。報道などではのん(本名:能年玲奈)などのように表記される場合がある。(ウィキペディアより引用)
現在(2017年3月)でも「能年玲奈」のほうが有名だと思います。
せっかく高めた知名度を、なぜ彼女は捨てたのでしょうか。「改名」が、大きな手掛かりになりました。
能年玲奈時代に彼女のホロスコープを予想しました。↓
これを書いたのは2015年10月。時を経た今、気づいたのは・・・
<海王星→10ハウス>かな?
10ハウスの海王星:自分の責任ではない問題によって、立場の浮沈が起こる。理想的なビジョンを社会生活に投影するため、OLやサラリーマンでは失望が多い。夢を売る商売がよい。地位や肩書はあいまいなことが多い。
海王星は4ハウスになる太陽・水星に対して緊密なオポジションです。太陽は自分自身です。自分自身を言葉(水星)で表したものは、名前ですね。4ハウスであれば名前は親にもらった名前なので、本名をそのまま使ったことはうなずけます。
しかし、あいまいな海王星は「能年玲奈」にこだわらなかった。改名に踏み切れたのは、海王星が天王星(変革を表す)と合だからでしょう。
10ハウスの天王星:職歴にオリジナリティーが出る。企業や集団から離反して、自分自身のキャリアを形成する。 チャンスは突然に訪れるが、困難も突然に訪れる。 自分の考えが法律であると考えやすく、独自のルールで動く集団を形成しやすい。(『完全マスター西洋占星術 』(松村 潔)より引用)
10ハウス海王星・天王星が、この予想のほぼ全てです。あとはそれ以外の配置を確認しただけです。今回の予想はこちら。
まず、役者活動を支えるのは6ハウス火星です。6ハウスは労働の部屋。6ハウス火星は肉体労働を表します。
肉体労働が彼女の場合は演技なのですが、演技になるためには6ハウスカスプは獅子座がふさわしいでしょう。カスプを獅子座にすると創造的な肉体労働となります。
火星自体は乙女座なので、秩序に基づいた創造的な肉体労働となり、役者に近い意味になります。
また6ハウス木星は職業運や大企業との縁を表すので、数多くのCMに出演した彼女であれば、木星も7ハウスよりは6ハウスにあったほうが自然です。
6ハウスは職場もあらわすので、6ハウス木星は所属事務所も表すと考えられます。
なぜそう思ったかというと、ひとつには「大手」事務所だったから。もう一つは、木星のMCとのアスペクトが、事務所との確執を連想させたからです。
事務所独立騒動
2015年4月、所属するレプロエンタテインメントに無断で同年1月に個人事務所「三毛&カリントウ」を設立していたと報道され、事務所独立騒動が発生した。(中略) この事務所独立騒動の影響もあってか、レギュラー出演していたラジオ番組やテレビCMも次々に終了し、事実上の休業状態となった。
翌2016年7月にレプロエンタテインメントとの契約が終了すると報じられ、(中略) 同月21日発売の『週刊文春』では、自身が代表取締役を務める個人事務所「株式会社non」を設立したと報じられた。(ウィキペディアより引用)
MCがアスペクトするのは月・火星(ともにトライン)、木星(スクエア)です。
つまり、月や火星が築いた社会的名声を木星が覆した状況と一致するのです。木星を事務所と考えるならば。
カスプは獅子座とし、木星を6ハウスに入れると、予想時間の幅はかなり限定されます。
このとき、乙女座はインターセプト(一つのハウスの中に隠れてしまう)となり、乙女座にある火星は自覚しにくい天体となります。
火星は彼女にとっては、演技力の天体ですから重要です。重要なのに自覚しずらいとなれば、彼女は演技指導を求めるかもしれません。それを暗示するのが、表現を表す5ハウスにあるカイロンです。
