それぞれastro.comに出生時刻のデータがありました。
アンジェリーナ・ジョリーさんのデータ
ブラッド・ピットさんのデータ
長いですが、ふたりの価値観が分かる引用をします。
(以下ウィキペディア アンジェリーナ・ジョリーより)
慈善活動と子供たち
2000年の映画『トゥームレイダー』の撮影で、ロケ地のカンボジアを訪れたことをきっかけに、人道問題に興味を持つ。撮影が終わってから、UNHCRの職員とともに人道支援の現場に赴き、国際的支援を精力的に訴え、本格的に慈善活動を始めた。2001年UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使に任命される。その後、40ヶ所以上の人道支援の現場に足を運び、避難民の現状を訴えてきた。(中略)
慈善活動の一環として、2002年3月にカンボジア人の男児（マドックス・チヴァン）、2005年7月にエチオピア人の女児（ザハラ・マーレー）、2007年3月にベトナム人の男児（パックス・ティエン）をそれぞれ養子として引き取る。 2006年5月には、ナミビアで俳優ブラッド・ピットとの間の実娘、シャイロ・ヌーベルを出産した。ちなみに「シャイロ」は「救世主」「幸福なもの」という意味があり、ジョリーの実兄につけられるはずだった名前である。2008年7月12日にフランス南部のニースで男児（ノックス・レオン）と女児（ヴィヴィアン・マーシェリン）の双子を出産。
(中略)
2009年10月、アメリカのチャリティー団体The Giving Back Fundが2008年の「寄付額が最も多い有名人」のランキングを発表し、ジョリーとピットがハリケーン・カトリーナで壊滅的状況に陥ったニューオリンズの再建やエチオピアやイラクの子どもたちに総額で1,340万ドル（日本円で約12億円）を寄付して2位にランクインした。人物
交際/結婚歴
『サイバーネット』の共演を機に知り合ったジョニー・リー・ミラーと1996年3月に結婚したが、翌年から別居し1999年2月に離婚。
その後『狂っちゃいないぜ』で共演したビリー・ボブ・ソーントンと2000年5月5日に結婚。しかし2002年にジョリーがカンボジアから男児マドックスを養子に迎えてまもなく破局し、2003年5月27日に離婚した。
2004年5月撮影の『Mr.&Mrs.スミス』でブラッド・ピットと共演。ピットが多忙であった当時の妻ジェニファー・アニストンと家族計画をめぐり不仲になりつつあると噂される一方、ジョリーやジョリーの息子マドックスと撮影現場で親密になっているという見方が浮上する。ジョリーとピットのロマンスのゴシップが消えない中、12月にはピットがテレビインタビューで自らの子供を切望して涙ぐむ場面が放映された。2005年1月7日にピットとアニストンが正式に別離を発表し、3月にアニストンが離婚手続きを申請。このおよそ一ヶ月後から、ジョリーやジョリーの子供と行動を共にするピットの姿がたびたび報じられるようになった。同年8月に離婚手続きが完了して10月2日ピットとアニストンの離婚が正式に成立。11月に初めてジョリーとピットは二人でイベントの席に姿を現し、12月にはピットがジョリーの子供2人の養父となる手続きを申請した。そして2006年1月にジョリーはピットが父親である子供の妊娠を発表。ピットとのパートナー関係を公に認めることとなった。
(中略)
2012年4月13日、ジョリーとピットが交際7年目にして正式に婚約したことをピットの代理人が明らかにした。結婚式の日程などは決めず約2年の婚約期間を経て、2014年8月23日に結婚式を挙げて正式な夫婦となった。家族や友人の総勢20人が参列した式でジョリーはピットとの6人の子供達が描いたイラストが刺繍されたウェディングドレスを身にまとい、ピットがジョリーの母ミシェリーヌ・ベルトランへの献辞を刻むなど家族への愛情を誓うプライベートな式だった。2016年離婚を申請。
(ウィキペディア アンジェリーナ・ジョリーより引用)
(以下ウィキペディア ブラッド・ピットより)
私生活
交際・結婚歴
1980年代後半から1990年代前半にかけてのピットは自身の出演作で共演したロビン・ギヴンズ、ジュリエット・ルイスらと交際していた。さらに1994年から1997年まで交際していたグウィネス・パルトローとは大きく報じられ、一時期は婚約まで結んでいた。
1998年にピットは『フレンズ』の女優ジェニファー・アニストンと出会い、2000年7月29日にカリフォルニア州マリブでプライベートな結婚式を挙げた。 何年もの間、彼らは珍しいハリウッド結婚の成功例と考えられていたが、2005年1月7日に離婚を発表した。2ヶ月後、アニストンは和解し難い不和を理由に離婚を申請し、10月2日にロサンゼルス上級裁判所により離婚が成立した。
