エッセイスト・タレントとして活躍する阿川佐和子さんのホロスコープを見ます。ハウス予想です。
予想のきっかけは、６ハウス(アルバイト)です。
・アルバイト歴…
慶應義塾大学幼稚舎図書室。中学生の家庭教師。スポーツ用品店の売り子。信用金庫のダイレクトメール配達。デパートの包装係。(有名人データベースより引用)
販売や配達、教師を表すサインは双子座です。そこで６ハウスのカスプを双子座としました。６ハウス･双子座には木星があり、支配星水星は射手座のため、大学やスポーツ(木星･射手座の担当分野)に関わったのでしょう。
このときMCは天秤座。天秤座は公平を表すサインなので、司会者のような仕事が想定されます。
彼女は『ビートたけしのTVタックル』をはじめ、様々な番組の司会をしてきたのでふさわしい。
また、天秤座は一対一の人間関係を表します。
彼女は『サワコの朝』というトーク番組を持つほか、『阿川佐和子のこの人に会いたい』など数多くの対談集を出版しています。
カルミネート(MCに最も近い)天体はエッセイ･芸能界を意味する海王星にしました。
阿川さんは若い頃、数十回に及ぶお見合いをし、体験をエッセイにしています。
・大学在学中の22歳の時を皮切りに約50回お見合いをしたが成就しなかった。相手は医者、官僚の卵、商社マンetc.(有名人データベース)
『お見合いバンザイ…!?』講談社、1995年 「阿川佐和子のお見合い放浪記」+α文庫(ウィキペディアより)
婚活を表すのはディセンダントに始まる７ハウスです。７ハウスには「変わり者」を表す天王星があります。
【７ハウスの天王星】平凡で退屈な自分に刺激を与えてくれるのは、常に他者である。危険人物と関わることで、規則正しい日常生活を破壊される。結婚は別居結婚など特異なルールになる。変わり者と結婚すると楽しい。(『完全マスター西洋占星術』より)
・好きなタイプ…変な男性。手に色気がある男性。サル顔の男性。(有名人データベース)
天王星は蟹座で支配星月は８ハウスにあり、乙女座。７ハウスに天体があっても婚活するとは限らないですが、支配星が結婚を意味する８ハウスに流れるので、婚活･お見合いが強調されます。
しかも８ハウスカスプが獅子座であれば、夫(獅子座)を見定める(乙女座は分析を表す)。
乙女座のルーラー水星は11ハウスにあり、射手座。
友人(11h)の紹介でお見合いしたのでしょうか。
水星は初期度数(0度09分)なので、衝動的。射手座の上昇志向が衝動的に現れます。
射手座の支配星木星は６ハウスにあり双子座。支配星は水星のため、木星と水星を行ったり来たりします。
しかも６ハウスはルーチンワークの部屋。
50回もすれば、お見合いは只のルーチンワークです。
双子座は選択を表すため、終わりのない夫選びになる。
双子座は書くことも表すので、お見合いの経験で感じたことをエッセイに書く(木星と海王星はトライン)。
時を経て2017年、63歳にして結婚。
阿川さんは初婚ですが、夫となる人は再婚で、6才年上の慶応大元教授(当時69才)。元妻との別居を機にふたりの距離は近づいたそうです。
つまり天王星(離別・接ぎ木)が象徴したのは、この夫だったのです。
阿川さんの父は元軍人の作家、阿川弘之さん。
とても恐い人だったそうです。
家庭を表すICは軍人を意味する牡羊座。支配星は火星で９ハウスにあり、乙女座(最終度)。
９ハウスは出版を表します。火星が象徴したのは元軍人で怒りっぽい♂、作家(9h)の父でした。
火星はリリスと合。
リリスは月の遠地点で、無意識に執着する対象を表しています。
意識上で恐れた父親は、実は彼女が追い求めた恋人♂だったのかもしれません。
なぜなら父の死後に、やっと結婚したから。
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