2021年12月18日に神田沙也加さんがお亡くなりになりました(自殺といわれています)。
ホロスコープから原因を解明します。
ホロスコープには、本人の仕事内容が描かれています。
俳優の場合は、どんな劇でどんな役を演じ、どんな人と共演したが描かれている。
沙也加さんの死には、声優として演じた『アナと雪の女王』(通称・アナ雪)と重なる部分がありました。
アナ雪は、多くの人に見られた映画です。
ただ、見ていない方も多いと思いますので、ネタバレになりますが、少し説明します。
沙也加さん演じるアナが心に傷を負った時、治療を求められたトロール(妖精)は、こんな言葉を告げました。
「アナ、君の命が危ない。姉さんの氷のかけらが心に刺さっている。もしそのままにしておけば君は凍りついてしまうだろう、永遠に。…頭に刺さったのなら、簡単に取れた。だが、凍った心を解かせるのは、真実の愛だけなのだ。」
アナは、ハンスという婚約相手に裏切られてしまう役でした。
失意のアナは、氷に固められるのですが、姉のエリサ(雪の女王)の真実の愛によって、救われます。
死は人生の一部なので、出生図に描かれているはずです。
そこでまず、この出生図から、彼女の死を探ります。
【死の背景】
死を表すハウスは8ハウス。
8ハウスに天体はありません。
8ハウスのカスプ(境界線)は牡羊座。
牡羊座の支配星は火星で、4ハウスにあります。
火星は事故をあらわすので、事故やケガで突然亡くなることが暗示されている。
どんな事故でしょうか?
4ハウスは、家をあらわすハウスです。
でも沙也加さんの4ハウスは、カスプが射手座。
旅行(射手座)先の家、つまりホテルとも読めます。
4ハウスを進むと山羊座になり、そこに海王星と火星があります。
山羊座は高低差を表すサインです。
つまり旅行先の家は、高層(山羊座)のホテル。
旅行先の高層ホテルで何が起きるかというと、海王星になって火星になる。
つまり浮遊(海王星)して、事故(火星)になる。
火星は死を表す8ハウスの支配星なので、死に至る事故にも成り得ます。
【自殺の動機】
その4ハウスに、経過の太陽は入ったところでした。
※外周の緑色の天体が、2021年12月18日の天体配置。
太陽は、夫や父親を表す天体です。
自殺当時、沙也加さんに夫はいませんが、結婚を約束した男性がいました(結婚を前提に付き合っている男性は、太陽で象徴されると考えて良いでしょう)。
また自殺の数時間前には、父親・神田正輝さんに電話をしています。
経過の太陽は射手座。
射手座の支配星は木星で、6ハウスにあり、魚座。
6ハウスは職場や同僚をあらわすハウスです。
6ハウスのカスプは水瓶座(集団を意味する)なので舞台なのですが、魚座はファンタジーを意味するので、ミュージカル的な舞台と思われます。
舞台『マイ・フェア・レディ』で共演するため、同じホテルに滞在していた前山剛久さんがお相手らしいので、ホロスコープ通り。
しかし魚座の意味は、裏返せば「浮気」。
魚座の支配星は海王星で、4ハウスにあり、山羊座。
4ハウスは家をあらわすので、家庭を持つこと、あるいは同棲と読めます。
山羊座の支配星は土星で、3ハウスにあり、射手座。
3ハウスはコミュニケーションの部屋。
カスプがさそり座のため、秘密裡(さそり座)のコミュニケーション(3ハウス)の内容によって、同棲にブレーキ(土星)がかかったと読めます。
この辺の事情はネットにあがっています(以下引用)。
神田沙也加さんは ホテルにメモを残していたようです。その内容とは?
