布袋寅泰さんのホロスコープ

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前回木下優樹菜さんのところで、韓国のルーツを放棄したという話をしました。

でも、同様の境遇であってもそれを隠さない人もいます。

布袋寅泰さんは1962年、日本人・ロシア人のハーフの母親と韓国人の父親の間に生まれます。

いまでは多くの韓国人が日本社会で暮らしています。

しかし1960年代は韓国人に対するバッシングが強い時代でした。

彼自身も差別されたのですが、そんな時代にあってさえ隠そうとはしなかった。

この違いはどこから生まれるのでしょうか。


結論から先にいうと、7ハウスの月です。

マツコ・デラックスさん中村中さんの予想においても登場した、「個人的な部分をむき出しにする」という星です。

実は7ハウスの月は、布袋さんの予想のきっかけではありませんでした。

予想した後に、たまたま入っていた星。

彼の予想のきっかけとなったのは、彼の特異なルーツです。

彼の父親は貿易の仕事をしていて世界を飛び回っていたそうです。

そして韓国にも別の家庭を持っていたという秘密めいた家系。

群馬の高崎に豪邸を建てて暮らしていたそうですが、高校生の頃父親は破産し、日本国籍を持てなかった父の肩代わりをするかたちで母親がすべての借金を背負わされることになる。

両親は離婚。

こういう複雑な事情がある場合、4ハウスに天王星・海王星・冥王星のいずれかが入ります。

ここまでこじれた家庭環境の場合はほぼ間違いないです。

1962年2月1日の場合は、正午で仮につくったとき4ハウスに天王星・冥王星が入っていました。

多少修正して予想としたのがこちらのホロスコープです。

布袋寅泰


第4ハウスの天王星:伝統的な家系からの核家族化。血筋が途中から切れて接ぎ木するかのように、異質な環境に飛び込む人もいる。生活環境は異変が多く、どこにも根付かない生き方をする場合も。都市生活に適性がある。

第4ハウスの冥王星:深層意識を果てしなく探求する能力がある。 親の影響は常識的なものではなく、この子供に普通の意味での安心感を与えない。 しかしそれは表面的な平和を打ち破り、もっと大きなよりどころに行き着くことが多いので、必ずしも悪いとはいえない。

布袋さんの秘密という本を読んだのですが、彼の人生は自らのルーツを探る旅でもあるような気がしました。

誰にでも絶対に、生まれてきた意味があるはずだ。
それを探し出す旅をやめることは、
生命という大きなエネルギーに対する裏切りなのだと思う。

成功後、彼が初めて韓国に訪れたとき、滞在したホテルに1通の手紙が届けられました。

そのときは既に亡くなっていた父親の、腹違いの息子からのものでした。

そこで彼は父親の真実と自らのルーツの一端を知ることになります。


彼の人生はとても波瀾万丈です。

そこで1つのカギになっているのは7ハウスの月といえそうです。

第7ハウスの月:女性の援助によって社会的な経歴が作られる。 人気運がある。 個人的な部分を、社会的にむき出しにする。 特定の人に保護されて社会的なチャンスを獲得する。

故郷の高崎には彼の才能を見込んで、蔭ながら援助してくれた母親がいました。

上京後の試行錯誤の時期には、高崎時代からの彼女に経済的に頼るヒモ生活も経験しました。

最初の妻である山下久美子さんに出会った当初はBOOWYのブレーク前で、布袋さんのことは「山下久美子の男」として認知されるほどでした。つまり、彼女をきっかけにして彼の名前が知られていったという側面もあります。

BOOWY自体が、氷室京介さんに声をかけられて結成されたものでした。

要するに「7ハウス月」的な人の縁のお蔭を、布袋さんは数多く享受しているのです。


さて、布袋さんは9ハウスが強調されたホロスコープです。

9ハウスは海外や思想・宗教などを表します。

2012年からロンドンへ移住していますが、ウィキペディアや前述の本などみるともともと海外志向が強い人だということがわかります。

一方で、彼のドラゴンヘッドは「第3ハウス」にあります。

アストロ・ドット・コムでは表示されてませんが、ドラゴンテイルは180度反対に位置しています。

つまり、彼の苦手分野を表すドラゴンテイルが「第9ハウス」にあるのです。

これはどういうことでしょうか。


ドラゴンテイルは在室するハウスに対して、社会的発展を「抑制する」作用があります。

つまり、ブレーキの役割を果たす。

ドラゴンヘッドは在室するハウスに対して、社会的発展を「うながす」作用があります。

つまり、アクセルの役割を果たす。

太陽をはじめ多くの天体が、私の予想では9ハウスに集まっています。

これは布袋さんが海外志向だという事実と符合します。

しかし、9ハウスにドラゴンテイルがあるために、日本での活躍に比べると海外では発展できていないようです。

これは矛盾のように見えるけれども、ある意味仕方のないことなのかもしれません。

3ハウスはハウツー的なテクニックに対する興奮や追求心を醸し出します。

3ハウスのドラゴンヘッドは彼が「布袋寅泰」であるために必要な「テクニック」を彼にプレゼントしたのです。

「布袋寅泰」は何のテクニックを必要としたのでしょうか。

それは、彼が幼い頃からあこがれ続けた「洋楽(=9ハウス)」のテクニックです。

つまりこの配置は海外での発展を抑制するけれども、

この配置がなければ、「布袋寅泰」は生まれなかったのです。


最後に、しごく当然のことをいいました(笑)。

今日はこの辺にしておきます。


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