アニストンとの離婚危機の間、『Mr.&Mrs. スミス』の共演であるアンジェリーナ・ジョリーとの接近がメディアで注目を集めた[122]。ピットは、不貞の噂を否定しつつ、セットでジョリーと「恋に落ちた」ことを認めた。
2012年4月13日、アンジェリーナ・ジョリーと交際7年目にして正式に婚約したとブラッドの代理人が明らかにした[131]。結婚式の日程などは決めず約2年の婚約期間を経て、2014年8月23日に南仏プロヴァンスに二人が所有するシャトー・ミラヴァルの教会で挙式し正式に夫婦となった[132]。2016年離婚を申請。
(ウィキペディア ブラッド・ピットより引用)
アンジェリーナさん(以下Ａさんと略します)の慈善活動に特徴を感じました。国際間の養子を３人も引き取っています。さらに寄付も莫大な額です。まずＡさんのホロスコープを見てみます。
蟹座の金星が12ハウス側からアセンダントに合。
金星は女性のアイデンティティになりやすい天体です。金星は12ハウス側からとはいえ、アセンダント(アイデンティティを表す)に重なるため、蟹座的な養育や母性が自己イメージになったのでしょう。
12ハウスカスプは双子座。複数の子供を養育すると読めます。同時に双子座は親せきを意味しますから、慈善活動(12ハウス)の親せき(カスプ双子座)の養育(金星蟹座)、つまり養子が暗示されています。
一方でアセンダントと金星の合は彼女を美形にしました。
金星は４ハウス天王星、10ハウスカイロンと活動サインのＴスクエアを形成しています。活動サインの場合は自らのアイデンティティを確立しようと影響し合います。
金星はどうやって養育するか。
接ぎ木的(天王星)な家族(4ハウス)との人間関係(IC天秤座)によって養育します。
天王星はどのように接ぎ木的な家族と結びつくか。
慈善(傷を癒す)活動(カイロン)のシンボル(10ハウス牡羊座)となることによって。意図したか否かはわかりませんが、彼女は慈善活動のシンボルになりました。
では、カイロンはどうやってシンボルとなるか。
シンボルとなるためには注目される必要があります。つまり注目される人物との結婚によってカイロンはシンボルになり得たのです。
それがブラッド・ピットさん(以下Ｂさんと略します)との結婚で叶えられました。
価値観の一致が、ふたりの二重円から読み取れます。
外側円がＡ(アンジェリーナ)さん、
内側円がＢ(ブラッド)さんです。
神秘的な結びつき その１
Ａさんの10ハウスカイロンは、Ｂさんの子供をあらわす５ハウスカスプとタイトな合で、Ｂさんの太陽とトラインです。
Ｂさんの太陽はノーアスペクトに近かったのですが、結婚によってＡさんの傷(カイロン)を癒しました。ノーアスペクトの太陽をもつ人は、シナストリ―(二重円)で太陽とアスペクトする天体をもつ相手に人生の方向性を左右されやすいといわれます。まさにそれがＡさんであり、一方的に左右されたのではなく、双方の利益は一致していました。
Ａさんのカイロンの傷は子供でしょう。前述のとおりＡさんは養育への意識が強い。牡羊座のカイロンはアイデンティティに関する傷をあらわします。養育への意識を満足させる自分の子供が欲しかったのでしょう。
その傷(カイロン)がＢさんの子供をあらわす５ハウスカスプに乗り、子供が欲しかったＢさんの希望とも一致。
Ａさんの前夫は養子に理解がなかったようですが、Ｂさんは理解がありました。子供が欲しかったのでしょう。
＜ピットがテレビインタビューで自らの子供を切望して涙ぐむ場面が放映された＞
神秘的な結びつき その２
Ａさんの太陽とＢさんのディセンダントが合。
Ａさんの夫をあらわす太陽が、Ｂさんの結婚をあらわす７ハウスカスプ(DC)と合なのは象徴的です。
Ａさんの海王星とＢさんのアセンダントが合。
これも象徴的です。Ａさんの子供をあらわす５ハウスの海王星が、Ｂさんの出生をあらわすアセンダントに乗ったことで、子供(５ハウス)がたくさん(海王星)生まれた(アセンダント)のでしょう。
なぜそう思えたかというと、ふたりの実子の出産が外国で行われているからです。アセンダント・海王星の射手座は外国をあらわします。
＜2006年5月には、ナミビアで俳優ブラッド・ピットとの間の実娘、シャイロ・ヌーベルを出産した。2008年7月12日にフランス南部のニースで男児（ノックス・レオン）と女児（ヴィヴィアン・マーシェリン）の双子を出産。＞
Ａさんの５ハウスはカスプがさそり座のため、本来は外国から(射手座)慈善的に(海王星)もらう(さそり座)子供(５ハウス)が暗示されています。
しかしＢさんのアセンダントにＡさんの５ハウス海王星が乗ったために実子を授かったとしたら、とても神秘的な結びつきです。
神秘的な結びつき その３
Ａさんの海王星-太陽のオポジションは、Ｂさんの天王星‐カイロンのオポジションにより、二重円におけるグランド・クロスとなります。
これはＢさんがＡさんの連れ子養子に理解を示し、更なる養子を迎えたことに関係するでしょう。
