イモトアヤコさんのホロスコープ

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※南極最高峰登頂を機に2018/3/3に追記しています
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ネット上にイモトアヤコさんの出生時刻がありましたので、それを基にしたホロスコープ解釈をします。


正しい出生時刻(1986年1月12日0時43分 )でホロスコープを作ると、南半球に天体がありませんでした。

ホロスコープの南半球(上半分)は社会との関係を表します。南半球に天体がないと、社会との接点が作りにくいのです。にもかかわらず社会で活躍したのは、なぜか?その謎を解いていきます。


天体がないといいましたが、オーソドックスな10天体以外の感受点は2つあります。8ハウスのカイロンと7ハウスのドラゴンヘッドです。

7ハウスのドラゴンヘッドは一対一の人間関係の発展をあらわしています。しかし彼女の特徴を必ずしも言い当ててません。

そうなると、カギは8ハウスのカイロンです。8ハウスは死や探求を、カイロンは心の傷を、カイロンの置かれた双子座は好奇心を表します。

意味を統合すると、好奇心によって死に直面するほどの探求をして(生を実感したいという)心の傷をいやす、となります。

この意味なら、『世界の果てまでイッテQ!』の活動と符合しますね。当サイトの8ハウスカイロンの説明は以下のようになっています。


☆第8ハウスのカイロン
この人は幼少期に本能的な欲求が抑圧されたことが心の傷となる場合が多いでしょう。
死への恐怖や憧れ、自己破壊衝動などがあるかもしれません。それは母なる子宮、つまり自分の源に帰りたいという回帰欲求ともいえます。
リストカットなどの自傷行為は、痛みを通して生きていることを実感させる逆説的な生の衝動なのかもしれません。


『世界の果てまでイッテQ!』の活動は、芸能活動とは根本的に異質です。登山家が命がけで挑戦するような山々に登るなんて「イモトアヤコだけ」が異次元のハードルを越えようとしている。彼女の替わりが務まりそうな芸能人は思い浮かびませんよね。

2012年9月マッターホルンに登山後、ヘリコプターで下山したことに対して、野口健にTwitterにて批難された。しかし、イモト本人の判断でヘリコプターにより下山を選択したわけではなく、登山では、下山の方が困難であり死亡率も高いが、視聴者が求めるのは登頂までの経緯であるため、本格的な登山家が本業ではなく、体力の消耗も激しかったため、野口の発言を批難する者が多数いた。しかし、その後マナスルでは自力で下山している。マナスルの死亡率は17.85 %。(ウィキペディアより引用)


そんな異次元の活動に向かわせたのは、彼女の対外的に頼るべき天体が8ハウスカイロンしかなかったからでしょう。それと同時に、MCのアスペクトに有効なものがなかったから。


しかしここで根本的な疑問が生まれます。

なぜ、外に出なければならなかったのか?

対外的に頼るべき天体がないならないで、生きる方法はいくらでもある。今の時代、家に籠っていても様々な方法で生きていけます。

(だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか
そんなにしてまで)

それは、主要な10天体が集中した1~4ハウスが個人の内面的な領域を表すのと裏腹に、サインは対外的(天秤座~水瓶座)だったからです。ハウスが現象、サインがポテンシャルと考えると、彼女の内に秘めたポテンシャルは全てが外を向いていた。特にカイロンとトラインの月がグローバルな水瓶座で、公的な活動を表す太陽も社会志向の山羊座だったのが大きく影響しています。

また人生のルール意識をあらわす土星が射手座にあり、カイロンとオポジションの関係のため海外に駆り立てています。カスプがさそり座であることは「極端な」海外の経験と読めますし、2ハウスであることはその経験が収入につながると読めます。


キャラクターでいうと、4ハウスの月は土地の習俗への理解が深いのです。それがグローバルを表す水瓶座だったので、「イッテQ」の世界各国を回り現地の人と触れ合う活動につながった。ここにきて7ハウスドラゴンヘッドが活きましたね。

