清水富美加さんのホロスコープ

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興味深いニュースが飛び込んできたので清水さんのホロスコープを見てみます。

清水富美加、22歳で衝撃の引退…理由は「幸福の科学に出家」
スポーツ報知 2/12(日) 5:00配信
 人気女優の清水富美加(22)が芸能界を引退する意思を固めたことが11日、分かった。宗教団体「幸福の科学」の信者であることを所属事務所「レプロエンタテインメント」に明かし、「仕事をやめて、幸福の科学に出家します」と話したという。清水は4日生放送のフジテレビ系「にじいろジーン」を最後に、体調不良を理由に仕事をすべてキャンセルしており、事務所は本人と連絡が取れない状況。この日、事務所公認のツイッターが削除され、清水は個人アカウントを新設。突然の宣言で契約トラブルも浮上している。


WEB上に出生時刻の情報がなかったのでハウスを予想しました。


宗教を表すのは射手座や9ハウスです。予想のきっかけではありませんが、図らずも太陽は射手座の9ハウスに収まりました。

予想のきっかけは乙女座6ハウスのカイロンです。6ハウスのカイロンは肉体に対するコンプレックスを表します。

・鼻の形にコンプレックスがある。(有名人データベース PASONICA JPNより引用)

あとで話しますが、今回の騒動にはこのカイロンが大きく関わっているようです。


宗教団体に出家します

というのは衝撃的な行動です。芸能界で活躍中の若い女性であれば、特に。

芸能界で活躍しているのに勿体ない。なんでそんなことするのだろう?

というのは「第3者の価値観」です。

しかし、本人の中には宗教活動に従事したいというやむにやまれぬ衝動があった。その事情をよくあらわしているのがこの2天体です。

第11ハウスの天王星:何物にも縛られずに、自分の理念を追求したい。気質の根底に反動的な資質がある。 理想現実のためには、個人生活を犠牲にする。過激なサークルに参加する。

第8ハウスの冥王星:探求心が強い。対人関係で、決して踏み込んではならない領域に容易に侵入する。基本的に巻き込まれることに対して抵抗感がない。 人に説明できない感情を抱え込んでいる。

(『完全マスター西洋占星術 』(松村 潔)より引用)

とくに8ハウスの冥王星は、私生活を表す月や宗教を表す木星と緊密な合。これが強烈です。

ただでさえ強烈なのに、それが8ハウスの原型たる蠍座で起こっているとなれば、その意志は純粋でストレートです。


仕事をあらわす太陽は射手座の9ハウス。

清水さんの活動歴を振り返ると、以下のような活動がそれらしいものでした。

日立 世界・ふしぎ発見!(TBS、不定期)
哲子の部屋(2013年8月、2014年8月、2015年5月、NHK Eテレ)
にじいろジーン(2016年4月2日 – 、カンテレ・フジテレビ系) – レギュラー (ウィキペディアより引用)

『ふしぎ発見』や『にじいろジーン』は海外に関連する仕事。『哲子の部屋』は哲学に関連する仕事。海外も哲学も射手座や9ハウスの担当分野です。

しかし、これらが彼女の主戦場ではありません。彼女は女優です。彼女が惜しまれたのは、実力派の役者さんだったから。

それを表すのが獅子座6ハウスの火星です。

第6ハウスの火星:ダンス、ボディーワーク全般や肉体労働系の仕事に適性がある。

獅子座の表現領域は無限です。

文芸もあれば、美術も音楽もあります。そういった作品を残す表現もありますが、肉体を表す6ハウスでは体を使って自分自身が表現媒体となる。乙女座を原型とする6ハウスですから、完全に創造的な表現ではなくて、秩序づけられた台本の中での表現になったのでしょう。

しかし、火星は大きな活動エネルギーですが必ずしも仕事に結びつくわけではありません。

アスペクト表を見ると太陽とのアスペクトがなく、おかしいなと思いました。

でもよく見ると彼女が「女優」として世間に知られた理由が分かったんです。


社会的な到達点をあらわすMCと結びついているのは、10天体の中では火星だけだったからです。

しかも射手座と獅子座のきれいなトラインなので、火星の活動によって社会的に成功した、というわけです。

本来であれば、予想なのでMCのアスペクトまで見るのはどうかなと思いますが、予想のきっかけになった6ハウスカイロンと11ハウス天王星・8ハウス冥王星をそれぞれのハウスに収めようとすると、出生の時間帯は非常に限られてきます。これだけの状況証拠を積み重ねたので、この予想は信じられるかなと思いました。

そこでMCのアスペクトに戻ると、10天体の中では唯一火星なのですが、右端にもう一つアスペクトした天体があります。

カイロンは主要10天体には入っておらず、あまりなじみのない天体ですが、『占星術完全ガイド 』(ケヴィン・バーク)という本に興味深い記述がありました。

乙女座のカイロン:乙女座のカイロンは、識別と奉仕と関連した傷を示す。本当の意味で奉仕するということは、乙女座のカイロンにとって、当初は困難なことかもしれない。というのも、乙女座のカイロンを持つ人は、償いの気持ちと忍耐心によって奉仕に取り組み始め、殉教や自己犠牲という乙女座特有の状態へはまってしまうかもしれないからだ。

このホロスコープにおいてカイロンはMCとスクエア。火星が築いてきた女優としての社会的地位を、突然覆した状況と一致します。

なぜならアスペクトにおいて力を持つのは、より遠い天体であり、スクエアは不意に現れる影響だからです。

しかしカイロンは、月をはじめアスペクトを持つ全ての天体と良好な関係。

本人の中では、何の矛盾もない時間が流れています。

以上、清水富美加さんのホロスコープでした。


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