2015年9月28日、妻の吹石一恵さんの誕生日に結婚された福山雅治さんをみてみます。
ヤフーニュースではこのように結婚の経緯が綴られていました。
シンガーソングライターの福山雅治（４６）が女優・吹石一恵（３３）と入籍したことを２８日、発表した。この日が吹石の３３歳の誕生日だった。２人は２０１２年１月、“通い愛”が報じられていた。日本中を“震撼”させた“日本一のモテ男”の電撃結婚。２人の出会いは１４年前。福山がカメラマンとして、当時１８歳だった吹石の“高校卒業記念写真”を撮影したことだった。関係者によると、１０年ごろに「知人の紹介で知り合い」、再会したことが交際のきっかけとなった。
実は福山さんと吹石さんは出生時刻が公表されています。
そのため個々のホロスコープについてはこれまで数多く検証されてきたと思います。ここでは再会した2010年頃の経過図と、お二人の相性などをみてみたいと思います。
経過図（トランシット図）とは、今現在の天を移動している天体の配置図のことです。占星術では、出生図に経過図を重ねそこに生じるアスペクトなどを解読する方法を経過法（トランシット法）といいます。過去にさかのぼれば、過去の時点での経過の天体の影響を見ることができます。
経過法ではアスペクトのなかで「合」が最も影響力があります。それに準じるのが180度（オポジション）･90度（スクエア）です。それ以外のアスペクトは、基本的にはあまり重視されません。
こちらは福山雅治さんの出生図にお二人が再会したという2010年の経過図（外縁部）をあわせたものです。
福山さんの場合は、経過の木星が出生の金星と合になろうとしています。暫定的に2010年9月28日の経過図でだしていますが、だいたい木星がこのあたりというイメージは分かると思います。
経過法では12年で1周する経過の木星が出生図の主要な天体を通過する（つまり合の）とき、その天体の幸運度が高まるといわれています。金星は愛を司る天体のため、経過の木星との合では恋愛運が最高潮に達します。
福山さんにとっては再会した2010年が、恋愛観が最高に高まる時期だったのでしょう。
こちらは吹石一恵さんの出生図に同じく2010年の経過図をあわせたものです。
吹石さんの場合は経過の木星が出生の金星と180度（オポジション）の関係になっています。
経過の木星が出生の天体と合となるとき幸運が訪れますが、スクエアやオポジションの場合は転機になります。
恋愛はその時に相手が現れるか、その時に相手に何かを感じるか、その時に相手が何かを感じるかというタイミングがものをいいます。
福山さんと吹石さんの金星はオポジションですが、タイミング的には共鳴する配置であったことがわかります。つまり恋愛にスイッチが入る時期が同じなのです。吹石さんの金星（恋愛観）も2010年に転機が訪れたことがホロスコープからも分かります。
木星は12年で1周するため、2015年9月28日には乙女座の10度あたりを運行していました（赤い丸印のところ）。
つまり、吹石さんにおける恋愛の最高潮の時（出生の金星と経過の木星の合／2016年頃）を目前にして、彼女のなかで気持ちが高まったベストタイミングが2015年9月28日だったのでしょう。
福山さんの出生の海王星は10ハウスにあり、これは結婚という「形」（入籍）にはこだわらないことを意味します。また福山さんの月は冥王星とタイトな合なので、自分の気持ちの細かい部分をあまり把握できません。それらを考慮すると、吹石さんの意向に合わせる部分が多い結婚だったと想像されます。
さて、こちらは福山さんの出生図（内周）と吹石さんの出生図（外周）をあわせた2重円のホロスコープです。
これをみるとお二人の相性の良さがうかがわれます。
まず福山さんの太陽と吹石さんの月が合で、これは結婚の相性としては最良とされます。福山さんの場合は太陽だけでなくアセンダントも水瓶座なので、水瓶座の月をもつ吹石さんと意気投合したのでしょう。
これをもつカップルは宿命的なケースが多いようです。
たとえば市村正親さんの太陽と篠原涼子さんの月はやはり水瓶座でタイトな合を形成しています。
あと林家ペーさんの太陽、林家パー子さんの月も射手座で合を形成していて、血液型Ｂ型―Ａ型という相性の悪さを乗り越えて強く結ばれています。
男性にとっての配偶者意識を表すのは月であり、女性にとっての配偶者意識は太陽です。
そのため男性の月と女性の太陽の合もまた、結婚の相性としては最良とされます。
福山雅治さんの月と吹石一恵さんの太陽はオーブを10度とみれば合になるほどに近接しています。
ただしサインが異なるため、合であったとしても効力は小さいですが、いずれにしてもとても相性の良い2重円だと思います。
ちなみに男性の月と女性の太陽が合のカップルは、典型的なおしどり夫婦になる可能性があります。
これをもつ例として唐沢寿明さんと山口智子さん、チェリッシュのお二人（松崎好孝さんと松崎悦子さん）、谷隼人さんと松岡きっこさんがいます。
あとは、福山さんの金星と吹石さんの火星がトラインで良好な関係です。
これは性的な相性の良さを表します。
金星が受け止める側なので、どちらかというと火星側がリードする方が良好な関係になる配置です。
実際のセックスもそうですが、火星側（吹石さん）のセックスアピールに金星側（福山さん）が夢中になるという形でも表れるでしょう。
全体にイージーアスペクトが多く、ハードアスペクトが少ないと思いました。血液型もＯ型（福山さん）とＡ型（吹石さん）で、これも相性の良い組み合わせです。
お二人とも出生時刻がわかっている非常に珍しいケースですので、占星術の格好の材料として今後も検証されていくでしょう。
お幸せに☆
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