珍獣ハンターの活動で彼女の人生が突然変わったのは、おそらく1ハウス冥王星の影響です。彼女の変なメイクはおそらく1ハウス火星の影響で、男っぽく(火星)化ける(さそり座)ことで自分を印象づけようとしたのでしょう。セーラー服を着るなど女っぽさも追及したのは、太陽に女性を表す金星が同居していたからです。太陽・金星・1ハウス(火星)、ともに外見に影響します。

芸風は、自称“魅惑の女子高生”といったキャラクターで、セーラー服姿で出演している。制服は母校・米子西高校のセーラー服を模したデザインである。鳥取の方言を使った一人コントを展開する。なお、太く見える眉毛は描いており、マジックではなくペンシルで描いている。眉を太く描くようになった理由は、本人曰く「顔がパッとしない」とのことで、田舎の女子高生を演じるコントで、田舎っぽさを出すことを色々考えていたところ、眉を太く描いてみたらしっくり来たと思ったことだったという。なお、珍獣ハンターとしての仕事で強い動物と対決する時はより太く描いている。(ウィキペディアより引用)


彼女のMCは蟹座。MCの役割がいまひとつピンと来ないのは、MCのアスペクトが太陽とのゆるいオポジションだけだからでしょう。とはいえ、情報(3ハウスの太陽)によって世界の人と人を結びつけようとする(MC蟹座)意図はひとまず達成されました。

いっぽうで、カイロンを除くすべてが北半球という配置は、芸能人としてはやはりハンデがあり、カイロンを使わない穏やかなスタジオ収録では力を発揮できないようです。

イッテQではVTR出演が大半でありVTRの中では明るくお転婆なキャラクターであり個性も強いが、大先輩の内村光良などが集うスタジオ収録ではあからさまに緊張の表情が隠せず発言の機会も非常に少ない。出演者に積極的に絡んでいく姿はあまり見られず他のパネラー同志のカラみを後ろからただ笑っていることが多い。以前、初めてプレゼンテーション(通称「めくり」)があった時も内村から「イモト初のめくり! 緊張してんのか?」と問いかけられて苦笑いだった。(ウィキペディアより引用)


2018/3/3追記


先日イモトさんが南極大陸最高峰に登頂し話題になりました。上の記事を改めて読んだのですが、「なぜそこまで」という部分が未解明と感じたので追記します。


主な登山プロジェクト
2009年5月 キリマンジャロ登頂(標高5895m)
2010年8月 モンブラン登頂 (標高4810m)(三山縦走(タキュル→モンモディ→モンブラン))
2011年8月 キリマンジャロ登頂(標高5895m)(2回目)
2012年1月 アコンカグア登頂断念(標高6962m、標高6890m地点で国際山岳ガイドの角谷道弘の判断で下山開始)
2012年9月 マッターホルン登頂 (標高4478m)
2013年10月 マナスル登頂(標高8163m)
2014年4月 エベレスト登頂断念(標高8850m、メラピーク下山後のベースキャンプ・カーレ(標高4900m)で断念)
2015年6月 マッキンリー登頂(標高6168m)
2016年8月 アイガー登頂 (標高3970m)
2017年12月 ヴィンソン・マシフ登頂 (標高4892m)
(ウィキペディアより)


2015年3月八甲田山合宿では「プライベートでは山には登りたくない。」とも語っている。(ウィキペディア)


