松本人志さんの誕生日は9月8日。
9月8日って何座だっけ?と思って調べると、乙女座。
・・・乙女座。まぁどことなくシャイな感じもあるのでありえるでしょう。
月が派手なのかな?と思って調べると、牡牛座。
・・・完全に牡牛座。
乙女座・牡牛座という地のサインのコンビです。
・・・地味かっ!?(笑)
まぁ松岡修造さんの例があるので、こんなことでは(大きくは)驚きません。
とはいえ、お笑い芸人で出たがりな人物になるためには、地味な要素を反転させる必要があります。
松本人志さんの場合は、お笑い芸人としてテレビで活躍するだけでなく、映画も何本か作っています。
こういう人の場合は、わりと単純に考えることができます。
すなわち、公の活動を表す太陽を、芸術表現や創作活動の部屋である第5ハウスに入れてしまえばいい。
松本さんの場合は、太陽の近くに4つの星があったので、それらをまとめて5ハウスに入れました。
ここまですれば、彼の派手な活動にも納得がいきます。
さて、これが合っているかどうか確認していきます。
実は、私がよく引用している『完全マスター西洋占星術 』(松村潔著)によると、「多くの作家や芸術家は、第5ハウスが強いかというと案外そうでもなく、むしろ第7ハウスが強い人が多い」そうなのです。その理由は「(第7ハウスが強い人は)人が理解されるものをつくるために、このように書いたら相手はどう思うかということを意識しながら作品を書く」から。「第5ハウスは、こうした他人の反応を全く度外視して、自分の中からあふれるものをはき出すだけなので、理解されるということまで意識できていません。」と、あります。
ここで、なぜ彼の太陽を5ハウスに入れて良いかと思ったかというと、彼の映画『大日本人』があまりおもしろくなかったからです(笑)。
松村さんの解釈のように、『大日本人』は他人の反応は度外視して自分のつくりたいものをつくっただけのように私は感じました。
彼がお笑いの分野で成功したのは、第5ハウス的な才能を他人に理解されやすいように方向づけるパートナーがいたからだと思います。
パートナーとはもちろん浜田雅功さんのことであり、部分的には島田紳助さんであったと思います。
思い返すと、松本人志さんのお笑い活動にはほぼこうしたパートナーがいました。
『スベらない話』のシリーズでは一人だったかもしれませんが、あれはプロデューサー的な立場でした。
ホロスコープの上の方に「9ハウスに天体が空室かつドラゴンテイルが入る」と書きました。
これを指摘したのは、映画『大日本人』には思想がないなぁと思ったからです。
思想の部屋である第9ハウスに天体がなく、自分の不得意分野を示すドラゴンテイルが入っている。ドラゴンテイルはドラゴンヘッドの正反対に位置しています。
松本さんの得意分野であるドラゴンヘッドは3ハウスにありますから、ドラゴンテイルは9ハウスにあることになります。
言語活動の部屋である第3ハウスにドラゴンヘッドがあるというのも、松本さんらしいといえます。
月は、12ハウスになります。
最近では中島知子さんのホロスコープで紹介しましたが、「私生活を神秘のベールで隠そうとする」というやつです。そのとおりですね。
また、山瀬まみさんのホロスコープで紹介した第6ハウスの海王星もあります。「規則的な就労姿勢が身につかず、気分が変動するので、使う側としては扱いにくい」というやつです。
彼が普通の会社員として働いているところは想像しにくいので、これも合っていると思います。タバコも吸いますし。
ハウスを予想する場合、はげしい体験になることが多い天王星・海王星・冥王星を手掛かりにするのもひとつの方法です。
今回は第5ハウスの天王星・冥王星が、リアルに松本人志さんを物語っていたので紹介します。
第5ハウスの天王星:オリジナルな自分の人生を演出する。 人と違う趣味を楽しむことを望む。 時には変人と思われるのを好むところも。 恋愛は変則的なシチュエーションほど燃える。 斬新な創造性をもつ。
第5ハウスの冥王星:時代性に無関係な、独自のクリエイティブなセンスを持つ。 自分の人生を演出するときに、とかく極端なドラマに傾斜しやすく、中庸がない。 性の冒険に走りやすい。 ジョークは極端。 危険なことに誘惑の気持ちが働く。
ほかの天体も矛盾しないと思いました。
私がハウスを予想する際に占星術的な解釈を松村さんなどの本に丸投げしているのは、客観性を確保するためです。
占星術的な解釈自体も自分で行うと、よほど詳しい人以外は確度が下がります。
少なくとも私は占星術の専門家ではないので、専門家の客観的な情報と適合させることをハウス予想の第一義としています。
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