『出生時刻を予想する:ホロスコープの読み方・番外編』は、2018年6月頃に作った原稿に2019年7~8月に修正を加え、音声をのせ、動画にしました。
実際に予想したのは、マツコ・デラックス、藤井聡太、羽生結弦で、『有名人のホロスコープ』の過去記事を基にしました。
これで『結婚相手の選び方』立ち上げ以来思い描いた、『ホロスコープの読み方』3部作が完結しました。
『結婚相手の選び方』を立ち上げたのは2014年頃。
『有名人のホロスコープ』でホロスコープ解読を始めると、自然にハウス予想をしていました。
サインだけのホロスコープには、本人の人間性との間に違和感を覚えたからです。
ハウス予想では、対象者の客観的な既成事実が必要になります(例えば「あの人は明るい」という印象は主観的なのであまり役に立たない)。
そのため、第三者が記述するウィキペディアを信頼しました。
ウィキペディアの情報量は一定ではなく、人によって違いがあります。有名だからネタが多いとは限りません。
ベッキーさんなどは意外と少なく、そのせいもあり予想は大外れでした。この間違い以降、より慎重にホロスコープを読むようになりました。
マツコさんと藤井さんの出生時刻は、記事投稿後に判明したため、動画では答え合わせをしています。
あとで出生時刻が分かる例は少ないですが、分かってしまえば「正解」か「不正解」かが明らかになります。
ハウスは12個なので、24(時間)÷12=2(時間)
つまり、2時間の幅が「正解」の許容範囲です。
2時間の幅とは、出生時刻の+2時間までか、-2時間までという意味です(0時⇔23時も天体配置は似ているので正解とみなしていい場合があります)。
そういう意味で、マツコさんと藤井さんの予想は正解でした(マツコさんは約+30分、藤井さんは約-90分)。
しかし、正解・不正解よりも、出生時刻を当てるよりも大切なことを「ハウス予想」は教えてくれます。
ハウス予想の過程で、(ハウス以外でも)ホロスコープの理解が深まる場合が多いのです。
これは、ハウスを予想するという一つのゴールに向けて意識を集中させるから。
漫然とホロスコープを眺めるよりも、真剣にホロスコープと向き合えるわけです。テレビでクイズをやってるとつい真剣に考えてしまうのと同じです。
結果的に、気づかなかったことに気づく、見えなかったものが見えてくる。そういう経験が多かったです。
なので、ハウス予想は自分には無理と思う人でも、やってみる価値はあるでしょう。
PS.
これからは、新チャンネル『心を癒やす旅』(サイト『心を癒やす旅』)を作り込んでいくので、『結婚相手の選び方チャンネル』での配信は暫らくお休みです。
テーマは旅・風土ですが、動画では占星術をほのめかしていると感じるかもしれません。その通りです(笑)。
松村潔さんの『東京星図』(絶版本)では、東京の誕生日を基にしたホロスコープが紹介されています。それがよく当たっていたので、土地にも占星術が当てはまることが分かりました。
例えば、東京の誕生日(1869年5月9日明治天皇が江戸城に入城した日)を基準にした東京の太陽サインは牡牛座。東京は日本経済の中心なので牡牛座はピッタリです。
ただ道府県となると、東京のように誕生日を突き止めるのが難しい。そのため帰納法で、各道府県のサインを導き出す予定です。
そのほか、風土を肌で感じるために、映画の舞台になった都市などを選んで旅をし、動画を作ります(都市が表すサインが県が表すサインと一致するとは限らない)。
例えば『凪のお暇』の舞台東京都立川市は『東京星図』では水瓶座の延長にあります。しかし『凪のお暇』を読むと乙女座の性質を強く感じました・・・。
『凪のお暇』のテーマである「空気を読む(つまり周囲を分析する)」や「節約」や「就職活動」はいずれも乙女座の事柄。軍都と呼ばれた立川はかつての防衛拠点で、現在は防災拠点なのも、乙女座的。
なぜかというと、東京の場合はハウスまで判明していて、ハウスでは立川方面は6ハウス(⇔乙女座)なのですこのようにハウスまで含めるとかなり複雑です・・・。
『心を癒やす旅』の動画は一般の人にも見てもらいたいので、できるだけ、占星術用語を使わないで作ります(サインは少しずつ紹介する予定ですが)。
もう少し作り込むと、「心を癒やす旅」の方向性が見えてくるはずです(9月下旬~10月頃までには…)。
故郷(や居住地)は心とつながっています。なぜなら共に月・蟹座・4ハウスの領域だからです。
故郷が大切なのは、誰にとっても心は大切だから。
ゆえに、土地の意味を知ることは、心を癒やすのです。
心を癒やす旅