中森明菜さんのホロスコープ

中森明菜さんの結婚がふと気になったので、ホロスコープで見ていきます。ネットにある出生時刻の中で①を選びました。

1963年7月13日
①19時40分
②19時30分

ピンク色の大三角形(グランドトライン)があって、その一角である太陽から月へ、土星から冥王星へオポジションが伸びて、2種類のカイトが成立しています。

とくに太陽⇔月は個人天体の両雄ですので、大活躍が見込まれる配置です。土星⇔冥王星もカリスマ性が発揮されそうで、かつての活躍は伝説化しています。


大三角形と重なるように、ヨッド(うす緑色)があります。
ヨッドは葛藤を表す複合アスペクトです。

大三角形でカイトを成立させた太陽⇔月のオポジションは、ヨッドにおいてもブーメランを成立させています(やや不完全)。

ヨッドだけだと、先端の天体(この場合は月)が拘束されてしまい、底辺の2天体の意図を実現する役割に制限されるのですが、ブーメランを成立させる天体があることで、解放され得ます。

底辺の2天体(7ハウス金星/5ハウス木星)は芸能活動を暗示するため、12ハウス月は「芸能界(12h)の人気(月)」という役割に限定されてしまっていた。しかし対向に太陽があったおかげで逃げ道が出来る(はずでした)。

しかし皮肉にも太陽は仕事を表す天体で、6ハウスは労働・職場を表す部屋。しかもサインは蟹座(支配星は月)のため、逃げたのに月に戻り、仕事に忙殺されてしまいます。

月は女性原理を表す天体で、女性らしい生き方を体現するはずでしたが、ヨッドで拘束されたために(&皮肉な配置のため)、結婚に至らなかったのでしょう。

ホロスコープを俯瞰すると、一つだけ孤立した(アスペクトのない)天体があります。

それは8ハウスの火星で、8ハウスは結婚生活の部屋。
これも、結婚に縁がなかった一因なのでしょう。


中森明菜さんといえば、近藤真彦さんとの交際が大きく報道されていました。近藤さんと破局後、自殺未遂事件があり、6か月を経て、なぜか同席のもと、復帰会見が行われたそうです。

6カ月ぶりに姿を現した中森さんは、まず「え~皆さん」と報道陣へ呼びかけ、感謝を口にしたが、その声はか細く震え弱々しい。そしてこう続けた。

「皆さん、生きていらっしゃる限り、一人ひとり色々な悩みを抱えて生きていらっしゃると思います。それを一生懸命乗り越えて、頑張っていらっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。私も自分なりに必死に耐えましたし、頑張ったつもりです」。

そして何よりもやっぱり」と、彼女は頬を持ち上げ、優しい笑顔を作ってみせ「私の大切なファンの皆さん」と語りかけ、「ごめんなさい」と頭を右に傾け首を傾げるように謝った。

この仕草からは、ファンに許してもらえるのか心配と不安でいっぱいの内面が見てとれる。それを反映して、ファンに無抵抗で甘える印象を与える表情だった。


やはり、ヨッドの一角7ハウス金星(水星)はファンを表しているのだと思います。7ハウスは1対1の人間関係を表す部屋ですが、自分と社会(の構成員)の関係を表すことがあるからです。

月はファンの人気者(月)でなければならない・・・拘束

月の対向が6ハウス太陽であることは、同僚(6ハウス=近藤さん)を夫(太陽)に投影するのに絶好の配置のはずですが、太陽は蟹座で支配星が月のため、太陽を使おうとすると、大三角形(仕事)に発展するか、ヨッドの先端(月)に戻ってしまうのです。

そして月は山羊座で、支配星土星は1ハウスにあり、2ハウスのカイロンと魚座で合。カイロンは心の傷を意味しますが、2ハウスが肉体を表すため、現実逃避(魚座)に自傷したのでしょう。


こちらは近藤さん(外円)との相性図です。

結婚前の交際を表すのは7ハウスですが、7ハウスの天体同士スクエアで相性が悪いので、相性図で見ても結婚は難しそうです。

会見では近藤さんが場違いな言葉を発して、明菜さんを傷つけたであろう場面があったのですが、近藤さん(外円)の3ハウス(言葉)に暴力を表す火星があり、明菜さんの2ハウス(価値観)のカイロン(心の傷)とスクエアであってみれば、交際中もこういう感じだったと想像できます。


彼女は結婚には縁がなかったかもしれませんが、多くのファンの心を癒やし、それはカイロン(癒し)が大三角形の一角であることに表れています。

生まれ日は満月に近く、ひときわ輝く月の夜に生まれた明菜さんの美しいホロスコープは、多くのファンに愛された彼女の人生を映し出しています。



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