吉田美和さんは1965年5月5日、北海道生まれです。DREAMS COME TRUEというユニットで音楽活動をしてこられました。
2004年頃9才年下の男性と結婚をされ、そのご主人に死別されたあと、2012年頃に19才年下の男性と再婚されたそうです。最初の結婚の相手が子供のいる既婚者であったことから、事実婚のかたちになったそうです。
ややふくざつな人生を歩む人はどんなホロスコープを持っているのか、そこに少し興味を持ちました。
まず、目に飛び込んでくるのが、中央の大三角形、グランド・トラインです。これはその元素が示す人生のテーマで多大な幸運と援助が得られるということです。
実はグランド・トラインだけだと、実用性に欠け、やや不安定なのです。その中に180度のアスペクトがかかることで、他者への働きかけ能力が加わり、幸運を実際に手にする可能性が高まります。
この場合、水の元素のグランド・トラインから、一つは牡牛座の太陽へ、一つは乙女座の火星・天王星・冥王星へ180のアスペクトがかかっています。
水の元素の特徴である情感に訴えることで、地の元素・牡牛座の特徴である強欲さを満たすことができた。しかも牡牛座にあるのは太陽なので、公的な面、つまり仕事で満たすことができたのです。
情感に訴えるというのは、彼女のヴォーカルが情感にあふれているということです。また、彼女の書く詩が人々の共感を生むようなものであるということです。
それが彼女の仕事における成功につながり、金品を得るという地の元素(牡牛座)の方向で実を結びました。
もともと牡牛座は音楽的センスに恵まれる場合も多いので、このホロスコープは非常に幸運な彼女の人生をよく表しているといえます。
さて、生まれ年の1965年前後は天王星と冥王星の合が生まれた時期でした。これは破壊と再創造の力を表すアスペクトです。
また女性の場合、結婚相手は太陽が形成するアスペクトにあらわれるといわれます。
彼女の場合、太陽は海王星とポジションを形成しています。
太陽と海王星がハードアスペクトの場合、次のような傾向があるといわれます。
「主体性や責任感に欠け、他者の意向や周囲の状況に容易に流されてしまいがちな男性を夫として選びます。
感情的に動揺したり、お酒で失敗したりして人生の舵取りを誤ってしまうことや、他者をだましたり、だまされたりすることが起こりうるでしょう。優しい一面のある人ですが、その結婚生活は苦労の連続となります。『詳解 月の正統西洋占星術』(神谷充彦著)より」
そもそも、彼女の太陽サインである牡牛座は欲張りな面があります。ほしいものがたくさんある、という願望は、実は他者を意識することで増大するところがあります。
すなわち、他者のもつものを奪うという形です。
これは、自分の性質をうまく使えなかった時に現れる、傍若無人な牡牛座です。牡牛座はほかの人に自分のエゴを押しつける癖があるのです。
そして、天王星・冥王星の合をもつ彼女自身が破壊の気質を内に秘めています。それはまた、転んでもくじけることのない、再創造の力でもあるのです。
彼女の結婚については、内容は詳しく分かりません。
ただ、太陽―海王星のオポジションや、火星-天王星-冥王星の合に彼女の男性観や結婚の遍歴を解き明かすカギがあるように感じました。
2015/10/18 追記
吉田美和さんのハウスを予想してみました。
予想のきっかけは10ハウスの海王星にしました。
第10ハウスの海王星:理想的なビジョンを社会生活に投影するため、OLやサラリーマンでは失望が多い。夢を売る商売がよい。地位や肩書きはあいまいなことが多い。また、籍を入れない結婚形態をとることも。
これを置いたときに全体の配置が彼女らしかったので、最終予想としました。
ハウスの予想ではポイントとなる天体を丸囲みしますが、今回はたくさん丸がつきました。
理論上はこの辺りしかないというホロスコープです。
まずは4ハウスの太陽です。