Ｂさんの天王星は外国をあらわす９ハウスにあり、冥王星との合で、危機的状況の海外の国と読めます。カイロンは３ハウスにあり、博愛の精神(カスプ水瓶座)から親戚関係(３ハウス)を結んで傷を(カイロン)癒す(魚座)と読めます。
これらがＡさんの海王星-太陽と価値観を共有し、柔軟サインのグランド・クロスの修復作用が起きたわけです。
つまり、結婚(太陽とディセンダントの合)によって、恵まれない子供(９ハウス天王星・冥王星)を、養子として迎えて(さそり座5ハウス海王星)、傷をいやす(魚座のカイロン)ことに二人で同意した(グランド・クロス)。
結婚は、二人の結びつきだけに留まらず、慈善活動を発展させ人々を感化したのです。
ちなみにＢさんの慈善活動をあらわす12ハウスに、養育をあらわすセレスがあります。セレスはＡさんの５ハウスドラゴン・ヘッドと合。Ａさんのドラゴン・ヘッドはＢさんに慈善的な(12ハウス)の養育(セレス)を思い出させる役割をしています。ともに射手座なので外国が絡む養育です。
妻となる女性が、養子を迎えてでも子供を育てたい気持ちは理解できます。月は養育と関連しますから。
いっぽうで配偶者に提案された養子を受け入れるのは、特に夫には難しい問題かもしれません。
養子を受け入れる側は「自分の子供だったらこうはならない」という違和感に直面するといいます。その点、養子をそれも異国からの養子を拒絶したとしても不思議ではありません。むしろ正直な反応と思えます。
＜ビリー・ボブ・ソーントンと2000年5月5日に結婚。しかし2002年にジョリーがカンボジアから男児マドックスを養子に迎えてまもなく破局し＞
ではなぜブラッド・ピットは、養子を歓迎したのか。
この疑問が記事を書いた動機でした。
ホロスコープを調べると、お互いの価値観が共有された神秘的な結びつきがいくつもあり驚きました。同時に、これほど強い結びつきがないと、養子や子供を心から迎えるのは難しいのかとも思いました。
しかし神秘的な結婚も、永遠ではなかったようです。
＜2016年離婚を申請。＞
この原因に少し言及します。
Ａさんの海王星に「バーテック」という文字が重なっていますが、これはバーテクスという感受点で、やや義務的に課された環境との関わり方をあらわしています。
バーテクスの180度反対側に、その名もアンチ・バーテクスがあり、個人の使命となる領域を示しています。
Ａさんのアンチ・バーテクスにはＡさんの太陽が合です(Ａさんの太陽は夫に投影する天体)。
Ｂさんのアンチ・バーテクスにはＢさんの月が合の範囲(Ｂさんの月は妻に投影する天体)。
つまり二人にとって主要天体である太陽と月は使命をもった天体なのです。スターである彼らにとって、太陽や月のエネルギーを配偶者に投影し続けることは難しい。それが結婚が長続きしない原因でしょう。
Ｂさんのは月だから俳優活動と関係ないと思うかもしれません。しかしＢさんの太陽は主要天体とノーアスなので、あまり使い物にならず、おそらく金星と合の月を使って、トップスターに昇り詰めたと思われます。なぜかというと、社会的頂点をあらわすMCとのイージーアスペクトは月・金星しかないからです。
しかしＢさんの太陽は小惑星も見ればベスタと合です。
乙女座とさそり座に関連するベスタは、射手座では性衝動を理想や大義に昇華できるとされます。Ａさんとの結婚は自らの大義となり得てＢさんの生きがいにもなったと想像できます。
気になるのはベスタ-太陽が１ハウスにあることです。ベスタが１ハウスであることは、目的に向かって専心することを意味します。これは合である太陽の力を強め、活動のモチベーションとなったのかもしれません。しかし１ハウスベスタは自分自身との基本的な関係を大切にしすぎるため、長期の人間関係は排除しがちなのです。
Ｂさんのベスタ-太陽は、Ａさんの心の傷カイロンを癒すことで彼女と結ばれました(トライン)。
しかしひとたび子供が生まれ成長すると、養育を介した結びつきは弱まったのかもしれません。そして代わりにＢさんのベスタ-太陽の自己依存性がまた強まったのかも。
Ｂさんの１ハウス太陽は、夫としての生き方を象徴している。太陽が主要天体とノーアスであれば、夫としての発展性を広げることは難しくなります。
二人を結びつけた相互のグランド・クロスの中で、Ｂさんのオポジションは破壊的(天王星・冥王星の合)な教育(９ハウス)によって養子(３ハウス)を傷つける(カイロン)とも読めます。慈善的な(IC魚座)家族(４ハウス木星)への破壊的(天王星・冥王星の合)行為(インコンジャンクト)と読めるかもしれません。
事実はわかりませんが、もしそうだとしたら二人のグランド・クロスは、解体することによって離婚という修復作業に動き出したのでしょう。
アンジェリーナ・ジョリーさんとブラッド・ピットさんのホロスコープでした。
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