滝沢氏と能年が知り合ったのは約10年前。能年の所属事務所が開いたワークショップの演技指導者と生徒として知り合ったという。コンプレックスを徹底的に刺激する滝沢氏独特の教えに心酔した能年。「あなたは女優をやらないと生ゴミね」と言われたことから、滝沢氏のことを「生ゴミ先生」と呼び、慕いだしたという。滝沢氏は能年のことを、自著にも綴っているし、能年自身、テレビ出演時に“52歳の親友”“唯一の友達”として滝沢氏のことを話していた。「フライデー」(講談社)に、彼らが手をつなぎ外出する隠し撮り写真が掲載されたこともある。(WEBニュースより)
カイロンはコンプレックスを表します。8ハウスには冥王星があり、カイロンとアスペクトをとっています。
8ハウスの冥王星:探求心が強い。 危険な相手に好んで近づこうとする。 基本的に巻き込まれることに対して抵抗感がない。(『完全マスター西洋占星術 』(松村 潔)より引用)
8ハウス冥王星はカイロンに対してスクエアですが、12ハウス土星に対してもゆるいスクエアのため、3天体はTスクエアとして緊張を保っています。
演技指導の人はおそらく12ハウス土星で、土星は彼女にとっては監督者であり、年上の(土星)友達(水瓶座)でもあったのでしょう。いずれにしても12ハウスなので、謎な存在です。
当時の能年は台詞覚えもよく本番ではしっかり出来るものの稽古中にあまりにも悩み、出来ない時があまりに極端だったため前述の「生ゴミ」発言をしたと語る。しかし、その後「この業界(芸能界)だと宝石に変わるかもね。」という言葉を投げかけたところ、能年の演技レッスンへの取り組み方が熱が入ったものに変わり、他の生徒が帰ってもその後2時間、滝沢に対して質問を延々としていたという。(ウィキペディアより引用)
カイロン・土星は、太陽・月・火星とのアスペクトがないため俳優活動には影響を与えません(本番ではしっかり出来る)。しかし5室・12室に入る唯一の天体なので、それなりの影響が出たのでしょう。
時は流れ、このTスクエアの関係性は変わったように思います。
まず8ハウス冥王星は個人事務所となりました。
なぜかというと8ハウスは税を表すから。税金対策のために法人化したと想定すればそれらしくなります。
独立に向かったのは、そもそも10ハウス天王星が独立志向だったからでしょう。天王星は冥王星とセクスタイルなので、便宜的(セクスタイル)に事務所を構えたとなればホロスコープ通りです。冥王星は太陽とトラインなので事務所設立はうまくいきます。
独立して初めての大きな仕事はアニメーション映画でした。これは監督からのんさんを指名してのオファーだったそうです。
2016年11月12日公開の『この世界の片隅に』では片渕須直監督からの「のんさん以外のすずさんは考えられない」との熱烈なオファーにより主人公・すずの声を演じて劇場アニメ初主演、また改名後初の本格的な出演作品となる。(ウィキペディアより引用)
今度は12ハウスの土星はアニメーション映画の監督にも見えます。なぜならイメージ(12ハウス)のメカニズム(水瓶座)の監督(土星)だから。
ここでも監督はのんさん(5ハウスカイロン)に演技指導。
彼女が主人公のすず役に決まったのは、2016年7月。アフレコに入ったときには既に多くのキャストたちの収録は終わっていた。片渕監督の演出を受け、とにかく監督を質問攻めにしながら、「声」と向き合う。彼女の強みでもある、かすかな視線の動きや、伸びやかな仕草を封じられた状態での演技となった。(WEBニュースより)
現在金星期の彼女はいろいろな(双子座)創作活動を展開しますがアート関係ではなかなかうまくいきません(金星はドラゴンテイルと合)。
しかし事務所を離れたり(木星のアスペクト天体は金星のみ)、声優の仕事がヒットしたり(太陽は水星と合)、いまは太陽期に移行しつつあるようです。
以下に「能年玲奈」時代に書いた記事を転載します。2014年にある動画を見て興味を持ち「サインの予想」をしました。2015年にハウスの予想を追記しています。
こんばんは。
ネット上でおもしろい動画に出会ったので、能年玲奈さんのサインを予想してみます。
