今回はこのニュースを基に音楽家のホロスコープを見てみたいと思います。
内田光子さんにグラミー賞=世界的ピアニスト、2度目の栄誉
時事通信 2/13(月) 7:22配信
【ロサンゼルス時事】米音楽界最高の栄誉とされる第59回グラミー賞の授賞式が12日午後(日本時間13日午前)、ロサンゼルスで行われ、英国を拠点に活動するピアニストの内田光子さん(68)の参加作品が、クラシック部門の最優秀ソロ・ボーカル・アルバム賞に輝いた。
米音楽界の栄誉とされるグラミー賞の授賞…ということで、カルミネートする(MCに一番近い)天体が「音楽」に関わっているハズ。
そもそも音楽を表す天体とは何でしょうか。
まず思いつくのは金星です。金星の「オクターブ違い」と呼ばれる海王星も音楽に関係します。
ピアノは?
ピアノを表す天体はあるのかWEB上で調べたら、水星だそうです。多くの楽器は水星が表すそうです。
要は小手先の技術を表すのが水星なので、水星の方向性が音楽に向けられていれば楽器演奏になる、ということでしょう。
それを頭に入れて、とりあえず正午を出生時刻として内田さんのホロスコープを作ったところ、なんと水星がカルミネート(というよりMCと完全な合)していたので、ほんの少しだけ修正して、いろいろ確認して予想ホロスコープとしたものがこちらです。
ほんの少しだけ修正した訳は、水星が10ハウスだと水星自体は山羊座なので、邦楽になってしまうからです。東儀秀樹さんのような音楽活動を、海外(射手座9ハウス太陽)でやっている人のイメージ。
水星を9ハウスの側にすると、海外の楽器となり、山羊座なので古典(音楽)となりますね。
カルミネートする水星は、そもそも太陽と木星(拡大を表す)と合ですから、これでもか!という栄誉が与えられるわけです。グラミー賞をとるのなら、これぐらいの配置でないと逆におかしいでしょう。
グラミー賞がらみでいうと、この配置でOK。
しかしこれだけで予想とするのは雑なので、念のため彼女の活動と照らし合わせてホロスコープの確認をしました。
続いて1984年に、イギリス室内管弦楽団を自ら指揮しつつ演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲の全曲演奏会を契機に、フィリップスにモーツァルトのピアノ・ソナタとピアノ協奏曲を全曲録音。これら一連のチクルスは空前の大成功を収め、これを契機に長い不遇の時代を経て名実ともに国際的な名声を不動のものとする。(ウィキペディアより引用)
さらっと書いてありますけど、ここにおかしな一文がありますよね。「自ら指揮しつつ演奏した」って何?
中学校の音楽教師みたいなレベルならわかりますけど、「イギリス室内管弦楽団を自ら指揮しつつ」ってすごくないですか?
彼女のCDのジャケット写真には、実際にピアノの前で指揮の手振りをしているものがありました。
この状況を表すのは、11ハウスのカスプ山羊座です。
11ハウスは1対多数の人間関係を表します。つまりグループ活動です。
彼女の11ハウスに天体はありません。したがって支配星の行方が1対多数の人間関係の方向性を決めます。
山羊座の支配星は土星です。土星は乙女座の6ハウスにあります。
土星は管理者を表し、乙女座は規律を表します。6ハウスのカスプ獅子座は表現活動を表します。表現活動における規律を司る管理者、に指揮者は当てはまります。
もう一つ、彼女の特徴をひろいます。
芸風
歴史的大家から薫陶を受け、現代音楽を演奏はしたものの古典派の演奏で名声を確立した点はカルメン・ピアッツィーニの活動と大変良く似ている。現在までにモーツァルト、ショパン、シューベルト、シューマン、ベートーヴェン、ドビュッシー、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクなどの作品を録音している。
楷書体の正統派、と思われることが多いが、楽譜を見ると作曲家の指示を無視してでも強引に指定を書き換えて弾くことが多々あり、ドビュッシーの音域ミスやシェーンベルクの音列ミスを独自に指摘して直して弾いた話はとくに有名である。そのあたりが「楽譜通りに弾く」ことを要求する楽壇からは受けが悪く、ある程度の記譜を残してあとは演奏家に任せる古典派以前のレパートリーで持ち味を発揮したのは必然の結果であった。(ウィキペディアより引用)
これを見ると彼女が型破りな音楽家であるとわかります。
型破りといえば、天王星。3ハウス天王星が水星・太陽とオポジションである配置を見れば、このエピソードも納得です。天王星のオポジションは、常識の枠を超えて独自性を主張するからです。
前述した指揮者とピアニストの一人二役にも、天王星の斬新さが影響しているはずです。
また私生活を表す月が獅子座で、この配置通りだと5ハウスになりますから、彼女は根っからのパフォーマーです。しかも冥王星と近接するため、表現力が極まっている。
彼女の太陽と月のアスペクトはシンプルで、ムダがありません。
月のアスペクトは冥王星と、芸術や音楽を表す海王星だけ。しかも海王星は天秤座の7ハウスにあります。
天秤座及び7ハウスは1対1の人間関係を表します。これは彼女が歌手との相性が良く、その共演によって人気を博した状況と一致します。今回の授賞対象となったアルバムもソプラノ歌手との共演という形式でした。
プロのピアニストとして世に出るためには、いろいろな素質が必要です。
ピアノ人口に比べたら、成功者は一握り。多くの人は厳しい練習に耐えられず、挫折してしまいます。
忍耐を表すのは土星です。彼女の土星は「訓練」の部屋6ハウスにあります。そして土星は、彼女にとってピアノを表す水星と良好な関係(トライン)でした。
土星的な努力の上に、人知を超えたエネルギー(トランスサタニアン)が才能として降り注ぎ、歴史に名を遺すピアニストが生まれたのです。
以上、内田光子さんのホロスコープでした。
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