ドナルド・トランプさんのホロスコープ

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アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプさんのホロスコープを見てみます。

アストロドットコムに出生時刻などのデータがありましたので、たぶん正しいと思います。


とてもハッキリした部分と、微妙な部分があるホロスコープだと思いました。

ハッキリした部分は、天体がほぼ東半球に集まっているところです。

ハッキリしていますね。東半球は自分で決めていく生き方、西半球は他人との関わりによって決めていく生き方を表します。

これだけ東半球に偏っていると独断専行になりやすいので、他人の話は聞かないと思います。文字通り「聞く耳を持たない」のです。


ホロスコープにいつもの書入れをしたのがこちらです。

まずわかりやすい部分から説明していきます。

いちばんそれっぽいのは、MCが牡牛座であるところですね。

MC牡牛座は人々に「物質的な安定の大切さを伝える」職業に就く人が多いです。

トランプさんは不動産王と呼ばれ、ビジネスの世界で地位と名声を築いてきたので、MC牡牛座はふさわしいと思いました。


不動産王
1970年代からオフィスビル開発やホテル、カジノ経営などに乗り出し、1980年代には、ロナルド・レーガン政権下における景況感の回復を背景に大成功を収め、アメリカの不動産王と呼ばれることになる。
自己顕示欲が旺盛であると言われ、各種メディアに積極的に露出するだけでなく、自らが開発・運営する不動産に「トランプ・タワー」、「トランプ・プラザ」、「トランプ・マリーナ」、「トランプ・タージマハール」など、自分の名前を冠している。(wikipediaより引用) 


なぜ不動産業で成功したかというと、MC牡牛座の支配星金星が蟹座だからでしょう。

蟹座は家や不動産を表します。金星は父親を表す土星と合です。これも父親の不動産業を継承発展させた事実と合致しています。


では、なぜあそこまで成功できたかというと、MCをカスプとする10ハウスに太陽があり、得意分野を表すドラゴンヘッドと合だからです。

わかりやすいですね。

大金持ちになった理由は2ハウスにもあります。

経済状況を表す2ハウスに、拡大を表す木星があります。2ハウスの木星は10ハウスの太陽とトラインの関係なので、仕事によってお金がどんどん入ってきたのでしょう。


あと、彼らしいのはアセンダントと火星の合ですね。

アセンダントは発想の起点になるので、攻撃的な火星と合であるのは、彼の発言や生き方を見れば納得のいくところです。しかもアセンダントはギリギリで獅子座。獅子座なのは派手な外見からも納得がいきますし、彼の自己顕示欲の強さも示しています。

おもしろいのは、12ハウスの側からアセンダントに掛かっているところです。1ハウスの側にあれば正攻法ですが、12ハウス側なのでやり方に狡猾さがあります。

それでも目立ってしまうわけは、火星とアセンダントが獅子座にあるからです。この辺の陰と陽の使い分けが微妙な位置関係だと思いました。


公的な立場を表す太陽は双子座。

ひとつの分野だけでは満足できなかったのでしょう。ビジネスの世界だけには留まらず、政治の世界にも進出しました。政界においても10ハウス太陽のドラゴンヘッドとの合は、彼を大統領にまで押し上げてしまいました。

政治において彼が示したのは、牡牛座のもう一つの意味である「価値観」でしょう。彼の価値観とは、強いアメリカを守ろうとすること。

なぜ守ろうとするのでしょうか。なぜなら、MC牡牛座の支配星金星が蟹座だからです。蟹座の排他性や保護主義が彼の政策に影響を与えています。

政治活動は対集団の活動なので11ハウスだと思います。11ハウスには3つも天体があり有力なハウスに見えます。しかしよく見るといずれの天体にも有効なアスペクトがないんです。

3つの天体はあまり力になってくれないとすると、彼の政治的発想は11ハウスの支配星に従うことになります。カスプである双子座の支配星(水星)は11ハウスなので堂々巡り。では11ハウスの大半を占める蟹座はどうか。蟹座の支配星月は4ハウスにあります。なので、家庭やプライベートな部分が彼の政治活動に影響を与えることになります。

しかも月は10ハウスの太陽・天王星とオポジションの関係であり、働き掛けています。彼の家族が選挙において力になったことは月と太陽の関係をよく表しています。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙で立候補した父ドナルドの政治活動でも出馬会見や集会で前座を務め、副大統領候補や選対本部長の人選に介入し、大統領首席補佐官や閣僚の選定にも加わるなど父ドナルドの顧問となった夫ジャレッド・クシュナーとともにその絶大な影響力から「政治を私物化してる」という批判もあり、「才色兼備」としても注目を集めてることから父ドナルドの「秘密兵器」とも呼ばれている(wikipediaイヴァンカ・トランプより引用)。


他にも突っ込みどころはありますが、この辺にしておきましょう。大方においてわかりやすいホロスコープであり、生き方がよく表れていると思いました。


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