第4ハウスの太陽:脈々と流れる伝統的な価値観のなかに自分のアイデンティティーを見いだし、その良識の基準点になろうとする。自分と自分を取り巻く人々を、安全な場で包もうとする。知性よりも心を重視する生き方。社会的に表に出たがらないが、裏で糸を引きたがる。時には教祖的な人物になる。
梨花さんのところで紹介しましたが、これをもっている人に槇原敬之さんや堀江貴文さんがいます。
えもいわれぬ人気が出ることがある天体です。
人気タレントランキングの上位に顔を出すドリカムですが、わたし的にはなんでこんなに人気があるのかなぁと思っていました。
4ハウス太陽の人ならば納得できます。なにしろ「教祖」ですから。
3ハウスには水星が入ります。
第3ハウスの水星:自分の考えを表現することに巧みであるが、表現することがなくても人為的に自己表現するため、真意と言葉に不一致を生じがち。
ヤフーニュースのコメントかなにかで「歌はさわやかだけど、私生活はドロドロ」という意見をみたことがあります。
逆に考えると、これがあったからさわやかな歌をつくれたともいえます(笑)。
水星は月とスクエアになっています。
5ハウス(自己表現)にドラゴンヘッド(得意分野)があるのは彼女らしいところです。
月は7ハウスに入ります。
第7ハウスの月:かかわる人の気持ちや意志に本能的に反応し、それを制御できない。人の感情が自分の感情と混同されやすい。協力者や配偶者のわがままな要求に支配されやすい。人気運がある。個人的な部分を、社会的にむき出しにする。
彼女の結婚にかんする一連の流れを見ると、こんなこと言わなくてもいいのにと思う部分があります。
それをさらけ出してしまうのはこの天体に由来するのでしょう。
8ハウスに天体が多くなっています。
さそり座を原形とするハウスなので、情念が豊富なのでしょう。
第8ハウスの火星:他人の感情に深入りしたり、されたりする。 女性の場合には、男性との関係に深入りしやすい。感情的ないざこざに遭遇しやすく、深刻な感情を味わいやすい傾向がある。仕事面では、情熱的に作業に没入する力があり、専門的な分野では成功しやすい。しばしばサイキックなことに興味を抱く。
第8ハウスの天王星:人への感情の抱き方が独特なので、だれも好まない人を好んだり、また風変わりな感情のリアクションをする。突然の死、突然の破産に見舞われやすい。感情の変動は予測不可能。オカルト的な能力がある。
第8ハウスの冥王星:探究心が強い。対人関係で、決して踏み込んではならない領域に容易に侵入する。 基本的に巻き込まれることに対して抵抗感がない。
引用は松村潔さんの本のハウスのページからです。
松村さんの指摘はそのものズバリな的確さなので、びっくりすることが多いです。
ウィキペディアの吉田美和さんのページは記載が少なく、「人物」という項目はわずか10行ぐらいしかありません。
あえて特徴的なものを拾うと、
なぜか「降らせ物」(上から大量に物が降ってくるもの)に弱く、大量に物が降ってくるとすぐに泣いてしまう。『うれしたのし大好き』(フジテレビ系)に出演していた当時はその性質を番組ディレクターの清水淳司に見抜かれ、番組では吉田を泣かせるために要所で風船などを降らせる演出が使われていた。
これは4ハウスの木星(や金星)が平和を維持しようとする性質を持っているので、そこに由来したのかもしれません。
第4ハウスの木星:自分の環境と安心を守る性質。 幼少期に親から強い保護を受けている。ずっと保護を受け続ける人もいて、なかなか自立できないことも。
ただ大人が泣き出すというのは過剰すぎる反応なので、これだけでは説明しきれないかな。
8ハウスの天体にはサイキックとかオカルトという言葉が散見されました。
そのため過去世での記憶までも思い出してしまう人なのかもしれません。
・・・正直どうでもいい話なのですが、彼女の人となりを伝える記載があまりにも少ないので重箱の隅をつついてみました(笑)。
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