女性にあんまり強い言葉は使っちゃダメだよ。一緒に勝どきに住みたかった。2人で仲良く、子供を産んで育てたかったです。ただ心から愛してるよ
ここに 書いてある「勝どき」というのは神田さんと前山さんが同棲するはずだった「新居」 だったそうです。
一緒に不動産屋で物件を選んで、申し込みをして審査に出し、審査まで通っていたとのこと。
30代半ばになり、 1回離婚も経験している神田沙也加さん。 今度こそ幸せになると思って結婚を前提にお付き合いしていた男性に元カノと浮気され、 ショックは大きかったと思いますし、
他にも喉の不調があり、手術が必要だったそうです。
飛び降りる前日の17日に札幌に到着した神田沙也加さん ですが、前山剛久さん と一緒に札幌に来ており、 17日には一緒に外出をしていたそうですが、マネージャーと前山剛久さん との食事を断り、部屋に戻っていたようです。
その後ホテルの22階から飛び降りています。(引用元)
ネットのうわさでは、元カノはアイドルで、前山さんのLINE(3ハウス)の内容から浮気が発覚したようです。
3ハウス土星には経過の火星・ドラゴンテイルが近づいていました。
火星はライバルを意味する天体ですが、ドラゴンテイルが過去を表すため、ライバルが「元カノ」になる。
つまり、元カノがブレーキ(土星)をかけたと読めます。
ちなみに火星は、アイドルを意味する天体でもあります。
重ねてちなみにですが、火星は争いの星で、勝負に関係するため、出生図の4ハウスにある火星が「勝どき」(のおそらくタワーマンション)になりました。
勝どきは海辺(海王星は海を表す)のエリアなので、沙也加さんには勝どきのタワマンが、理想の家だった。
【自殺の引き金】
自殺に追い込んだ天体を探る前に、自殺の主体と思われる出生図の火星を、サビアンシンボルで考察します。
山羊座26度・・・「水の妖精」
「水の妖精」は、人の心に救いや潤いをもたらす想像力の作用を表します。「水」は落下するものであり、努力や向上心とは反対の方向を持つ、リラックスや眠りに関わる作用です。…「水の妖精」はいつの時代も変わることのない安らぎをもたらします…具体的にこの度数は、芸術的天分、繊細なセンスなどに関係しています。『愛蔵版 サビアン占星術(松村潔)』
なぜ「飛び降り」だったのか?
に対する答えが、ココにあります。
つまり、事故を意味する火星が、落下する性質を持っていたのです。
落下する水といえば、まず、雨が連想されますね?
「なみだ雨」というように、人は悲しみを雨と結びつけます。
そもそも4ハウスは、蟹座を原型とするハウス。
蟹座は水のサインで、活動サイン(始点)でもあるため、水の始点、つまり雨と関係が深いのです。
でも沙也加さんの人生には、雪がつきまといました。
なぜでしょうか?
なぜなら、恋愛を司る金星、破壊を司る冥王星がさそり座だからです。
雪をあらわすサインは、さそり座。
水のサインで、固定サインのさそり座は、固まった水(つまり雪や氷)を表します。
さそり座の支配星は冥王星。
2021年12月18日、事故を表す火星に、金星と冥王星が近づいていたため、失恋によって雪のなかに身を投げた(恋愛を意味する金星が失恋になったキッカケは、金星が逆行中だったから(逆行は見直しを意味する))。
それはアナが追い詰められた時、崖下60mの雪の中へ、自らロープを断ち切ってダイブした場面と重なります。
沙也加さんは映画の役柄を人生に投影する、運命的な最期を遂げたのです。
結局のところ、沙也加さんを自殺に追い込んだ天体は、出生の火星を通過していた経過の金星と冥王星でした。
金星は恋愛を、冥王星は崩壊を意味します。
冥王星が破壊したのは、沙也加さんの勝どき(火星)の家での同棲生活(4ハウス)。
4ハウスは家であると同時に、心でもあるため、同棲の夢が断たれると、心がボロボロになります。
沙也加さんは、真実の愛を求めていました。
それは結婚で実現することはありませんでしたが、雪の札幌で身を投げる行為によって、≪真実の愛≫を示しました。
つまり彼女の自殺は、
真実の愛とは与えられるものではなく、自らが与えるものだというメッセージでした。
彼女のメッセージを受け取った人々が、『アナと雪の女王』のエンディングのように、世界を温かいものにしてくれる、という願いが込められていました。
≪冥王星は崩壊だけでなく、再生も意味する≫
神田沙也加さんの自殺がきっかけになり、今の混乱した世の中が、温かい世界に再生することを期待します。
後記
予告に「コロナの流れにも沿っている」と書いたのですが、それは神田沙也加さんと松田聖子さんはホロスコープが似ていて、双子のように感じたからでした(天体配置は異なりますが、アングルが全て同じで、MCも揃って双子座です)。
コロナは双子座と関係があります。
しかしそこまで言及すると長くなり、まとまりにくくなると感じたのでひとまずはここまで。
ただ、一つ言えることは、時代の空気が変わりました。
二重に閉ざされた空間での3名の自殺とは、雰囲気が違います。
コロナの状況が、新しい段階に入ったのでしょう。
どこがどう変わったかは来年、世相の変化も見ながら、改めて投稿したいと思います。
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