今回はファッションモデルの田辺あゆみさんをみます。
彼女に関するウィキペディアの記載は少なく以下のものだけです。
人物・来歴
夫は写真家の藤代冥砂。2005年に長男を出産。
10代の頃からファッション雑誌やCM、ファッションショーなどでモデルとして活動。16歳の頃に単身でパリに渡り、パリ・コレクション等でも活躍。
またモデル活動のほかに、執筆活動もしており、著書に「ナマケモノのひるね」がある。
2011年4月6日、「子供の命を守るため」に沖縄に移住することを自らのブログで発表。以後、沖縄在住。
最後の一文に非常に引っかかりました(笑)。
2011年4月6日といえば、当然2011年3月11日に発生した東日本大震災をうけての行動になります。
あの震災をうけて、類似の行動に走った人もいるでしょう。
それにしても考え方が突飛だなぁと思いました。
実際に被災した地域の人でさえ、ほとんどがそこに残っています。
子供の命は守れないと思っているでしょうか。
余震が続く中でも、もう災害は起こらないんじゃないかという経験則や生命のバランス感覚に支えられてそこに居続けたと思います。
そもそも、ふるさとを捨てることができません。
ふるさとではないとしても住んできた土地には愛着があるし、そこにたどり着いたことも含めて自分の人生だから、それを守りたいという気持ちがある。
神奈川県出身でおそらく首都圏に居住していたと思われる田辺さん。
実際に被災したわけでもないのにそこまでするのは、非常に際立った人間性だと感じました。
ここで問題とする行動は2つの性質に分解されます。
・子供を守りたいという母性的な気質。
・遠隔地に移住するという突飛な考え方。
母性的な気質は4ハウスの月か太陽があてはまりそうです。
月を4ハウスにあてはめると、全体の配置に違和感を覚えたので太陽を4ハウスにあてはめました。
第4ハウスの太陽:保守的な人生観を持つ。自分と自分を取り巻く人々を、安全な場で包もうとする。知性よりも心を重視する生き方。社会的に表に出たがらないが、裏で糸を引きたがる。
第4ハウスの水星:よい意味での平凡さと、当たり前の人間らしい発想をもつ。独自性を追求しないで、常識的な人格の育成を大切にする。不動産に対する関心がある。家での仕事を好む。室内に対して細かく手を加える。
太陽を4ハウスに入れたときに、1ハウスに天王星が入ります。
第1ハウスの天王星:ありきたりさを嫌い、常識的ではない人生観を持つ。独自の人生作りをし、迎合的ではない。人生に及ぶ危機は、たいてい人に理解も同情もしてもらえない。というのも、危機はこの人特有の個性が結びついた障害であり、自分で解決することで、本当の自己理解が得られる。突飛な行動が出やすくなる。
1ハウスに他の天体がないので、天王星の斬新さが強調されやすい。
しかし、彼女には4ハウスの水星も共存しています。
そのため全体では1ハウス天王星の衝動は緩和されていると思われます。
ちなみに田辺さんは身長が177cmと非常に高いので、それを踏まえて天王星をアセンダントにのせました。
4ハウスが強い田辺さんですが、夫の藤代冥沙さんによる写真集にこんなものがあります。
とにかく「家」が好きなんだな、ということがわかります(笑)。
その他海外でのモデル活動や、あるいは執筆活動もしているというのは9ハウスの天体が表していると思います。
9ハウスは海外・思想・宗教・出版などを表す部屋です。
火星は蟹座にあるので、執筆の題材もやはり家庭や家族に関するものでしょう。
ウィキペディアの短い説明から推測しました。
合っているかどうかわかりませんが、私なりには納得できたホロスコープでした。
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