今回は、最新のタレント人気度調査の男性部門で3位に入っていたマツコ・デラックスさんのホロスコープをみてみます。
今回も、前回の松岡修造さんに引き続き、ハウスの予想をしてみました。
松岡さんの時よりは納得度は落ちるのですが、それなりに納得できる予想ホロスコープができました。
マツコ・デラックスさんの予想ポイントはいまいち湧かなかったので、身体が大きくなりやすい第1ハウス木星になるように、とりあえずホロスコープをつくってみました。
すると、偶然にもそれぞれの天体-ハウスがなかなか良いところに収まりましたので、微調整をして導き出したのがこのホロスコープです。
このホロスコープをつくるにあたっては、最初に12:00のホロスコープをまずつくるわけですが、そのときの月と土星の配置はこんな感じだったのです。
3度ぐらい誤差がありますが、月は動きが速いので、予想ホロスコープではタイトな合へと急接近しています。
私はこれを見たとき、もしかすると、この月と土星の合がマツコ・デラックスさんがゲイの感覚を覚えた「しるし」なのかなと思いました。
すなわち、男性において女性意識(配偶者意識)である月が、男性象徴である土星と重なったのです。
女性においての男性意識は太陽と火星ですが、男性において男性(父性)を意識するものは土星しかありません。
とはいえ、男性における月と土星の合が、すべて同性愛につながるとは思えません。
前々回の錦織圭選手も非常にタイトな合でしたが、そういう報道はきいたことがありません(笑)。
そうではなく、月と土星の合をもつ男性に、ゲイの意識へ向かわせる「変換スイッチ」にあたる星があるのではないかと考えたのです。
そしてそれは、「第11ハウスの天王星」ではないかと思うのです。
奇しくも前回、松岡修造さんの性質の陰陽をひっくり返させた「きっかけ」ではないかと指摘したのがこの星でした。
天王星というのは水瓶座の支配星です。
水瓶座は第11ハウスの原型です。
第11ハウス天王星は力強く反作用の影響を与える星なのかもしれません。
もう一つ、この場合の月―土星の合が同性愛意識のしるしだと思わせたのは、それが双子座にあるためです。
たとえば、男性において月が獅子座にあるとすると、派手な女性を好むようになります。配偶者意識たる月のおかれたサインが、その男性の好みのカギを握るわけです。
そこで、ウィキペディアにこんな記述がありました。
”子供時代から自身が男性同性愛者(ゲイ)である事を自覚しており、幼なじみの従兄弟に性的な魅力を感じた事をエピソードとして語っている。因みに漫才師シンデレラエキスプレスの松井成行はいとこの一人で、男性のいとこは自分一人なので自身の事かも知れないと語っている[3]。”
つまり、マツコ・デラックスさんの男性の好みはゆくゆく漫才師になるようなおもしろい人だった、ということになります。
そして「おもしろい」という要素で発想されうるサインのひとつが、双子座なのです。
さて、アセンダントに天体が乗ると身体が大きくなる、というのをきいたことがあります。
この予想図ではアセンダントに海王星が乗ることになりました。
海王星は際限なく広がる拡張性を表しますので、もしここにあるとすれば、ひとつ納得がいく配置です。
では、前回にならって一つ一つの天体の意味をみていきましょう。
第1ハウスの海王星:神話から抜け出してきたような容貌と人格の持ち主。 人生を支配するのは無意識の直観になる。 はっきり一本化できないアイデンティティーを持つ。 現実的な感覚を獲得するのに時間がかかる。 人類の集合的欲求を感知しやすく、これに従うと良い業績をなすこともある。 主婦や実務家としては、変わり種のおもしろい人格に成り、笑えるエピソードが絶えない。 天然ボケ。
第1ハウスの木星:楽天的なリラックスした雰囲気が容貌に表れる。 時にはボケ味を醸す人格を持つ。 チャンスが容易に得られる。 例外はあるが、比較的身長が高くなりやすい。 社会や集団に役立つ能力を持ち、若い頃から指導的な立場に立つ人も多い。
第7ハウスの土星:自分に対する厳しさが不足しているために、パートナーから試練を与えられることで人生のバランスがとれる。 社会活動は、実力者や権威者から薫陶を受けてはじまる。 古風な環境に生きることで安定性を感じる。
第7ハウスの月:女性の援助によって社会的な経歴がつくられる。 かかわる人の気持ちや意志に本能的に反応し、それを制御できない。 人の感情が自分の感情と混同されやすい。 人気運がある。 個人的な部分を、社会的にむき出しにする。 特定の人に保護されて社会的なチャンスを獲得する。
第10ハウスの金星:芸術的、芸能的、社交的な職業運がある。 ファッション関連、美容、レジャー、エンタテイメント関連などにむいている。 自分を演出することにたけている。 年長者を持ち上げるのがうまい。 毎日のように人に会うと、気分的に落ち着く。 実力よりもステイタスの高い仕事に就く。 歩く広告塔の傾向がある。
第10ハウスの冥王星:社会の時流とは無関係に、独自の経歴を形成する。 本質的なライフワークに気がつくと、第一線で活躍する実力者になれる可能性があるが、アスペクト次第では、職業を完全に放棄して一生何もしない場合もある。 深刻な社会問題に関係しやすい。 独裁精神の影響で、協力者は従うか離反するかになる。 また、社会を冒涜する場合がある。
第10ハウスの火星:実力勝負でキャリアを獲得する。 ほかの人を押しのけて、早めに地位を獲得しようとする。 協調性の欠落が原因で、敵を作る。 仕事人間。 自分の流儀でも、自分の目的でもない部分で認められることを拒絶する。
第11ハウスの天王星:何ものにも縛られずに、自分の理念を追求したい。 気質の根底に反動的な資質がある。 古風で伝統的なイメージに反対し、故意に崩れた言動や衣服を好む人もいる。 理想実現のためには個人生活を犠牲にする。 過激なサークルに参加する。
第11ハウスの太陽:社会の現状に満足せず、改革の意志を忘れない。 友人、組織に協力と貢献をする。 常に意識は未来に向かうので、目前の不遇にも耐えきれる。 特定の地位や職場に縛りつけられることを嫌う。
第12ハウスの水星:メディアの中で広く発言する権利を獲得しやすい。 知性を働かせるのに独特の手段がある。一人でコツコツと文章を書くと才能を発揮できるが、公の場で弁舌を働かせるのは不得意。 静かに一人でいるときには、霊感や直感が働きやすい。 人間心理に対する鋭い洞察力を持つ。
私はハウスを予想しているときに「まさにこの人だ」と感じる部分では笑ってしまうのですが、今回は「第7ハウスの月」「第10ハウスの金星」あたりで大いに笑ってしまいました。
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