登山好きでもない彼女を、生死にかかわるほどの冒険に駆り立てたものは何でしょうか。彼女の挑戦を解明するには以下の3点に答える天体が必要です。

「過酷な冒険に挑むのはなぜか」
「なぜ自分を犠牲にしてまで仕事に取り組むのか」

「ファイティングスピリットはどこから湧くのか」


これらに答える天体は10天体の中にはなく、カイロンを加えても不十分です。そこで4大小惑星+リリス等を加えてホロスコープを作り直しました。


するとカルミネート(MCに最も近い)天体がパラスであることがわかりました。パラスは、このホロスコープなら

・「過酷な冒険に挑むのはなぜか」

という疑問に答えています。


パラスはローマ神話の最高神ジュピターの娘で、父親の頭から甲冑を身につけ、槍と盾で武装した姿で生まれてきたという、知恵と戦争、工芸をつかさどる女神です。(中略)この、ユニークな性質の女神の名を与えられた小惑星パラスは、内面の男性性と女性性の調和と融合を図り、両性具有的な精神に向かおうとする意識を象徴すると考えられています。出生図の中のパラスのコンディションを分析することによって、一般に男女の間で優劣があるとされる、さまざまな知的特性を統合させた能力を、その人物がどのように発揮するのかを知る手掛かりとなります。(『完全マスター 西洋占星術』より)


4大小惑星(セレス・パラス・ジュノー・ベスタ)は普通無視します。なぜかというと小惑星の影響は比較的小さいから。それゆえに小惑星の本や情報も少ないのです。

ただしイモトさんのような、南半球に主要10天体がない、にも拘らず社会的に活躍しているような例では、小惑星が大きく影響している可能性があります。パラスが彼女に影響している根拠はアセンダントとのトライン。

アセンダントは外見を表しパラスは両性具有を表す為、太い眉毛の男性的なキャラクターが生まれたのです。


いっぽうでパラスは戦いの女神でもあります。初期には珍獣ハンターとして戦いましたし、近年は本格的な登山にも挑戦しています。これは「男女の間で優劣があるとされる、さまざまな知的特性を統合させた能力」を発揮しているのです。彼女の冒険には男女差を平均化したいという意図があります。なぜなら、発想の根源を意味するアセンダントが平均化を意図する天秤座だからです。

彼女の本格的な冒険は屈強な男性であっても困難なことは明らかで、男性からみると嫉妬を覚えるほどです。


パラスを中心に全体的な配置を確認します。パラスは9ハウスにあり、9ハウスのカスプは双子座です。これは様々な(双子座)外国(9ハウス)戦いを挑む(パラス)と読めます。

パラスが「アイデアに形を与える創造的な知性を表す(『アメリカ占星学教科書第6巻』P84)」点は重要です。つまりトラインでつながる木星やオポジションでつながる天王星のアイデアを、パラスが形にしたのです。

木星は4ハウスにあり心の状況を表しています。どんな心かというと、テレビ(水瓶座)で社会的に(カスプ山羊座)成功(木星)したいという心です。

いっぽうの天王星は2ハウスにあり、価値観を示しています。どんな価値観かというと、深刻な経験(カスプさそり座)によって、海外で(射手座)限界突破(天王星)したいという価値観です。2ハウスは収入の部屋でもあるので、価値観はそのまま収入になります。


・「なぜ自分を犠牲にしてまで仕事に取り組むのか」

この疑問に答えるのはベスタです。ベスタの性質も本の引用がよく物語っています。

ベスタはローマ神話のかまどの女神で、世界の中心にある「聖なる火」を絶やさぬよう、ひたすら見守ることを職務としていました。神話の中で彼女のエピソードが極めて少ないのは、その職務をまっとうするために、あらゆる男性神の求婚を断って、独身を貫き通した処女神だったからです。(中略)このような神話や歴史から推し量られる清廉で献身的な女神の性質から、ホロスコープにおける小惑星ベスタの象意は、重要な仕事に対する強い使命感や、何かを犠牲にしてでも目的を達成しようとする意志であると考えられています。出生図のベスタのサインやハウス、アスペクトなどを分析すると、の人物が並外れた集中力を発揮できる事柄や動機などを知る手掛かりが得られるでしょう。(『完全マスター 西洋占星術』より)


イモトさんのベスタは3ハウスにあり仕事を表す太陽と合です。そのため仕事への使命感・自己犠牲が強まる。

MCを天頂とすると、ベスタは天底(IC)に近く、つまりMCとオポジションです。この配置はいつかあの頂(MC)に登ってやるぞ、という姿勢をもたらします。

本来は近距離の移動を表す3ハウスは、カスプが外国を表す射手座のため、外国旅行になります。3ハウスの中に入ると山羊座になり、異次元的な膨張を表す海王星、訓練を表す水星、仕事の太陽、そしてベスタがあります。金星はアセンダント天秤座の支配星なので、発想(アセンダント)がココに直行することを示しています。