(※動画は削除される可能性があります。『月曜から夜ふかし』というテレビ番組の中で、マツコ・デラックスさんの「同じ生物のハズなのに、どうしてこの差が生まれたんだと思う?」という質問を受けて、能年さんに25秒ぐらいの沈黙があった事故(?)です)
これを見て、直感的に思ったのが、
「牡牛座!」(笑)
牛のイメージの通り、ゆっくりしたところが牡牛座にはあります。
太陽サインか、月サインのどちらかに牡牛座が入っているのは間違いないと思いました。
「ゆっくり」、だけでは牡牛座と結びつかないんです。
「ゆっくり」+「他人のことを考えていない」(笑)
これが牡牛座なんです。
「他人のことを考えていない」という点では、前回の沢尻エリカさんの牡羊座と同様です。
ただ、牡羊座が他人を突き放したり、反発したりという男性原理にもとづいていたのに対し、牡牛座は「地」のサインで、女性原理にもとづいています。
受動的なので、攻撃的な行動には出ないです。
「火」の次の「地」のサインは、やりたい放題の「火」のサインの経験を踏まえて、自重します。
同じ「地」のサインの乙女座では、他人の目を意識するために「羞恥心」「シャイ」という形で自重が現れます。
牡牛座では、他人の意識がないので、単に「おそい」「マイペース」という形で自重が現れるのです。
とにかく、太陽サイン・月サインのどちらかが牡牛座であることは予想できました。
ペアとなるもう一つのサインは何でしょうか??
まず考えられるのは、牡牛座のダブルです。
こんだけマイペースになれるのは、そうとう牡牛座気質が強いんじゃないかなと思うからです。
ただそうなると、牡牛座のもう一つの顔である「強欲さ」がかなり出てきてしまいます。
「強欲さ」「厚かましさ」というのは彼女には感じなかったので、牡牛座のダブルはないと思いました。
その次に考えられるのは双子座です。
このマイペースさは、牡羊座~双子座までの個人領域にすっぽり収まっているだろうと考えたのです。
そうすると、牡羊座も候補に上がりそうですが、牡羊座という感じはしませんでした。
ただ、双子座の場合、おもしろいことをいいたがるのですが、それほどではないなぁと思いました。
牡牛座+双子座でもなさそうです。
そこで、個人領域の3サイン以外で考えてみることにしました。
まず考えられるのは「地」のサインです。
乙女座か山羊座の「自重癖」が、あの雰囲気をかもし出しているのではないか、と。
ただ山羊座まで行ってしまうと、そうとう社会意識がありますから、ああいう反社会的な行為(笑)はできないです。
乙女座としてもしっくりはきませんが、「シャイな乙女座」+「マイペースな牡牛座」という組み合わせを総合的に見れば、ああいう感じになるのかなぁと思いました。
いちおうの予想は、乙女座+牡牛座。
トーク番組なので、仕事ともとれるし、素の顔ともとれます。
どちらが太陽・月というのは予想がつきませんでした。
なんと、まったく予想外の蟹座でした。
ただ、模範解答だけあって、よくよく考えてみると非常につじつまの合うものでした(笑)。
つまり、人とのつながりを大切にする「水」のサインの蟹座であっても、順番で言えば、双子座の次、個人領域を抜けたばっかりのサインなのです。
対人意識があるとはいえ、まだ視野は狭いんですね。
気に入る相手とはとても仲良くするけど、気に入らない相手は受け付けない。
相手が自分の仲間かどうかを十分値踏みしてから付き合うので、簡単には打ち解けられないということです。
そして、対外的な主張を表す火星が乙女座なので、自重癖がプラスされますね。
牡牛座の鈍重。
蟹座の慎重。
乙女座の自重。
・・・重~いのです(笑)。
ホロスコープの下に4区分の表があります。
「火」と「風」のサインは、そのまま2区分の「男性サイン」になります。能動的。
「地」と「水」のサインは、そのまま2区分の「女性サイン」になります。受動的。
能年さんは全体的に女性サインが多いので、全体に受動的な人ということですね。
