ダイアナ妃のホロスコープ

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2017年8月31日は亡くなってから20周年。

そんな記事を読みました。


さらに、カミラの存在が日増しに強まっていた。チャールズから紹介を受けて、最初こそ相談役として心を許していたが、疑心はやがて確信に変わる。挙式直前にふたりの関係に気づいたダイアナは、複雑な思いで結婚式に臨んだ。

「人生で最悪の日でした」

「皆、私たちが幸せだと思ったのでしょう。誰もが万歳と祝福してくれて、素晴らしい気分でした。心に大きな疑問があることを除けば」

チャールズがダイアナとの結婚を決意したのも、カミラの助言ゆえだった。そのことを知ってしまったダイアナの苦しみは、察するに余りある。ハネムーンの最中にも、チャールズの愛に希望を見出そうと懸命にもがいた。

「大きな望みを持っていたけれど、2日目には断ち切られたのです」

悲劇はすでに始まっていた。ケンジントン宮殿での結婚生活は、紆余曲折を経て、15年で破綻する。(madame FIGARO.jpより引用)


※出生時刻はアストロデータバンクから。


皇太子の不倫を知ったのは結婚式の直前だったそうです。

王室との結婚はMC天秤座が示すように彼女の到達点です(天秤座は7ハウスの原型で結婚に関連→支配星金星は5ハウス→王室(5ハウス)の女性(金星)になる事を暗示)。

結婚によって、太陽のエネルギーは夫に投影されます。

この配置はダイアナ妃のものですが、結婚と同時に太陽は二人の妻を持つ夫を表すことになります。


太陽は7ハウスにあり、世間(7ハウス)に認知された人物であると分かります。

7ハウスのカスプは双子座。太陽は水星合です。

双子座は二面性をあらわし、この水星は太陽に付き従う人物を表します。

主従関係を意味する乙女座を支配する水星は、この場合は主従関係にある妻を象徴します。

なぜかというと、階級意識が根強いイギリスでは、最高位の王室から見ると配偶者は対等な配偶者ではなく、従う者という性質を帯びるからです。

水星自体は蟹座(妻や母親を表す)にあるので、水星が妻であると分かります。

水星の逆行(マークの右下の小さい”r”)は妻の立場がオーソドックスでないことを暗示します。


いっぽうで太陽の蟹座が意味するのは、国家です。

国家(蟹座)に関係する世間(7ハウス)に認知された人物は、二人(カスプ双子座)の妻(蟹座の水星)を持つ夫(太陽)でした。

結婚を表す8ハウスのカスプもギリギリで蟹座。

彼女の結婚相手は、皇太子というよりは国家あるいは王室だったのかもしれません。

実際、ダイアナ妃の結婚・出産によって王室直系の血は守られました。


1996年8月28日の離婚確定判決をもって正式にダイアナと皇太子の結婚生活は幕を閉じた。(Wikipediaより引用) 

彼女が王室を離れた時、進行の太陽は8ハウスの天王星に近づきつつありました。獅子座は王室を表し天王星は離反を表します。

それより象徴的なのは太陽期(26才~35才)の終焉です。太陽期の終わり離婚はリンクしていたのです。

王室を離れたら、太陽はもはや皇太子への投影ではありません。

太陽は彼女自身です。


8ハウスは、死と再生を司る巨大な力を表します。

同時に8ハウスは結婚を表し彼女のホロスコープに秘められた力は、王室との結婚を果たすほどに巨大でした。

結婚を手放した時、巨大な力が向かった先はどこでしょうか。

イギリス王室との結婚は、一人の女性にとってかけがえのない経験です。

それほど巨大な力の受け皿は他にありません

死を除いては。


亡くなった1997年は、彼女が36歳になった年です。

死去 1997年8月31日(満36歳没)(Wikipediaより)

これは彼女が火星期(36歳~45歳)に入ったことを意味します。

彼女の火星は8ハウスにあります。

火星は事故を暗示し8ハウスは死を暗示する。

出生図に暗示されているならば、彼女の魂はすべてを受け入れた上でこの世に生まれてきたはずです。


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