この人の存在を知ったのはごく最近ですが、広告などで目にしているうちになんとなく存在感のある人だなと思うようになりました。そこで今回は彼女のホロスコープを予想してみました。
予想のきっかけはMCを獅子座にしたことです。
生い立ち
会社経営の父と母、祖父母の五人家族の一人っ子として育ち、舞台鑑賞が好きな両親の影響を受けて小学生の頃より舞台女優を志す。幼い頃から『オペラ座の怪人』や蜷川幸雄作品に親しみ、同級生がアイドルやJポップの歌を聴く中、『レ・ミゼラブル』などのミュージカルのサントラを好んで聴いていた。小学校から中学校までの間に舞台や芸能事務所のオーディションを十数回も受けて全て落ちていた。数々のオーディションを受ける一方で、受からなかった時には早稲田大学の演劇研究会に入ろうと、小学校低学年から塾に通って猛勉強し、中高一貫の進学校である私立四天王寺中学校へと進んだ。
女優として
2005年、中学在学中に、両親のミュージカル好きが影響して参加したホリプロが創業45年を記念して主催する『山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2 〜屋上の天使』の出演者オーディションで9621人の応募者から見事主演の座を獲得し、シンデレラガールとして女優デビューを果たした。(ウィキペディアより引用)
小学生の頃より舞台女優を志す、と書いてあるので、MC獅子座を連想しました。
MC獅子座にしたときに、獅子座を原型とする5ハウスのカスプは魚座になりました。魚座はファンタジーを意味するので、ミュージカルを好んでいたという状況と符合します。
また支配星の流れを追うと、魚座の支配星は海王星で、海王星は2ハウスにあります。ミュージカル(5ハウス)で食べていく(2ハウス)という発想が現れるはずなので、良いと思いました。
このとき2ハウスのカスプは射手座にあります。
射手座は高等教育を表します。これは彼女が小学校のときから早稲田大学を目指していたという状況と結びつくと思いました。
つまり彼女は女優を志していた。女優になるためにオーディションを受けていたんだけれど、受からなかったときの保険として早大の演劇研究会に入ろうと考えていた。
私はここに特徴があると思いました。役者になるために大学の演劇研究会を経由しようとする人は、有名な役者のなかでは少数派でしょう。
彼女の場合は2ハウスが射手座にあったため、高等教育(射手座)を経由して食べていく(2ハウス)という発想になったのだと思います。射手座は海外をも表すので、海外からの事柄(ミュージカルなど)を通じて収入を得るという意味にもなります。
そうすると、アセンダントはさそり座となり、アセンダントの近くに冥王星があります。
第1ハウスの冥王星:こだわりの激しい人格。日常生活の機械性を排除し、思想の体現化を目指して、非常識な集中をする。時代の流行に無頓着。人生が突発的に変化する。非人間的な衝動に支配されている。
オーディションで9621人の応募者から見事主演の座を獲得し、シンデレラガールとして女優デビューを果たしたとあるので、まさに突発的に変化したのでしょう。
私が彼女に感じた存在感も、アセンダントさそり座やそれに近接する冥王星からきているのかなと思いました。
二谷友里恵さんと郷ひろみさんのホロスコープをみていたら、ふたりとも出生時刻が分かっていてアセンダントがさそり座だったのです。ああいう存在感のある顔がアセンダントさそり座の人なのでしょう。さそり座はセクシーさを表しますし、さそり座を支配する冥王星はカリスマ性を表します。それらが1ハウス側で会合したら、強烈な存在感となるはずです。
『3年B組金八先生』で共演した水沢奈子、忽那汐里、『Q10』で共演した前田敦子、柄本時生、池松壮亮、『女子ーズ』で共演した有村架純とはプライベートで仲が良い。特に前田敦子、柄本時生、池松壮亮とは、「ブス会」と称し、度々プライベートでのオフショットをSNSにアップするほどであり、通常はゲスト3人が出演して語り合う形式の番組である『ボクらの時代』(フジテレビ系)にも4人揃っての出演を果たしている。また大竹しのぶ、キムラ緑子とも親交があり、3人で食事に行ったり、タメ口でやり取りするほど仲の良い間柄である。(ウィキペディアより引用)
これらは1ハウスの水星からきていると思いました。
第1ハウスの水星:知性の機敏さと適応力。文学的能力よりも、弁舌能力として外交的な発達をしやすい。他人とのコミュニケーション衝動が強く、誰とでも会話しようとする。
水星は火星と合なので、タメ口をきくなどやや荒っぽい感じになったのでしょう。
映画監督の三木孝浩は高畑が主演を務めた舞台『奇跡の人』を観劇した際、自身のツイッターで「充希ちゃんが生み出す、観客の目を惹きつける”間”の絶妙さに唸りました!ナチュラルボーン女優です、ほんと。」、とのコメントを残している。(ウィキペディアより)
これはおそらく12ハウスの支配星(天秤座→金星)が12ハウスにあることからきている資質と思われます。
第12ハウスの支配星が第12ハウスに入る:この配置を持つ人には生来の強さが与えられていて、必要とするときにはいつでもエネルギーを汲み上げることができます。必ずしも自分の潜在意識のモチベーションや欲求を理解する必要はありませんが、それをさとった時には何をすべきかが本能的にわかるのです。これは12ハウスの支配星の中でもっとも直観的な配置の一つであり、様々な分野でインスピレーションや信仰を見いだしていくことが可能です。
彼女の12ハウスはカスプが天秤座にあるため、観衆との息が合うのでしょう。天秤座は他人の視線を鏡のように感じて自分と向き合うため、高畑さんが「エネルギーを汲み上げる」源泉は、実質的には観衆ということになります。そう考えると、彼女は映画やテレビドラマよりも舞台で本領を発揮する女優なのかもしれません。
最後に蛇足ながら冥王星とMCのアスペクトについて。
この予想では冥王星とMCはスクエアになっています。このほかにMCのアスペクトは太陽とのトライン。
出生時刻によってMCとのアスペクトは大きく変わります。ただ、ここまで職業的に認められた彼女であればこのぐらいのアスペクトがないとおかしいと思い、あえてこの位置にしました。
そうすると、冥王星は強力なので冥王星とMCのスクエアは、他人を蹴散らしてでも自分が出世したいみたいに考えます。MCは天体ではないので、必ずしも彼女がそのように動かされるわけではありません。そもそも人は、冥王星の影響を認識できません。
でも歩んだ道をふりかえったら、結果はそうなることが多いでしょう。彼女の躍進の陰に置き去りにされた人が、結果的にはいるのかもしれません。たとえば、オーディションに落ちた9620人とか。
もしMCと冥王星のスクエアであれば、彼女はいつか振りかえったとき、頂点へ昇りつめてもあまり良いものではなかったと感じるかもしれません。なぜなら違和感のあるサインから、人間業とは思えない影響を受けるからです。そういうアスペクトです。
以上高畑充希さんのホロスコープでした。
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