カスプ射手座が外国とすると、天体が集中する山羊座は山(高低差)を表します。海王星は冒険が異次元的(超人的)に飛躍することを示し、水星は乙女座の支配星なので訓練を表します。

それらの意図をまとめるのはベスタで、過酷な山(やぎ座)への冒険(3Hカスプ射手座)に身を捧げ(ベスタ)ます。ベスタと蟹座MCのオポジションは、自己犠牲(ベスタ)によって人気(蟹座)を得たことを示しています。山羊座は社会への適応もあらわすので、イモトさんは番組の要求に応えたのです。

ベスタはパラスとインコンジャンクト(150度)です。元素も様式も異なる二つのサインは、調和的な関係を作るまでお互いを縛りあい訓練します。ベスタにまとめられる3ハウスの意図は、インコンジャンクトによってパラス(カルミネート天体)とつながりました。


・「ファイティングスピリットはどこから湧くのか」

最後の疑問に答えるのはカイロンです。あの挑戦者魂は尋常ではないので、深い所に理由があるように思えます。深い所は8ハウス。カイロンは双子座です。


・大学生時代は映像関係のゼミに所属し、番組制作の実習などに取り組んでおり、目標はディレクターだったと言う。もし芸能人になっていなかったら、ADをやっていたと思うと話していた が、実際に学生時代にADのアルバイトをしている。自分もなりたかったモーニング娘。(当時)の辻希美のための企画で食べ物を探しに行かされるなどの雑用を経験、アイドルと自分との格差を思い知らされて一層芸能界への思いを強くしたという。
・歯並びにコンプレックスがあり、39万円かけて歯列矯正した。(ウィキペディアより引用)


アイドルと自分との格差を思い知らされてという部分は双子座のカイロンの傷と思われます。格差とは価値の比較によって初めて知るので、牡牛座(価値の)カスプの双子座(比較による)カイロン(心の傷)。8ハウスである根拠は、モーニング娘になりたかった所。ADのバイトがアイドルになりたいということは、つまり変身(8ハウス)を夢見ているわけです。その夢が挫かれたのでカイロンは傷ついたのでしょう。


カイロンが8ハウスであることを示すもうひとつの逸話が歯列矯正です。データベースにはインプラントとの記載があるので実際には歯を交換したと思われます。

さそり座を原型とする8ハウスは、変容を意味します。8ハウスカスプは牡牛座なので、口を表します。カイロンはコンプレックスを表します。歯並び(→→牡牛座)にコンプレックス(カイロン)があったので、交換(→双子座)によって変身(8ハウス)したわけです。


しかし、アイドルになりたいとか歯列矯正というレベルは数千メートル級の山々への登頂と釣り合わないので、カイロンだけで説明するのは無理があります。

そこでリリスが現れます。

リリスは人間の原始的・野性的な部分を表します。現代でいえば敢えて自然と立ち向かうことが相当するでしょう。体力の限界に挑戦することも相当するでしょう。8ハウスは変容の部屋であり、カイロンとリリス(真位置)は合なので、カイロンの意図はリリスの方向性と融合し野性的に変身したのです。

そういえば、珍獣と戦うのも原始的・野性的ですね。


カイロンは傷ついた癒し手と呼ばれ、傷を癒すまでの「プロセス」をもたらす天体です。

おそらく彼女は過酷な挑戦をすればするほど、自分自身が癒されるのでしょう。だからファイティングスピリットが持続するのだと思います。


すべての天体の意志は、MC蟹座の「人気者になるという目的に収束します。

蟹座MCの役割は「人と人をつなぐ」でもあります。イッテQの魅力は、海外で日本人が主体的に活動する所。それは日本と世界をつなぐ役割を果たし、イモトさんのホロスコープに象徴されています。


以上、イモトアヤコさんのホロスコープでした。


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