彼女は「キャラ作りしてる」といわれることがありますが、作っていないと思います。
このホロスコープをみると、「ほぼ天然」といっていいと思いますよ(笑)。
あと、蟹座の太陽に「風変わり」な天王星がオポジションのアスペクトをとっています。
このアスペクトは常識や道徳を踏み外そうとします。そのために蟹座の「人なつっこさ」はストレートに現れないのだと思います。
でも、天王星よりもさらに影響力の強い冥王星が太陽とイージーアスペクトなので、どう転んだとしても、致命傷にはならないと思います。冥王星は再生の天体ですからね。
まえに「笑っていいとも」に出たときも今回のような感じでしたが、それでもトーク番組に呼ばれてしまうんですね(笑)。
※2015/10/18追記
能年玲奈さんのハウスを予想してみました。
消去法的に、だいたいこんな感じかなという予想はできました。
キーポイントは7ハウスの冥王星です。
第7ハウスの冥王星:自分の意志の不在を、頑固な相手と結びつくことで満たそうとする。偏屈な相手ほど興味が出てくる。なかなか離れ慣れない関係になると、相手の暴走に巻き込まれる。運命的な相手ととは、運命的なドラマのなかで出会う。結婚によって環境や境遇が激変する。おざなりなかかわりを嫌う。
いろいろ騒がれていますが、太陽とはイージーアスペクトで、月とはアスペクトなしなので、大きな影響は及ぼさないでしょう。
いずれにしても火のない所に煙は立たない、ということでこの天体。
この時刻だと、牡牛座の月が消えます。
月は牡羊座。
でもよく見るとアセンダントが牡牛座になっています。
アセンダントは発想の起点にもなりますので、じっくり考えるというのはアセン牡牛座らしいともいえます。
あとブログなんかを見ると、彼女の奔放な行動力は牡羊座のほうがふさわしいのかなと思いました。
彼女の見た目の特徴を表しているのは1ハウスの金星。
第1ハウスの金星:人を惹きつける、生まれながらの洗練されたかわいらしさをもつ。愛情が豊かで、人を傷つけない言動をする。過酷な環境に耐えきれず、気楽さを求める性質が強い。芸能的適性がある。自分の助けになる人を見つけ出すのが早い。人を傷つけたくない気持ちから、決断力が鈍る。
最後の一文が動画の沈黙につながったのかもしれません。特に彼女はいま、金星の年齢域なので。
これが太陽・月とはアスペクトなしですが、木星ときれいなトラインです。
第6ハウスの木星:大企業で働くことに適している。勤務先で評価を受けやすく、だいたい職場は居心地がよい。
月が12ハウスというのは悩ましいところでした。
なぜかというと12ハウス月は私生活を明かさないのに、ブログをたくさん更新しているからです。
ただ、よく見ると本当に私的な部分は紹介されていないので、12ハウスでもいいのかなと思いました。芸能人なので気配を完全に消すことはできないのです。
サインが牡羊座というのもそれなりにオープンな理由でしょう。
その他の天体は矛盾はないかな、という程度です。
第3ハウスの太陽:知的な自我の持ち主。気持ちに揺り動かされず、純粋に分析的に考えることができる。刺激を求める気質がある。心的能力が未発達で、子供っぽく無責任。移動するとマインドが活性化する。後先を考えないで、刺激的な経歴に飛び込む。多芸多才だが、本質は理解しづらい。
第3ハウスの水星:知的能力が発達している。絶えず考えは変化する。アスペクトによりけりだが、情報過多の傾向がある。実務的な能力が発達している。疎外感を感じやすく、時には神経が病むことも。
第9ハウスの海王星:神秘的な直感力が働く。未来のことを見通すセンスもある。人生観は風流な芸術志向になりやすい。神秘主義的で、偉大なグルへのあこがれをもち、心の旅を大切にする。想像力は果てしなく拡大していくので、文学的な才能と結びつくと、よきクリエイターになれる。象徴的な言葉を直接に理解する能力がある。
この他の有名人はこちらをご覧下さい